8/30に京都府福知山市(JCC 2202)・道の駅「農匠の郷やくの(22-09)」に移動運用に行ってきましたのでご報告します。
今年はお盆を過ぎるとめっきり涼しくなり、いつものような残暑にならないですね。とはいえ夏の疲れが出てくる頃ですので、日帰りで温泉に行くことにしました。
農匠の郷やくのは昨年も2回移動運用を行ったところです。ところがその後農匠の郷やくのを運営する「やくのふる里公社」が経営破綻し、大半の施設が閉鎖されるというとんでもないことになっていました。農匠の郷やくのは温泉だけでなく宿泊施設や和菓子作り体験施設など「ハコモノ」が多く、その維持管理だけで大変なコストが必要だったようです。加えて目玉になっていた温泉も福知山市内や朝来市内に温泉施設がオープンしたことから過当競争になり、お客が減少していたようです。ついには温泉の管理に手を抜くようになり、お湯から大腸菌が検出されて閉鎖されていました。
やくのふる里公社は結局破産し、設置者の福知山市(完成時は夜久野町。その後福知山市と合併)が福知山市内の温泉付きホテルの会社に運営を委託し、再整備の上で今年春から再オープンしています。
今回は再開後始めての訪問です。ここでの運用は道の駅アワードにも使えますので、アワード用に道の駅のスタンプを押せるよう白紙のQSL用紙を持参しています。
農匠の郷やくのに到着。お天気は雨。ここは敷地がとんでもなく広いので大きなアンテナも大丈夫です。アンテナはZA-721Hのみにしました。

雨ですのでこの東屋からQRVです。ハイバンドのシーズンがほぼ終わりましたので21MHzは微妙ですが7MHzは使えるでしょう。アンテナを張って9時からスタートです。
まずは7MHzをワッチ。今日は大混雑です。あちこちの移動局だけでなく強力な固定局もCQを出しており、空き周波数が全然ありません。こちらから強い局をコールするのですが、どの周波数も何重に混信し普段なら呼べばコールが返ってくるようなSの局ですらQSOが大変です(JQ2の方にはQRMで大変ご迷惑をおかけしました)。こんなにすごかったっけ?という感じです。早くバンド拡張が実現して欲しいですね。
今日は日本テレビ系の24時間テレビがあるため、ネット局のアマチュア無線クラブがいくつかQRVしています。どれもかなりのパイルです。今日ばかりは8Jとか8NよりパイルになってましたHi
一方の21MHzは最初8エリアのみでしたが、徐々に7エリアが開いてきました。どうも1エリアから8エリアや7エリアが開いているらしく、7エリアの局によるとQRMがかなりあるそうです。
運用場所の前の広場はゲートボール場になっていたはずですが、芝が放置されています。誰も使っていないのでしょうね。
7MHzは相変わらず激しい混雑状態。21MHzはついに北関東まで開きましたが、どうも打ち勝てないみたいです。上の画像にある木製ポールが3本のうち2本撤去され、以前のようにアンテナを高く張れることができなくなり、こちらの電波はどうも強いSにならないようです。8N750MCSとQSOし、12時になりましたので終了です。
農匠の郷やくのには軽食屋さんがあります。
にしんそばを頼んでみました。ここのそばは麺がしっかりしてダシも薄味なのでおいしいです。おやつにマフィンを売っていました。手作りで定評のあるお店です。
道の駅のスタンプは温泉施設閉鎖中は産直市にあったようですが、温泉施設に戻されていました。スタンプを押してから温泉に入って帰宅しました。
FBなCondxだったとは思いますが、そのために5Wで力負けした感じです。この移動地はアンテナを十分な地上高で張れなくなりましたので、アンテナを少し考えた方がいいのかも知れません。
本日は7MHzで5局、21MHzで4局の計9局とQSOできました。各局ありがとうございました。