移動耳より情報

[第一航空の運航が当面停止に]
8/28に粟国空港で発生した第一航空DHC-6-400型機の滑走路逸脱事故により第一航空の運航が当面停止されています。泊ふ頭からの村営フェリーが欠航した場合はアイラス航空によるヘリチャーターのみとなっていますのでご注意ください。

現在訓練飛行を行っていた２号機についても飛行が止められているため予定されていた石垣－多良間、石垣－波照間の就航も延期となりました。

DHC-6-400型機はカナダのヴァイキング社が製造した機材で、日本では初めての導入であったためトラブル事例の蓄積がなく事故調査には時間を要することが考えられます。


[ゆいゆい号が廃止に]
那覇バスが運行していた市内循環バス「ゆいゆい号」が8/30で廃止されました。那覇空港から首里城や識名園へ乗り換えなしで行くことができ、一部便のみながらガイドが乗車し案内してくれるなど観光客を意識したバスでした。しかしながら知名度が上がらず乗客が伸びないため徐々に縮小されついに廃止に至りました。これにより「うみそらトンネル」を活用した空港－市内間の連絡バスは全て消えることになりました。

同様の観光を意識した市内循環バスは全国で運転されていますが需要が伸びず西鉄の福岡市内循環バス「ぐりーん」が廃止されるなど維持が難しいのが実情です。鹿児島市バス、仙台市バスなど公営バスでは市の意向があるため赤字でも続けられますが民営では採算上苦しいのでしょうね。

なお、この「ゆいゆい号」は777番という系統番号を持っていたものの車両やバス停に記載されない幻の番号でした。


[宮古協栄バスがダイヤを改正]
宮古島の路線バス業者である宮古協栄バスが8/1にダイヤ改正を行い、多くのバス停で時刻が変更されています。伊良部大橋開通時に平良港に乗り入れるようダイヤ改正を行っており、恐らくその際の不具合を修正するためのダイヤ改正だと思われます。運転本数は維持されているようです。

なお始発の「駐車場前」の場所がどこかはっきり分からないなど「謎の路線」とも言われている久松線については補助路線になっていないこと、伊良部島の共和バスが伊良部大橋の開通に伴う平良港への乗り入れにより近いルートを通るようになったことから2016年3月末で廃止される予定で既に当局に対し申請を行っているようです。現在は１日１往復半しかないため乗ってみたい方はお早めにどうぞ。