先日奄美大島からの帰りに鹿児島市内に立ち寄っています。残念ながら雨ですしたので「雨傘企画」として鹿児島市内で御朱印巡りをしてきました。
【注】2日分を1つにまとめていますのでご了承ください。
まずは鹿児島最大の繁華街・天文館から少し南に行きましょう。
このような看板が出ており、道を入ると教王寺があります。ご覧の通り日蓮宗の寺院です。どうやら京都の本法寺の末寺にあたるようです。
明治の廃仏毀釈の動きが激しかった鹿児島では多くの寺院が失われ、歴史がある割にお寺が少なくなっています。加えて江戸時代に薩摩で禁教とされてきた浄土真宗が大久保利通らの保護により禁を解かれて布教を進めたこともあり、宗派の比率に大きな偏りがあります。日蓮宗は鹿児島では極めて少数派で、県内にわずか2つしか寺院がありません。そのうちの1つがこちらの教王寺です。
本堂に上がりチャイムを押すと対応してもらえました。お話を聞くと法華宗など日蓮宗系の寺院も少なく、先年ついに離島にある日蓮宗系の寺院が全てなくなったそうです。例えば種子島は鉄砲伝来当時本能寺の末寺が多く、信長は本能寺の軍事的価値を利用してきたのですが、既に全てのお寺がなくなってしまったとのこと。このため布教活動はおろか日常の維持も厳しくなっており、日蓮宗は鹿児島・宮崎・沖縄の3県を1つの教区(支部)にまとめているのだそうです。
九州では福岡、長崎と熱心な法華経信者であった加藤清正の影響が残る熊本は日蓮宗の寺院が多いそうです。
教王寺の御首題です。
続いては市電で荒田八幡へ。荒田八幡宮があります。
708年の創建とされていますが、実際には平安末期に現在の鹿児島神宮を分祀して創建されたのではないかとされています。
應神天皇らが主祭神で、まむし除けでも知られています。
荒田八幡宮の御朱印です。
さらにお隣の騎射場まで。
騎射場の電停前には「鹿児島王将」があります。京都の「餃子の王将」そっくりですよね。京セラの稲森さんが王将の創業者に掛け合い、鹿児島県内での王将の出店は鹿児島王将に一任するとの契約が結ばれています。このため鹿児島県内には「餃子の王将」は1軒もなく「鹿児島王将」だけがあります。メニューは王将に近いものの独自のものになっています。
ここから徒歩数分に鴨池日枝神社があります。住宅地の中にある神社で、この看板が目印です。
ん?なんかありません?
巨大おたふくが出迎えてくれました。高さ3m、この口の中を通ってお参りするようです。
おたふくをくぐって先にあるこちらが本殿です。神職の方に聞くとおたふくは初詣だけにして片付けたいそうですがあまりにも大きく人力では無理なのでそのままになっているのだとか。
鴨池日枝神社の御朱印です。
鹿児島市内には御朱印をもらえる寺社が少ないので、ちょっとした時間で回るのがいいと思われます。
今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
教王寺 1種を本堂で授与。御首題料はお気持ちで。
荒田八幡宮 1種を授与所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
鴨池日枝神社 1種を授与所で授与。500円。
【注】2日分を1つにまとめていますのでご了承ください。
まずは鹿児島最大の繁華街・天文館から少し南に行きましょう。
このような看板が出ており、道を入ると教王寺があります。ご覧の通り日蓮宗の寺院です。どうやら京都の本法寺の末寺にあたるようです。
明治の廃仏毀釈の動きが激しかった鹿児島では多くの寺院が失われ、歴史がある割にお寺が少なくなっています。加えて江戸時代に薩摩で禁教とされてきた浄土真宗が大久保利通らの保護により禁を解かれて布教を進めたこともあり、宗派の比率に大きな偏りがあります。日蓮宗は鹿児島では極めて少数派で、県内にわずか2つしか寺院がありません。そのうちの1つがこちらの教王寺です。
本堂に上がりチャイムを押すと対応してもらえました。お話を聞くと法華宗など日蓮宗系の寺院も少なく、先年ついに離島にある日蓮宗系の寺院が全てなくなったそうです。例えば種子島は鉄砲伝来当時本能寺の末寺が多く、信長は本能寺の軍事的価値を利用してきたのですが、既に全てのお寺がなくなってしまったとのこと。このため布教活動はおろか日常の維持も厳しくなっており、日蓮宗は鹿児島・宮崎・沖縄の3県を1つの教区(支部)にまとめているのだそうです。
九州では福岡、長崎と熱心な法華経信者であった加藤清正の影響が残る熊本は日蓮宗の寺院が多いそうです。
教王寺の御首題です。
続いては市電で荒田八幡へ。荒田八幡宮があります。
708年の創建とされていますが、実際には平安末期に現在の鹿児島神宮を分祀して創建されたのではないかとされています。
應神天皇らが主祭神で、まむし除けでも知られています。
荒田八幡宮の御朱印です。
さらにお隣の騎射場まで。
騎射場の電停前には「鹿児島王将」があります。京都の「餃子の王将」そっくりですよね。京セラの稲森さんが王将の創業者に掛け合い、鹿児島県内での王将の出店は鹿児島王将に一任するとの契約が結ばれています。このため鹿児島県内には「餃子の王将」は1軒もなく「鹿児島王将」だけがあります。メニューは王将に近いものの独自のものになっています。
ここから徒歩数分に鴨池日枝神社があります。住宅地の中にある神社で、この看板が目印です。
ん?なんかありません?
巨大おたふくが出迎えてくれました。高さ3m、この口の中を通ってお参りするようです。
おたふくをくぐって先にあるこちらが本殿です。神職の方に聞くとおたふくは初詣だけにして片付けたいそうですがあまりにも大きく人力では無理なのでそのままになっているのだとか。
鴨池日枝神社の御朱印です。
鹿児島市内には御朱印をもらえる寺社が少ないので、ちょっとした時間で回るのがいいと思われます。
今回の御朱印情報です(御朱印料は特記ない限り300円)。
教王寺 1種を本堂で授与。御首題料はお気持ちで。
荒田八幡宮 1種を授与所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
鴨池日枝神社 1種を授与所で授与。500円。