沖縄本島北部にある今帰仁村の古宇利島は近年人気が高まり多くの観光客を集めていますが、一方で公共交通機関での訪問が難しいことでも知られてきました。数年前にやんばる急行バスが無料の「シャトルバス」という形でバスを開業させたものの、利用できるのはやんばる急行バスの車内で乗車票を受け取った場合か今帰仁村の村民に限られていました。
やんばる急行バスが本島北部への手軽な交通手段を開拓し他社が追従したように古宇利島へのシャトルバスも拡充されることとなりましたのでご紹介します。
[やんばる急行バス]-一般利用を開放か?
同社の無料シャトルバスは一時期名護市中心部から南に外れた世冨慶からの発車に変更され、真喜屋から奥武島・屋我地島を経由し古宇利島に入るルートに変更されていましたが、これを廃止し1/22より本部博物館前-今帰仁城趾-今帰仁城趾入口-今帰仁村役場-ワルミ大橋-古宇利島のルートに変更されました。本部町内での延伸区間があるもののほぼ当初の形に戻された形です。1日3往復で、経路上であれば自由に乗降できる模様です。
今回の改正によりこれまで「やんばる急行バスの利用がシャトルバスの利用条件」となっていたものが「どなたでも利用できますが混雑時等はやんばる急行バスご利用の方を優先」と変わっています。従って名護バスターミナルから今帰仁村役場まで北部支線の66番(帰りは65番)を利用することも可能ではないかと思われます。接続を確認していませんが、今帰仁村役場までの所要時間は65/66番の方が短いと思います。一般利用が可能かは念のため同社に電話確認を。
[沖縄エアポートシャトル]-古宇利島へのシャトルバスに新規参入
今のところ3/1~4/5の限定としていますが古宇利島への無料シャトルバスに参入します。美ら海水族館近くのエメラルドビーチが始発で、古宇利島まではノンストップです。1日3往復が予定されています。
こちらは沖縄エアポートシャトルの車内で乗車票を配布するとのことで、今のところこの乗車票が必要となるようです。
[そもそもなんで無料シャトルバスなの?]
恐らく途中で必ず経由することになる屋我地島に北部支線の72番屋我地線(名護バスターミナル-運天原:屋我地島)があるためと思われます。屋我地線はダイヤを見れば分かっていただけると思いますが1日数便の閑散路線で、赤字補助を受けて路線が維持されています。この赤字補助は「並行する他社の路線がないこと」が条件となっており、もし有料のシャトルバスにした場合に72番は補助を受けられなくなり島の学生の通学に支障が出てしまいます。
無料バスなのは屋我地線の赤字補助の要件を維持するための策ではないかと考えられます。「72番を屋我地島から古宇利島に延長すればいいのに」と考える方もいるでしょうが、屋我地島止まりであれば名護市内で完結しますが古宇利島は今帰仁村であり、新たに今帰仁村も赤字補助を出す必要があります。小さな村にその負担はできないようで、屋我地島止まりなのだと考えられます。
従って琉球バスや沖縄バスが運行している111/117番高速バスと接続するシャトルバスを運転することは難しいものと思われます。65/66番を利用しやんばる急行バスのシャトルバスが利用できればこれがいい手段となるでしょう。
やんばる急行バスが本島北部への手軽な交通手段を開拓し他社が追従したように古宇利島へのシャトルバスも拡充されることとなりましたのでご紹介します。
[やんばる急行バス]-一般利用を開放か?
同社の無料シャトルバスは一時期名護市中心部から南に外れた世冨慶からの発車に変更され、真喜屋から奥武島・屋我地島を経由し古宇利島に入るルートに変更されていましたが、これを廃止し1/22より本部博物館前-今帰仁城趾-今帰仁城趾入口-今帰仁村役場-ワルミ大橋-古宇利島のルートに変更されました。本部町内での延伸区間があるもののほぼ当初の形に戻された形です。1日3往復で、経路上であれば自由に乗降できる模様です。
今回の改正によりこれまで「やんばる急行バスの利用がシャトルバスの利用条件」となっていたものが「どなたでも利用できますが混雑時等はやんばる急行バスご利用の方を優先」と変わっています。従って名護バスターミナルから今帰仁村役場まで北部支線の66番(帰りは65番)を利用することも可能ではないかと思われます。接続を確認していませんが、今帰仁村役場までの所要時間は65/66番の方が短いと思います。一般利用が可能かは念のため同社に電話確認を。
[沖縄エアポートシャトル]-古宇利島へのシャトルバスに新規参入
今のところ3/1~4/5の限定としていますが古宇利島への無料シャトルバスに参入します。美ら海水族館近くのエメラルドビーチが始発で、古宇利島まではノンストップです。1日3往復が予定されています。
こちらは沖縄エアポートシャトルの車内で乗車票を配布するとのことで、今のところこの乗車票が必要となるようです。
[そもそもなんで無料シャトルバスなの?]
恐らく途中で必ず経由することになる屋我地島に北部支線の72番屋我地線(名護バスターミナル-運天原:屋我地島)があるためと思われます。屋我地線はダイヤを見れば分かっていただけると思いますが1日数便の閑散路線で、赤字補助を受けて路線が維持されています。この赤字補助は「並行する他社の路線がないこと」が条件となっており、もし有料のシャトルバスにした場合に72番は補助を受けられなくなり島の学生の通学に支障が出てしまいます。
無料バスなのは屋我地線の赤字補助の要件を維持するための策ではないかと考えられます。「72番を屋我地島から古宇利島に延長すればいいのに」と考える方もいるでしょうが、屋我地島止まりであれば名護市内で完結しますが古宇利島は今帰仁村であり、新たに今帰仁村も赤字補助を出す必要があります。小さな村にその負担はできないようで、屋我地島止まりなのだと考えられます。
従って琉球バスや沖縄バスが運行している111/117番高速バスと接続するシャトルバスを運転することは難しいものと思われます。65/66番を利用しやんばる急行バスのシャトルバスが利用できればこれがいい手段となるでしょう。