JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

東北移動運用報告③

2024-05-14 | 移動運用結果報告
5/1(水)盛岡→仙台→槻木→仙台
今日は朝のうちに宮城県に入り、宮城県南部で移動運用です。宮城県南部は「仙南」とも呼ばれており、比較的温暖とされ農業が盛んなエリアです。


朝の新幹線で仙台に向かいます。仙台で乗り継ぐ電車の関係で「はやぶさ」を選んだのでたった40分で到着です。下手に寝過ごしてしまうと次は大宮なので怖いですhi

仙台で東北本線の白石方面行きに乗り、槻木駅で下車します。仙石線や仙山線は比較的短い距離で駅が設置されていますが東北本線は駅同士の距離が長いようです。

槻木駅に到着。柴田郡柴田町にあり、東北本線と阿武隈急行線の分岐点になります。

駅のすぐ東に阿武隈川が流れており槻木橋で渡ることができます。対岸には角田市と亘理郡亘理町の境があるため、両方を簡単に回ることができます。時間があれば槻木側の柴田町でもQRV可能なのです。

ではまず亘理町から。人口約3.3万人で、阿武隈川を渡る渡船場があったため「わたり」の地名になったとされています。いちごの栽培が盛んで東北では最も多い出荷量を誇っています。

阿武隈川の河川敷にアンテナを設営し9時30分にスタートです。今日もCondxがBFです。ドツボだった昨日より少しマシという程度です。岩手県よりも1エリアが近いため関東南部も聞こえてくるのが救いですが恐らくFBな設備の局に限られるのでしょう。

今日は曇っており北風もあって寒いです。1枚持ってきて正解でした。18MHzは相変わらず何も聞こえずです。6エリアが聞こえれば嬉しいのにいったいどうなっているのですかね?

その後も7MHzは大きく変わることなく11時で亘理町を終了します。38局でした。


少し歩けばお隣の角田市です。人口約2.7万人でJAXAの角田宇宙センターやアイリスオーヤマをはじめとした工場があります。オカルト批判で知られる早稲田大学の大槻義彦名誉教授の出身地です。

1958年に市制施行していますが、近年は人口減少が著しく亘理町と人口が逆転しています。この違いは亘理は常磐線で仙台に乗り換えなしで通勤や通学ができる一方、角田は阿武隈急行線で朝夕の2往復を除き槻木で乗り換えになるためとも考えられています。

再び阿武隈川の河川敷にアンテナを設営し11時50分に再スタートです。18は全然ダメ、7MHzしか使えない状態です。

今度はクラスタに載せていただいたので少しは呼ばれます。有り難いです。7・8と1・0が中心ですが時折3や9も聞こえてきます。角田市は人口が少ないので昔から珍市の一つになっており「角田市ファーストです」という方が意外多いです。

しかしながら午前中から使っているバッテリの電圧が下がってきました。補助バッテリの充電器が不調で完全に充電できておらず早々に使えなくなってしまい、奥の手(FT-817に内蔵させた単3のニッケル水素電池)を使ってしのいでいますが、CQを出すことが多いのでメインのバッテリも消耗してしてきました。

このため槻木14時40分の電車に間に合うよう14時前で終了としました。角田市からは52局でした。ようやく50局越えです。


槻木郵便局で風景印をもらって駅に着くとコンビニのニューデイズが休憩時間中で一時閉店していました(ワンオペらしく休憩時間中は閉店)。おかげで盛岡で朝食用に買っていた福田パンの残り半分しか手元にない状態で、これ以外に何も食べられず電車に乗る羽目になりました。

仙台駅の立ち食いそばで遅い昼食です。荷物を回収して宿に向かいます。


今夜は久しぶりに仙台市内泊です。17時までは風景印巡りができます。

一番町にあった老舗の書店・金港堂が前日で閉店してしまいました。出版部を持ち郷土の本も出していたのですが店の老朽化と出版不況に勝てず閉店となり地元ではニュースになっています。

イオンで白石温麺や笹かまぼこを買い、日本酒を楽しみに「源氏」に行ってみましょう。

あら、看板変えたんですね。カウンターの中も代替わりし、女将の高橋さんは先月惜しまれつつ引退されたそうです。凜とした東北美人でした。ただカウンターの中にお二方入られているので以前よりは注文を通しやすくなりました。代替わりして新しい歴史を重ねていって欲しいと思います。


本日は亘理町・角田市合わせて90局でした。苦しいCondxの中ありがとうございました。
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東北移動運用報告②

2024-05-13 | 移動運用結果報告
4/30(火)伊丹→花巻空港→盛岡→雫石→滝沢→盛岡
それではJAL2181便で花巻に向かいます。7時20分発で8時45分着予定です。

利用の少ない路線ですのでE190ではなくE170です。190ですと15AというJGC以外ではなかなか取れない大当たり席がありますが、170にはそんな当たり席がないので空いてそうな席を確保しています。

伊丹の離陸待ちに巻き込まれ定刻より5分遅れの8時50分に花巻空港に到着。荷物を受け取りましょう。

タイムセールでも機内サービスは変わりませんし取れればラッキーです。一方でもらえるマイルが区間マイルの50%となり嫌う方もいるのですがマイルの上級会員になっていればボーナスマイルをもらえるので大きな問題ではないと考えます。伊丹-花巻ですと区間マイルが474マイルで半分に減らされ237マイルとなりますが、私の場合はボーナスマイルとして249マイルをもらえるため合計486マイルとなります。

手荷物受取所のコンベアにはこれがいました。


花巻空港から先のアクセスはかなり貧弱でして、花巻空港駅経由盛岡駅行きのバスか北上駅行きのバスしかありません(花巻駅・新花巻駅行きのバスはない)。しかも盛岡駅行きの次の便は9時20分発で大幅なタイムロスになります。実は大阪便受けの9時発のバスがあったのですが、3月以降9時5分着予定の名古屋便受けのバスに統合されてしまいこのようなことになっています。

このバスに乗ると盛岡駅到着が10時5分となり、盛岡9時58分発の雫石行きに間に合いません。この雫石行きを逃すと次は3時間後ですので思い切って花巻空港駅までタクシーを利用し9時17分発の盛岡行き電車に乗ることにしました。これなら盛岡着が9時51分で雫石行きに間に合います。

花巻空港のターミナルビルは滑走路の東側にあり、西側にある花巻空港駅へは徒歩では到底無理な距離です。かつてターミナルビルは西側にあったそうですが、拡張整備のため現在地に移転したそうです。このパターンは宮古空港なんかもそうですよね(かつてのターミナルビルは滑走路の反対側でした)。

花巻空港駅に到着。駅で荷物を整理し電車に乗りましょう。

盛岡駅で使わない荷物をコインロッカーに預けて田沢湖線の電車に乗ります。伯備線が山陽新幹線の開業で電化されて特急「やくも」が走るようになったのと同じように東北新幹線の開業により電化し特急「たざわ」が走るようになりました。その後秋田新幹線として改良工事を受け、1997年に新幹線と同じレール幅になり、普通電車も専用の電車になっています。

普通電車は13本。多くが雫石止まりとなっており県境を越える電車は4本だけです(このほか秋田新幹線の4本が雫石に停車)。

20分弱で雫石に到着。雫石町は人口1.5万人で、小岩井農場や網張温泉などで知られます。演歌歌手の福田こうへいさんの出身地です。

街の中心は駅の北側にあり、南側は少し歩くと雫石川です。雫石川の河川敷から出てみましょう。桜の名所ですが今年は既に終わっていますので人はほとんどいません。

アンテナを架設して10時45分にスタート。バンド内のノイズが低く、出ている局も明らかに少ないです。Condxが良くないのは確かです。7エリアに加え北関東や0の一部が聞こえるくらいです。「ポツンとクリアに聞こえますよ」とのレポートもあり、閑散としていることが分かります。

こういう状態なので暇つぶし目的でラグチューを仕掛けてくる局(どこから来たんですか?設備は何ですか?と延々数分喋り続ける局)が出てくる状態です。「移動=モービル局」としか頭にないのでしょうが、私はモービル局ではなくバッテリでやっていますし次の電車までの限られた時間しかQRVできないのでこういった局は悩ましいのも確かです。申し訳ないですが早々に切り上げるようにしています。そうやってもスタート1時間で18局ですから苦しいです。

一方の18MHzはノイズだけ。6エリアが聞こえるかと期待していたのですがダメっぽいです。おまけに途中ぱらぱらと雨が降り出す始末。すぐ止んだものの厳しさを感じます。

12時を回って少しだけCondxが改善されたものの大勢は変わらず12時30分で終了としました。雫石町からは31局でした。


撤収し駅に戻ります。次の電車までの残り時間で昼食と風景印を。駅を通り越して市街地を歩くと雫石郵便局があります。今回たくさん郵便局を回ったので風景印巡りは後日別記事でご紹介します。

お昼ご飯は駅前の「いしや食堂」で「よしゃれラーメン」にしました。

山菜ラーメンなんですが、地物の山菜を使っているので美味しかったです。



雫石駅から滝沢市に行ってみましょう。13時48分発の盛岡方面の電車に乗って大釜駅に向かいます。ちなみにこの電車の次は15時36分発。2時間後になります。

明日の宮城県までは通しで切符を買えますので「雫石→槻木」という切符を買っています。100kmを越えますから大釜や盛岡で途中下車ができ旅費の節約になります。JR西日本の駅で出してもらったのですが、駅員も恐らく出したことのない区間の切符なのか時刻表の地図で確認していましたhi


大釜駅で下車。

大釜は前九年の役の際に源義家が陣を設けて大きな釜を据えて兵糧を炊いたことから付けられたとされています。なので駅前には大きな釜のオブジェがあります。

滝沢市は2014年に発足した市です。平成の大合併ではなく、岩手郡滝沢村が人口5万人以上で単独で市に昇格しています。この例は沖縄県豊見城市(島尻郡豊見城村)以来2例目だそうです。スイカが特産品で、ローカルプロレス団体の先駆けである「みちのくプロレス」の本部もあります。タレントの福田萌さん、サッカー女子の石清水梓選手の出身地です。

滝沢市は盛岡のベッドタウンとして開発されたこともあり、市街地らしい場所を持たない市です。このため市内には小岩井・大釜・巣子・滝沢の4駅がありますが、市民の足の主役は岩手県交通のバスで、岩手県交通も滝沢市と盛岡市内を結ぶ路線がドル箱になっているようです。

土日だけ営業するジャンボ市の横を通ってまたまた雫石川の河川敷に行ってみましょう。予定していたグラウンドが整備中だったので少し歩いて誰も来ない場所で設営します。

14時45分に7MHzでスタート。Condxの悪さは変わらずでペースがものすごく鈍いです。

帰りの電車は大釜駅15時49分発です。15時過ぎで終了し片付けます。滝沢市は6局でした。盛岡行きの電車に間に合いました。


15時57分に盛岡駅到着。駅近くの宿に入りましょう。17時まであと少し時間があるので買い物と駅周辺の風景印巡りをしましょう。

夕食は駅ビルに入っている日本酒ビストロの「うんめのす」にします。岩手の地酒を60mlずつ5種類楽しみました。

もちろん冷麺も。「大同苑」にしました。駅ビル店では事実上冷麺専門店になっているので焼肉を頼まず冷麺だけを気軽に頼めます。


本日は雫石町・滝沢市合わせて37局でした。うーん・・・これは苦戦の予感です。
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東北移動運用報告①

2024-05-12 | 移動運用結果報告
計画編
今年のGWをどうしようかと頭をひねっていたのですが、JALからタイムセールの案内がメールで来ました。チェックしてみたら何と花巻などの東北路線が1万円を切る値段で安く残っています。

以前にも触れたかと思いますが、東北では仙台・秋田・青森が比較的安いのに対して三沢・花巻・山形は割引運賃でも高いのでなかなか手が出せない状態でした(利用客の多い路線は安く少ない路線は高い)。タイムセールですと高いところでも片道1万円未満と一気に安くなり利用したことのない空港を一つ制覇できますから、花巻便に乗ってみることにしました。

#JALのタイムセール、伊丹発ですと北海道や沖縄などはほぼほぼ満席で取れませんが、新潟や松山、宮崎あたりは比較的取りやすいです。他にも意外な路線が売れ残っていたりするので面白いですよ。

帰りは仙台からにしておけばいろんな場所に行けますから飛行機だけをゲットし岩手県と宮城県でどこかQRVできないか検討を重ねました。例えば花巻市内でQRVが可能でしたらマルカン大食堂も行きたいなぁとか思いましたが、QRVできそうな場所を探し当てるのにかなり苦労しました。

この結果、以下の通りとなりました。
4/30(火)岩手郡雫石町、滝沢市
5/1(水)亘理郡亘理町、角田市
5/2(木)多賀城市

盛岡と仙台で1泊ずつとします。平日なので宿は取りやすくしかも安かったです。たぶん5/3からは倍に跳ね上がるのでしょう。

バンドは7/18MHzとします。7MHzだけに絞れればいいのですが、あまりにも昼間のCondxが悪いので18を持っておけば安心です。
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5/12 兵庫県宝塚市移動

2024-05-10 | 移動運用予定
以下の通り兵庫県宝塚市(JCC 2715)に移動します。


日時:5/12(日) 午前9時頃~12時
   ※午前中から雨の予報に変わった場合は中止もしくは移動地の変更があります。

場所:兵庫県宝塚市 行者山東観峰からQRVの予定です。

バンド:144/430MHz帯(430MHzはFM、その他はSSB)
 

※当局の移動運用についてはこちらもご覧下さい。
※QSLカードについてはこちらをご覧下さい。
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5月分QSL発送しました

2024-05-09 | QSL発送情報
5月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。

・3/1の鹿児島県大島郡天城町移動の全て
・3/2の鹿児島県大島郡徳之島町移動の全て
・3/3の鹿児島県日置市移動の全て
・4/6の兵庫県相生市移動の全て
を発送しました。

しかしながら
・4/6の兵庫県赤穂市移動の全て
・4/14の神戸市長田区移動の全て
・4/18の福岡県古賀市移動の全て
・4/20の福岡県粕屋町移動の全て
・4/27の香川県宇多津町移動の全て
・4/28の香川県高松市移動の全て
・4/30~5/2の岩手県・宮城県移動の全て
・5/4の神戸市灘区移動の全て
・5/5の神戸市兵庫区移動の全て
は送りきれず未発送となっています。
順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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【予告】5/23~28 沖縄県渡名喜村・鹿児島県与論町ほか移動

2024-05-08 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
この日程は現時点での予告であり変更される場合があります。出発前に改めて最終のご案内をさせていただきます。


(1)中頭郡北中城村移動(JCG:47003)
 日時:5/23(木)14:00~16:00頃
 場所:北中城村 若松公園からQRVの予定です。
 バンド:21/24/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。


(2)島尻郡渡名喜村[渡名喜島]移動(JCG:47002)
 日時:5/24(金)11:15~15:15頃 
 場所:渡名喜島 東り浜展望台からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。


(3)島尻郡渡嘉敷村[渡嘉敷島]移動(JCG:47002)
 日時:5/25(土)11:45~15:00 
 場所:渡嘉敷島からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。


(4)大島郡与論町[与論島]移動(JCG:46005)
 日時:5/26(日)15:30~17:30頃
    5/27(月)10:00~12:00頃
 場所:与論島からQRVの予定です。 
 バンド:18/21/24/28/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。


(5)浦添市移動(JCC:4706)
 日時:5/28(火)09:00~11:00頃 ※移動地を変更することがあります 
 場所:浦添市 浦添大公園からQRVの予定です。
 バンド:18/21/50MHz帯(SSB) 50MHzのFM/AMは当日リクエストください。


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係でCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や荒天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・現地からのご連絡はX(Twitter)で行います。X(Twitter)は[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。

・季節柄ハイバンドと50MHzのみです。7MHzのアンテナは持ってゆかないため
 7MHzのリクエストはお受けいたしかねます。

・50MHzを最優先とします。
 もし6mで沖縄が聞こえている場合はQSO中にお知らせいただけましたら幸いです。
 50MHzのアンテナはすべて2エレになります。

・もしご連絡/ご要望等ございましたらこの記事の「コメント」でお願いします。
 ↓にある「コメント」をクリックして頂きますと書き込めるようになります。
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移動耳より情報

2024-05-07 | シャック便り

[沖縄市がバスターミナルを整備へ]
沖縄市が市内の胡屋十字路付近にバスターミナルを整備する構想を明らかにしました。

沖縄市では国道330号線の山里交差点~コザ十字路に多くの系統のバスが集中し供給過剰となっている一方で、支線系統への乗り換えができる場所がなくバラバラに走っている状態でした。これを基幹系統とフィーダー系統に再編し、結節点を設けることを目指すようです。従来は既存の複数のバス停を活用する予定でしたが、用地確保の目処がついたためバスターミナルの整備に動いた模様です。


[松山小倉フェリーが隔日運航に]
石崎汽船が運航している松山小倉フェリーが7月より隔日運航になります。繁忙期の8月や12月も隔日運航となっています。

松山小倉フェリーは2013年に航路を引き継ぎ発足、2019年に船室のリニューアルを行っていますが、船齢35年以上の老朽船であり、需要低迷により度重なる値上げも行っていることから苦しい経営状況が続いています。


[安栄観光に再び処分]
沖縄総合事務局が、3/14付で八重山諸島で定期船を運航する安栄観光とその社長らに対し最低賃金法違反の疑いで那覇地方検察庁に書類送検を行ったことが明らかになりました。

安栄観光は船員2名に対し沖縄総合事務局が決定している船員に適用される特定最低賃金額(約25万円)を下回る賃金しか払っていなかったとしています。

同社に対しては昨年起こした船の乗り上げ事故の事故調査の中で違反事例が次々と見つかっており、厳しい行政処分が下されておりこの夏ダイヤより減便が行われています。

 

[鹿児島-鹿屋間に新航路を開設]
鹿児島県でフェリーなどを運航している「なんきゅうドック」がこの夏より鹿児島-鹿屋間の旅客船航路を開設することを明らかにしました。

船は「なんきゅう8号(18t)」で、マリンポートかごしまの浮き桟橋を利用し鹿屋港までを結ぶもので、片道30分、朝夕各1往復を予定しているとのことです。片道1,800円だそうです。

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香川移動運用報告③

2024-05-06 | 移動運用結果報告

4/28(日)高松→女木島→高松→神戸
今日はオールJAの2日目です。女木島から50MHzに出てみます。備讃瀬戸の真ん中ですし、山頂から急傾斜で海に落ちてゆく地形なので海上伝搬が理想的に使えます。


朝一番の船は高松港8時発です。宿で朝食を食べて向かいましょう。

高松駅に荷物を預け雌雄島海運の事務所で乗船券を買います。GWは事務所の前に机を出して乗船券を売っています。

来年が瀬戸内国際芸術祭の開催年ということでGW期間中に男木島・女木島のアート作品を観覧できるプレイベントを開催するそうで、出航10分前でも外の座席含め全て埋まっており、立ち客も多いです。船内では「お帰りの船が定員オーバーで乗れない場合もあります」と注意を呼びかける放送が繰り返されていました。

「GWに芸術祭のプレイベントを開いて盛り上げよう」って趣旨、もう時代遅れじゃないです?ただでさえ客の多い時期に開催するのですから宿代はバカ高い・高速は混む・船は一杯・・・何もいいことはないと思います。GW開けかGW前かの混まない時期にやった方が混雑が平準化しますし、他の行楽客がいない環境でじっくり鑑賞した方がベターではないでしょうか。今の日本は余力がどんどん失われており、平準化で分散させるしか手がないはずです。雌雄島海運も予備船の「めおん2」を動かす人的余力がないのですし。

泊まっていた宿もとあるスポーツ大会の遠征組が泊まっていましたが、これとて割高な宿代を払い、高速の渋滞に巻き込まれるのですから辛い遠征になるはずです。


8時20分に女木港到着。バスの乗車券を買って乗り込みましょう。今日は続行便を出せるよう車庫から2台のバスを出してきています。7割方席が埋まって出発です。


洞窟前に到着。

展望台に上がりアンテナを設営です。日差しが強く暑くなりそうです。9時にスタート、まずは50.350から聞こえる局を片っ端から呼んでゆきます。

意外と聞こえる局が少ないです。それでもGWは伸びており、2エリアの移動局は確実にQSOできています。早いタイミングで東海3県を取れています。

さらに石川と福井も取れました。石川の局は5Wだそうでお互い5WでのQSOでした。ロケーションとアンテナさえきちんとしてやればできるんですよ。


11時を回るとGWはさっぱり伸びず、3エリアも聞こえづらくなります。Esが聞こえたという話なのですが聞こえずです。

帰りのバスは12時40分発に繰り上がっており、12時10分で終了としました。片付けてバス停に戻りましょう。帰りは続行便を出していました。女木島からは46局でした。


帰りの船も混雑するのは分かっているので早めに並んでおきました。


13時40分に高松港到着。高速バスの発車は14時15分です。締めのうどんは「めりけんや」に20人以上の行列ができていて無理なので断念。

高松駅の駅ビル「オルネ」が完成、かつて海側のスペースに入居していたスーパーのエースワンが戻ってきました。こちらで昼飯と酒を買って帰りのバスに乗りましょう。100円のハンバーガーも復活しておりこれなら2個買っても安い昼飯です。しかもエースワンで買ったら保冷用の氷がもらえますから冷たいお酒を楽しめますhi

オルネのお土産スペースを見ていたら・・・今治の「ラムリン」が目に留まりました。カステラをラム酒に浸したお菓子で、くろふね菓舗の看板商品でしたが2021年に廃業し消えてしまいました。しかし何とか復活を、と動いた方の努力で他の業者が引き継いで復活しました。まさか高松で扱っていたとは。私は2021年の3月にくろふね菓舗でラムリンを買っており、味を知っていたので目に留まれば買いますよね。


帰りのバスに乗り込みます。ガラガラでしたのでのんびりハンバーガーとラムリンを楽しみます。


前回までで松田聖子さんが1980~1985年にリリースしたオリジナルアルバムのご紹介が終わりました。今回はその落ち穂拾いを。

1980年前後に活躍していたアイドルは年4枚のシングルと年2枚のオリジナルアルバムを出すのが通例でした。多くの場合オリジナルアルバムには直近でリリースされた2枚のシングルからAB両面の曲を収録し(これで4曲)あと6曲を新録していました。当時のLPレコードはこの10曲が標準で、シングルは700円、アルバムは2,800円でした。

ところがアルバムのセールスは評価されず、専らシングルの成績だけが評価されるため、アルバムには6曲の新録があっても「捨て曲(穴埋め目的と思われるクオリティの低い曲)」が収録されることもあり、熱心なファンのためのコレクターズアイテムの性格が強いものでした。山口百恵さんでもシングルが30~40万枚のセールスだったのに対してアルバムは数万枚だったとされています。一方、聖子さんの場合シングルの売り上げもさることながらアルバムも30~40万枚の売上を誇っていました。アルバムの売り上げはシングル4枚分に相当しますから、百恵さんを遙かに超える売上だったと言えます。


その違いは何だったかと言えば「シングルのB面をアルバムに収録しない」ということでした。A面の2曲は営業上入れるとしても残り8曲が全てオリジナル、しかも「捨て曲」がなく完成度の高い内容であれば単価の高いアルバムをシングル並みに売ることができたのです。これはシングルよりもアルバムの売り上げを重視していたユーミンなどニューミュージックの歌手に近い制作手法ですし、現在のJ-Popでも例えばaiko姉さんもシングルは収録するがB面に相当するカップリング曲はアルバムに収録していません。


プロデューサーの若松さんの先進的な考え方が見て取れますし、「全盛期の聖子さんの正体はニューミュージックのボーカルだった」という説の裏付けになると思います。ということでB面だけを収録したベスト盤「Touch Me, Seiko」が後にリリースされるのですが、一方でA面(または両A面)の曲なのにオリジナルアルバムに収録されなかった不幸な曲がいくつかありますので聴いてゆきたいと思います。

 

・小麦色のマーメイド(1982年7月)
この年「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」とユーミン作曲の名曲が続き、この曲もユーミン作曲だったのですがなぜか影が薄い曲で、本来なら「Candy」に収録されてもおかしくないのですが未収録となっています。

「小麦色のマーメイド」は特にサビの部分が盛り上がりに欠けると若松さんが修正を依頼したもののユーミンが拒んで今の形に落ち着いたとされています。そういったいきさつも影響していたのでしょう。


・ガラスの林檎/SWEET MEMORIES(1983年8月)
両A面でありながら両方ともアルバムに収録されなかった唯一の例です。本来なら「Canary」に収録されるタイミングでしたが収録されませんでした。

「ガラスの林檎」は本気でレコード大賞を狙ったものの作詞の松本さんや作曲の細野さんが気負いすぎて空回りしてしまった曲ですし、その保険として入れ込んでいたのに「ガラスの林檎」を食ってしまった「SWEET MEMORIES」はどちらもオリジナルアルバムに入れ込むには難しかったかも知れませんね。「SWEET MEMORIES」はその後多くの歌手からカバーされており、最近では「YOASOBI」の幾田りらさんがカバーしています。幾田さんの公式サイトからも聴くことができますが近年では出色の出来映えです。

 

・夏服のイヴ(1984年5月)
「時間の国のアリス」と両A面だった「夏服のイヴ」も未収録です。同名の映画の主題歌として制作され、世界的トランペッターの日野皓正さんが作曲しています。本来であれば「Tinker Bell」に収録されるタイミングでしたが見送られたようです。

この「夏服のイヴ」は聖子さんの曲の中でもひときわ歌うのが難しい曲で、拍の取り方や和音進行などが極端です。ご本人も生放送の歌番組ではかなり苦しい歌になっていたこともありました。

 

明石海峡大橋から先で渋滞に巻き込まれ定刻の10分遅れになる17時15分に三宮到着。JRで帰宅しましょう。


今回は43局でした。ありがとうございました。来年は瀬戸内国際芸術祭の開催年ですからオールJAは女木島以外の場所で考えます。理想的なロケーションを捨てるのは惜しいのですが。

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香川移動運用報告②

2024-05-05 | 移動運用結果報告

4/27(土)神戸→高松→宇多津→高松
今日も三宮駅前のミント神戸からスタートです。高松に一番早く着くのは西日本JRバスが運行する朝7時10分発になります。高松駅には9時57分の到着予定です。

高速舞子で6割方埋まって出発。淡路島の緑PAで休憩ののち四国に入ります。


毎回気になるのが鳴門西~高速三木の本線上のバス停です。いくつ通過できるかで高松駅への到着時間が変わります。1つ通過できると1分早くなります。今日は引田と大内以外は全て下車客がいるようなののであまり期待できそうにないです。

高松中央ICを出た時点で6分の早着となっています。この先の国道11号は交通量が多く、どうしても遅れが出てしまいますから「貯金」があると安心できますよね。予定しているのは高松駅発10時13分の観音寺行き。それなり余裕があるとはいえ要注意です。

最終的に定刻の9時57分に高松駅到着。駅のコインロッカーに使わない荷物を預け、快速観音寺行きに間に合いました。


宇多津駅に到着。まだ弱い雨が残っています。

この山が青の山です。アンテナタワーのある建物が備讃瀬戸海上交通センターで、備讃瀬戸を航行する船の監視を行っています。

登山口は正面(山の北側)になく東側ですので宇多津の旧来の街中を通ります。この付近は四国霊場の郷照寺があり、古くから門前で栄えたところです。宇多津町は明治に発足して以来他の市町村と合併していないためこの付近の住所は綾歌郡宇多津町○×番地と字がありません。香川県では直島町も番地しかない住所表記です。

まずは腹ごしらえから。「こだわり麺や」で冷たいぶっかけうどんです。


麺が締まっていてコシもあり美味しいです。これ小ではなく中で頼めばよかったです。

さらに途中にある高橋地蔵餅でおやつを買いましょう。人気のお店なので11時前のこの時間でも残り僅かで、辛うじて残っていたあん餅をゲットできました。


登山口まで駅から25分近くかかり(うどん除く)、意外と時間がかかります。

迷いそうなところにはこのように表示があります。登山口からさらに15分かかってようやく展望台です。

一息ついたら50MHzのアンテナを上げましょう。最近はほとんど使うことのない50MHzの3エレです。

バンド内はガラガラというかノイズだけです。アンテナ大丈夫かと思いたくなるような状態です。

昨年はオールJAの同日(初日の昼間)という「誰がこんな日程に決めたのか」と問い詰めたくなるような日程だったKANHAMコンテストは4/29になった模様です。激闘の翌日にコンテストって・・・それこそ関西VHFの日に移転して関西VHFを秋に移せばいいのにね、と思います。

1時間粘ってこの状態は辛いですね。

仕方ないので144/430MHzのアンテナを上げてみます。144はノイズだけでCQを出しても無反応でしたので430に出てみたら・・・なんとBUQ局とQSOできました。開局以来の古いフレンド局で、わざわざ聞こえそうな山に登って待機していたそうです。お元気そうで何よりでした。

#実はその場所でSMTさんがオールJAのため50MHzを設営していたそうで、次の日にその話になりましたhi

もう一度50に戻ると周南市の移動局が聞こえました。ここまで聞こえれば御の字でしょう。


青の山から引き上げましょう。宇多津からJRで高松に戻ります。

駅の商業施設オルネがオープンしました。

いつもの宿に到着。早くから予約を入れたこともあり、朝食付き7,500円とこの時期にしては安く泊まることができました。

荷物を下ろしてマルナカに買い物に行きます。明日の軽食だけでなくうどんなども用意しましょう。


夕食は瓦町駅近くの「福園」へ。前回メニューの中に「焼豚玉子飯」があるのを見ていましたので頼んでみました。


「焼豚玉子飯」は今治の名物なんですが、四国各地の中華料理店に伝わっていて高松でもメニューに載せている店を見かけます。元々賄い飯だっただけにチャーシューはラーメンで使いますし、目玉焼きも当然できる、タレはラーメン用の醤油だれでいいので実はどの店でも簡単に作れます。

 

もちろんいつものシャムロックでスコッチです。シャムロックは古いビルの2階にありますが、2階の向かいにあった店が閉店し空きになったため、こちらもお店として使っています。「もう一度原点に返ってウイスキーとじっくり向き合いたい」とのことでこれまでの店を若いスタッフに任せ、ウイスキー談義のできるお客さんをこの新フロアに招いているとのこと。私もその一員として話をしながらこちらで飲むことにしました。

グレンロセスの26年が出てきました。マスターの前川さんが東京の洋酒店・信濃屋とのコラボで出したもので、テイスティングしてみて驚くほど良かったのでこれに決めたとのこと。確かに時間をかけてじっくり飲んでみるとゆっくり味が変化してきたのが分かりました。

あとはキルホーマンのコムリック・バッチ6を。キルホーマンのオフィシャルパートナーバーにしか出荷されないため飲めるのは国内ではシャムロックだけ。面白い風味なので聞いてみたらカルバドスの樽で寝かせたそうです。「カルバドスって日本で作ってるの?」という話になり五所川原のモホドリ蒸溜所の話をすると前川さんも驚いていました。

前川さんだけでなく私もこんな風にいろんな談義ができる空間が楽しいと思っています。


本日は50MHzで3局、430MHzで2局の計5局でした。ありがとうございました。

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香川移動運用報告①

2024-05-04 | 移動運用結果報告

計画編

オールJAコンテストの時期がやってきました。

この数年オールJAは高松市の女木島から50MHzで出てみます。ここは他にない理想的なロケーションで5Wでも十分に飛んでくれます。

朝からなので1泊し、土曜も出ることにします。場所をどこにするか考えて綾歌郡宇多津町の青の山にしました。青の山は標高224mの山で、宇多津駅から約1時間で山頂に着きます。中腹に備讃瀬戸海上交通センターがあり景色のいい山として知られます。町域が狭く平坦な宇多津町からV/Uで出る場合は青の山が唯一の選択肢となります。

バンドは50MHzで、余裕時間のために144/430MHzのホイップを持って行きます。心配事は土曜の雨。雨の状況により柔軟に対応するしかなさそうです。

 

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