旅行代理店のJTB沖縄と名護市の観光バス業者の北部観光バスが5月23日より共同で那覇空港-恩納村・美ら海水族館を結ぶ路線バス「沖縄エアポートシャトル」を開設することを明らかにしました。JTBが国内で路線バス事業に関わるのは初めてとされます。
「やんばる急行バス」「117番高速バス」に続く第3のバスとなりますが、沖縄を訪れる観光客は外国人を中心に伸びており、参入余地があるものと判断したと考えられます。
計画では上下あわせて1日25便(毎時1本程度)、Web予約を導入し当日満席で乗れないリスクを解消します(空席があれば予約なしでも利用可)。那覇市内-水族館の運賃は既存の業者とほぼ同額の片道2,000円ですが、6/30までは開業記念特別運賃として全区間の運賃を半額にするそうです。
#あまり大っぴらに宣伝していませんが、117番高速バスも那覇市内-水族館間の往復割引乗車券を発売しており、往復3,000円とかなり安く設定しています(正規運賃は往復4,000円前後)。那覇空港1Fの那覇バス案内所、那覇バスターミナルなどで買えます。
車両は観光バスタイプで無料WiFiが利用可能とのこと。
主な停車バス停は那覇空港-県庁北口-泊高橋-おもろまち-ナビービーチ前-かりゆしビーチ前-名護市役所前-記念公園前(水族館)-ホテルオリオンモトブで、西原IC-屋嘉IC間は沖縄道を走行します。那覇市内のみの利用はできないそうです。
やんばる急行バス・117番高速バス・沖縄エアポートシャトルの主要停留所をまとめた簡単な路線図を作ってみました。
(無断転載はお断りします)
一般道を走行する区間が長いため那覇空港-記念公園前の所要時間は2時間35分前後となり、やんばる急行バスの2時間20分前後、117番の2時間15分前後に比べると遅くなります。やんばる急行・117番とも恩納村を経由する便はなく、レンタカーがなければ陸の孤島となる恩納村のリゾートホテルから利用できることをアピールするものとみられます。
北部観光バスは過去に名護市近辺で路線バスを運行したことがあり(撤退し路線免許は消滅)、同社が車両の管理、運転手の手配を行うものと思われます。
[このバスだけで恩納村のリゾートへ行けるの?]
レンタカーがなければ陸の孤島である恩納村のリゾートホテルへのアクセスを考えた点では先行するバスとの差別化ができています。ただし恩納村内のバス停は2カ所のみで村内にあるリゾートホテルを全てカバーしている訳ではなく、バス停から先のアクセスを考える必要があります。
「このバスで恩納村のリゾートへ楽に行ける」と思わない方がいいです。バス停から先のアクセスを必ず確保してください。流しのタクシーは少ないはずですので予め宿泊先のホテルに恩納村のタクシー会社を聞いておくなど足の確保を行ってください。
旅行会社のパンフでは「人気の恩納村」といった文字が躍りますが、レンタカーを運転できない方には水族館に行くことすら苦労する立地であることご理解をお願いします。
[帰りの飛行機に間に合う?]
那覇市内のルートはやんばる急行バスのルートとほぼ同じで117番より便利です。ただこのルートは渋滞に巻き込まれると遅れやすく特に夕方は定時運行が困難と思われます。やんばる急行バスではゆいレールの古島駅に停車するため古島から空港まで時間の読めるゆいレールという手段があります。このバスでは「おもろまちで下車しゆいレール」というルートが渋滞対策になると思います。
[他に注意することはあるの?]
・沖縄道の本線上にある琉大入口、喜舎場、山里などは通過します。おもろまちの次はナビービーチ前となります。
・本部港も停車しませんので伊江島へのアクセスには使えません。
・トイレについて言及がなく、トイレ休憩を取るのかも不明です。やんばる急行バスは屋嘉ICのすぐ先にある伊芸SAでトイレ休憩がありますし、117番は名護バスターミナルで5分間停車しますから運転手に申し出ればトイレに行くことができます。2時間半かかるので気になるところです。
「やんばる急行バス」「117番高速バス」に続く第3のバスとなりますが、沖縄を訪れる観光客は外国人を中心に伸びており、参入余地があるものと判断したと考えられます。
計画では上下あわせて1日25便(毎時1本程度)、Web予約を導入し当日満席で乗れないリスクを解消します(空席があれば予約なしでも利用可)。那覇市内-水族館の運賃は既存の業者とほぼ同額の片道2,000円ですが、6/30までは開業記念特別運賃として全区間の運賃を半額にするそうです。
#あまり大っぴらに宣伝していませんが、117番高速バスも那覇市内-水族館間の往復割引乗車券を発売しており、往復3,000円とかなり安く設定しています(正規運賃は往復4,000円前後)。那覇空港1Fの那覇バス案内所、那覇バスターミナルなどで買えます。
車両は観光バスタイプで無料WiFiが利用可能とのこと。
主な停車バス停は那覇空港-県庁北口-泊高橋-おもろまち-ナビービーチ前-かりゆしビーチ前-名護市役所前-記念公園前(水族館)-ホテルオリオンモトブで、西原IC-屋嘉IC間は沖縄道を走行します。那覇市内のみの利用はできないそうです。
やんばる急行バス・117番高速バス・沖縄エアポートシャトルの主要停留所をまとめた簡単な路線図を作ってみました。
(無断転載はお断りします)
一般道を走行する区間が長いため那覇空港-記念公園前の所要時間は2時間35分前後となり、やんばる急行バスの2時間20分前後、117番の2時間15分前後に比べると遅くなります。やんばる急行・117番とも恩納村を経由する便はなく、レンタカーがなければ陸の孤島となる恩納村のリゾートホテルから利用できることをアピールするものとみられます。
北部観光バスは過去に名護市近辺で路線バスを運行したことがあり(撤退し路線免許は消滅)、同社が車両の管理、運転手の手配を行うものと思われます。
[このバスだけで恩納村のリゾートへ行けるの?]
レンタカーがなければ陸の孤島である恩納村のリゾートホテルへのアクセスを考えた点では先行するバスとの差別化ができています。ただし恩納村内のバス停は2カ所のみで村内にあるリゾートホテルを全てカバーしている訳ではなく、バス停から先のアクセスを考える必要があります。
「このバスで恩納村のリゾートへ楽に行ける」と思わない方がいいです。バス停から先のアクセスを必ず確保してください。流しのタクシーは少ないはずですので予め宿泊先のホテルに恩納村のタクシー会社を聞いておくなど足の確保を行ってください。
旅行会社のパンフでは「人気の恩納村」といった文字が躍りますが、レンタカーを運転できない方には水族館に行くことすら苦労する立地であることご理解をお願いします。
[帰りの飛行機に間に合う?]
那覇市内のルートはやんばる急行バスのルートとほぼ同じで117番より便利です。ただこのルートは渋滞に巻き込まれると遅れやすく特に夕方は定時運行が困難と思われます。やんばる急行バスではゆいレールの古島駅に停車するため古島から空港まで時間の読めるゆいレールという手段があります。このバスでは「おもろまちで下車しゆいレール」というルートが渋滞対策になると思います。
[他に注意することはあるの?]
・沖縄道の本線上にある琉大入口、喜舎場、山里などは通過します。おもろまちの次はナビービーチ前となります。
・本部港も停車しませんので伊江島へのアクセスには使えません。
・トイレについて言及がなく、トイレ休憩を取るのかも不明です。やんばる急行バスは屋嘉ICのすぐ先にある伊芸SAでトイレ休憩がありますし、117番は名護バスターミナルで5分間停車しますから運転手に申し出ればトイレに行くことができます。2時間半かかるので気になるところです。