JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

松山・大分移動運用報告⑤

2018-05-29 | 移動運用結果報告
5/4(祝)佐伯→津久見→保戸島→津久見→佐伯→大入島→佐伯→宮崎空港→伊丹
今日は最終日です。津久見の保戸島に行き、佐伯に戻って大入島からもQRVし夜には伊丹に戻ります。

津久見に泊まれなかったので一旦佐伯から津久見に向かう形です。使わない荷物はホテルに預かってもらいます。歩いて2分で佐伯駅に到着。

大分方面から佐伯にやってくる普通電車は1~2時間に1本ありますが、以南は県境越えになるので佐伯が終点となります。この先延岡までは極端に電車が少なくなり、延岡行きは早朝の1本だけ、夕方に途中の重岡止まりが2本あるだけです。延岡行きは6時18分発ですから既に出発しており、今日はもう普通電車で延岡に行くことはできません。

特急は1時間に1本前後とそれなり本数がありますが延岡まで停車しないそうです。事実上特急のためだけに線路がある状態です。延岡行きのバスもないとのこと。

6時33分発の中山香行き電車で佐伯を出発。「なかやまが」と読むそうで別府の先にあるようです。

津久見に戻ってきました。港に向かいましょう。


保戸島に向かいます。「やま丸」という会社が「マリンスター」「ニューやま2号」という2隻の旅客船で運航しています。1日6往復あるので地無垢島よりは遙かに便利です。

津久見(07:20発) → 保戸島(07:45着) 保戸島在島時間2時間25分
保戸島(10:10発) → 津久見(10:35着)

朝一番の保戸島行きに乗れば午前中だけでもまずまずの時間を確保できます。ここまでは1日2往復の島ばっかりで時間の制約が厳しかったのですが保戸島は本数が多いので有り難いです。

保戸島航路は元は津久見市営だったようですが1990年に「やま丸」に移管されています。交通事情の悪かった保戸島対岸の四浦半島への寄港を道路整備を理由に取りやめ、現在は津久見-保戸島の直航で所要時間は約25分です。

船は「マリンスター」です。1997年に臼杵の東九州造船で建造された77t・航海速力23ノットの旅客船です。東九州造船は現在下ノ江造船に吸収されています。

保戸島に到着。かなり独特の風景ですね。3階建ての家がずらりと並んでいます。地中海にこんな風景がありましたよね。

保戸島は人口約800人。かつてマグロ漁が盛んで高収入だったため3階建てを建てることができたのだとか。現在は高齢化や水産資源の減少で漁獲高は大きく落ち込んでいます。

港付近は狭いのでQRVが困難ですから集落から離れたところに行ってみます。島の突端部分に柵があるのでここで設営です。向こうに見えるのは九州本土側の四浦半島で100m位しか離れていません。


8時15分に7MHzでスタートです。6エリアから1エリアあたりまでオープンしています。保戸島も「ファーストです」という方が多いです。大分県南部の離島はホントにレアなところが多いですね。

9時7MHzが呼ばれなくなってきたので18MHzに行ってみましょう。こちらもオープンしており、1エリアなどは18の方が強いです。

オープンしていて楽しいのですが10時10分の船以降はしばらく船がないので延長はできません。時間になりましたので保戸島から引き上げです。保戸島からは7MHzで54局、18MHzで24局の計78局でした。


最後に保戸島名物「日本一狭い県道」を見に行きます。

表示がある通りこの路地裏が大分県道612号線なんです。一番狭いところで幅なんと1.2m。広い道ではなく路地裏が県道に指定された理由は今となっては分からないそうです。

港に戻ってきました。乗客の少ない昼間は小型の「ニューやま2号」で運航されています。1990年に東九州造船で建造された43tの旅客船です。速力は調べても出てきませんでしたが恐らく23ノットだと思われます。かなり排ガス臭い船でした。

10時35分に津久見港に到着。津久見から佐伯に戻ります。次は10時48分発の特急になります。

駅に戻る前にJAの産直市でお弁当とミカンを買いました。

昨日この産直市で危うく伸縮ポールを忘れそうになり、お店の人に呼び止められてましたhi 覚えてくれていたようで今日は店の外まで見送ってくれました。

ホームで特急を待ちましょう。列車の本数が少ないこともあり、昨年末に津久見の復興祈念で開催された「津久見冬まつり」ではこのホームをステージにして音楽の演奏が行われたそうです。そのステージにサプライズで伊勢正三さんが出演、みんなで「なごり雪」を歌ったとのこと。

お昼を食べるタイミングがないので産直市で買った弁当を特急の車内で食べます。ひじきご飯の弁当です。魚フライや付け合わせの千切りキャベツも含め産直市の隣にある工房の自家製みたいです。機械で切ったのではないザクザクしたキャベツを弁当で久しぶりに味わった気がします。

ご飯も一口食べたら潮の香りが広がりおいしかったです。


今回鍵となった津久見ですが、町は寂しくなったものの温かい人が多かったです。保戸島なんかも猫の島として宣伝すればもっとお客さんが来るでしょうし、太平洋セメントの鉱山や工場も何らかの形で見学できれば面白いでしょうね。何とか盛り返して欲しいと思います。


食べ終わると間もなく佐伯です。続きます。
コメント
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