2/27(木)伊丹→奄美空港→笠利→奄美空港→喜界島(続き)
奄美空港に戻ってきました。改めて荷物を預けます。
JAL3837便は奄美15時45分発の喜界島行きです。ダイヤ上の所要時間は20分ですが、なにせ奄美空港からは喜界島が見えています。昨年RACが大東島の午後便を三角運航から北大東・南大東への直航に変更したため、この路線が国内で最も短い定期航空路線となりました。

県庁などの出先機関は奄美大島の名瀬にありますし、奄美大島-喜界島の船便は奄美海運が1日1往復、しかも喜界発が早朝、名瀬発が夜発というダイヤですから意外とお客さんが乗っています。
離陸後律儀に車輪を格納しますが、すぐに出し直して16時ちょうどに喜界空港に到着しました。かつての大東は何度か乗りましたが、なぜか毎回定刻には到着できず、中には40分かかったこともあったので実は今回が実質の最短になりました。
喜界島は全島が大島郡喜界町に属しています。

人口は6,300人でサトウキビの栽培が主産業です。喜界島では黒糖ではなく糖蜜をある程度落とした粗糖(赤ザラメ)として出荷しています。赤ザラメは黒糖ほど味の主張をしませんがある程度の風味やミネラルが残り、煮物などに使うとコクが出るなど使いやすいです。またゴマの生産量が日本一です(ただし国内消費のほとんどは中国などから輸入)。
島の中心は役場や空港、港が集まる湾地区です。

空港の滑走路は1,200mと短くプロペラ機が1日4回来るのみですから中心の湾にあっても差し支えないのでしょう。まるでローカル線の駅のような佇まいです。

鹿児島の離島空港名物手荷物引き渡し場。ターンテーブルがあるのは種子島・奄美・徳之島のみです。他のお客さんのゴルフバッグが見えていますが、喜界空港のお隣がゴルフ場(喜界ガーデンゴルフ)です。ショートコースのためか「ゴルフ場アワード」の対象になっていません。荷物を引き取り宿に向かいましょう。こんな小さな空港でもちゃんとJGCの優先引き渡しをやってくれますhi
宿は喜界第一ホテルにしています。こちらも湾にあり徒歩10分ほどのようですが連絡すると迎えに来てくれますからお願いしてあります。湾の集落は沖永良部の知名や和泊よりも大きな規模です。たぶん茶花<知名・和泊<湾<亀津<<名瀬じゃないかと思います。

マルエーのマークが入っている通りでマルエーフェリーなどのグループである奄美航空ツーリストが運営しています。ちなみに喜界空港の建物のオーナーも空港のハンドリングも喜界島の路線バスも奄美航空です。
建物自体は1979年の開業時のもので古いものの、手は入れてあります。シングルでも意外と広いですしWiFiも使えます。
本日の日没は18時19分。夕食は19時からで予約を取っているので日没までQRVすることが可能です。7MHzの本土は朝夕しか開かないため滞在中のチャンスは27夕・28朝夕・1朝のみです。1の朝が混み合うことが予想されますから分散させる目的もありお試しで出てみましょう。

場所はフェリーの発着する港の先にある緑地です。

いい具合に東屋があり、しかも少し周囲より高くなっており電波の飛びが良さそうです。しかも湾港を発着するフェリーは下りが朝4時半着で5時発、上りが20時30分着なので邪魔にはなりません。17時前に設営完了。
Xで周波数をアナウンスすると「待ってました」とばかりにコールが来ます。全国開いており、早いタイミングでクラスタに載せてもらうとものすごいパイルになってきました。次第にコールバックが分からない状態となってきました。
こうなるとエリア指定がベターなんですが、エリア指定を行うにはCondxの把握をした上でのブロックの割り振りとQRVできる残り時間の勘案が必要で、そのためにはオープン戦で何局かこなす必要があります。少し我慢して続けて「1」「7・8・0」「2・3・9」「4・5・6」の4ブロックで回すことに決めました。
久々ですので再度のご紹介となりますが、エリア指定は呼んでくる局を制限しパイルに伴う混乱を軽減することが目的ですから、10個のエリアをそれぞれ回す必要はなく、いくつかのブロックで回す形で十分ですし、早く回すことができ、待っている局のストレスを軽減できます。
この4ブロックでかなり混乱が軽減できました。何とかなりました。
さらに1周回してQRPの局と沖縄・奄美・大隅諸島の局指定をやってみました。QRPの局はこのパイルでは潰されるでしょうし、実際潰されるようなSでしたから、このタイミングで拾うことができてよかったです。コールいただいたQRPの局からはすごく感謝されました。
#最近はFT8への移行局が多いので猛パイルを捌くことがほとんどなくなりましたが、やっぱり以前の経験は活きるものですね。と開局40周年で改めて思いましたhi
18時10分の終了は決めていますから残り時間は20分。これでは4つのブロック回しをもう一度やるには時間が厳しいためオープン戦にするのがいいでしょう。エリア指定をする前よりも少しは混乱が軽減できています。
予定通り18時10分で終了。片付けて宿に戻りましょう。喜界町からは7MHzで99局でした。あと1局やっとけばよかったですかねhi
港には共同組海運の「みさき2」が来ています。

「みさき2」は2021年に大分の三浦造船所で建造された2,592t・航海速力18ノットのRORO船です。RORO船は車両甲板を持つ点ではフェリーと同じですが、客室がない(正確には12人分までは可能)点で異なります。荷物や車だけ運ぶフェリーと思えばイメージしやすいでしょうか。
ちなみに先代の「みさき」は鹿児島市内の鴨池港で「ぶーげんびりあ」の船名に変えられて係留されていましたが、どうやら鹿児島商船が中古で買って馬毛島の基地建設で物資の大量輸送が必要になっている種子島航路でRORO船として使っているようです。鹿児島商船のフェリーやRORO船はいかにも岩崎らしい不思議な船が多いのが特徴です。岩崎だしhi
今夜の夕食は居酒屋の「十兵衛」です。

島なので新鮮な魚が売りですが、郷土料理やピザなども置いています。

こちらは豚骨。

沖縄で言うソーメンチャンプルーに近い「油そうめん」です。喜界では「油うどん」も見かけました。乾麺であれば保存が利くので喜界島でも用意しやすいのでしょうね。
本日は奄美市・喜界町合わせて7MHzで99局、18MHzで38局、21MHzで12局の計149局でした。ありがとうございました。
奄美空港に戻ってきました。改めて荷物を預けます。
JAL3837便は奄美15時45分発の喜界島行きです。ダイヤ上の所要時間は20分ですが、なにせ奄美空港からは喜界島が見えています。昨年RACが大東島の午後便を三角運航から北大東・南大東への直航に変更したため、この路線が国内で最も短い定期航空路線となりました。

県庁などの出先機関は奄美大島の名瀬にありますし、奄美大島-喜界島の船便は奄美海運が1日1往復、しかも喜界発が早朝、名瀬発が夜発というダイヤですから意外とお客さんが乗っています。
離陸後律儀に車輪を格納しますが、すぐに出し直して16時ちょうどに喜界空港に到着しました。かつての大東は何度か乗りましたが、なぜか毎回定刻には到着できず、中には40分かかったこともあったので実は今回が実質の最短になりました。
喜界島は全島が大島郡喜界町に属しています。

人口は6,300人でサトウキビの栽培が主産業です。喜界島では黒糖ではなく糖蜜をある程度落とした粗糖(赤ザラメ)として出荷しています。赤ザラメは黒糖ほど味の主張をしませんがある程度の風味やミネラルが残り、煮物などに使うとコクが出るなど使いやすいです。またゴマの生産量が日本一です(ただし国内消費のほとんどは中国などから輸入)。
島の中心は役場や空港、港が集まる湾地区です。

空港の滑走路は1,200mと短くプロペラ機が1日4回来るのみですから中心の湾にあっても差し支えないのでしょう。まるでローカル線の駅のような佇まいです。

鹿児島の離島空港名物手荷物引き渡し場。ターンテーブルがあるのは種子島・奄美・徳之島のみです。他のお客さんのゴルフバッグが見えていますが、喜界空港のお隣がゴルフ場(喜界ガーデンゴルフ)です。ショートコースのためか「ゴルフ場アワード」の対象になっていません。荷物を引き取り宿に向かいましょう。こんな小さな空港でもちゃんとJGCの優先引き渡しをやってくれますhi
宿は喜界第一ホテルにしています。こちらも湾にあり徒歩10分ほどのようですが連絡すると迎えに来てくれますからお願いしてあります。湾の集落は沖永良部の知名や和泊よりも大きな規模です。たぶん茶花<知名・和泊<湾<亀津<<名瀬じゃないかと思います。

マルエーのマークが入っている通りでマルエーフェリーなどのグループである奄美航空ツーリストが運営しています。ちなみに喜界空港の建物のオーナーも空港のハンドリングも喜界島の路線バスも奄美航空です。
建物自体は1979年の開業時のもので古いものの、手は入れてあります。シングルでも意外と広いですしWiFiも使えます。
本日の日没は18時19分。夕食は19時からで予約を取っているので日没までQRVすることが可能です。7MHzの本土は朝夕しか開かないため滞在中のチャンスは27夕・28朝夕・1朝のみです。1の朝が混み合うことが予想されますから分散させる目的もありお試しで出てみましょう。

場所はフェリーの発着する港の先にある緑地です。

いい具合に東屋があり、しかも少し周囲より高くなっており電波の飛びが良さそうです。しかも湾港を発着するフェリーは下りが朝4時半着で5時発、上りが20時30分着なので邪魔にはなりません。17時前に設営完了。
Xで周波数をアナウンスすると「待ってました」とばかりにコールが来ます。全国開いており、早いタイミングでクラスタに載せてもらうとものすごいパイルになってきました。次第にコールバックが分からない状態となってきました。
こうなるとエリア指定がベターなんですが、エリア指定を行うにはCondxの把握をした上でのブロックの割り振りとQRVできる残り時間の勘案が必要で、そのためにはオープン戦で何局かこなす必要があります。少し我慢して続けて「1」「7・8・0」「2・3・9」「4・5・6」の4ブロックで回すことに決めました。
久々ですので再度のご紹介となりますが、エリア指定は呼んでくる局を制限しパイルに伴う混乱を軽減することが目的ですから、10個のエリアをそれぞれ回す必要はなく、いくつかのブロックで回す形で十分ですし、早く回すことができ、待っている局のストレスを軽減できます。
この4ブロックでかなり混乱が軽減できました。何とかなりました。
さらに1周回してQRPの局と沖縄・奄美・大隅諸島の局指定をやってみました。QRPの局はこのパイルでは潰されるでしょうし、実際潰されるようなSでしたから、このタイミングで拾うことができてよかったです。コールいただいたQRPの局からはすごく感謝されました。
#最近はFT8への移行局が多いので猛パイルを捌くことがほとんどなくなりましたが、やっぱり以前の経験は活きるものですね。と開局40周年で改めて思いましたhi
18時10分の終了は決めていますから残り時間は20分。これでは4つのブロック回しをもう一度やるには時間が厳しいためオープン戦にするのがいいでしょう。エリア指定をする前よりも少しは混乱が軽減できています。
予定通り18時10分で終了。片付けて宿に戻りましょう。喜界町からは7MHzで99局でした。あと1局やっとけばよかったですかねhi
港には共同組海運の「みさき2」が来ています。

「みさき2」は2021年に大分の三浦造船所で建造された2,592t・航海速力18ノットのRORO船です。RORO船は車両甲板を持つ点ではフェリーと同じですが、客室がない(正確には12人分までは可能)点で異なります。荷物や車だけ運ぶフェリーと思えばイメージしやすいでしょうか。
ちなみに先代の「みさき」は鹿児島市内の鴨池港で「ぶーげんびりあ」の船名に変えられて係留されていましたが、どうやら鹿児島商船が中古で買って馬毛島の基地建設で物資の大量輸送が必要になっている種子島航路でRORO船として使っているようです。鹿児島商船のフェリーやRORO船はいかにも岩崎らしい不思議な船が多いのが特徴です。岩崎だしhi
今夜の夕食は居酒屋の「十兵衛」です。

島なので新鮮な魚が売りですが、郷土料理やピザなども置いています。

こちらは豚骨。

沖縄で言うソーメンチャンプルーに近い「油そうめん」です。喜界では「油うどん」も見かけました。乾麺であれば保存が利くので喜界島でも用意しやすいのでしょうね。
本日は奄美市・喜界町合わせて7MHzで99局、18MHzで38局、21MHzで12局の計149局でした。ありがとうございました。