JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

伊吹山北尾根

2017-05-22 | 山と無線

2017年5月21日(日)

 歩いたルート

 滋賀県と岐阜県の県境にある伊吹山は滋賀県の最高峰であるが、この伊吹山から北に向かう県境尾根筋に地理院地図には名前が載っていない山ラン有効のピークがある。今回は国見峠を起点に国見岳(1126m)、大禿山(1083m)、御座峰(1070m)をピストンするルートを計画した。

 国見峠へは岐阜県の国見岳スキー場側と滋賀県の米原市上板並側からアプローチできる。京都在住者としては出来れば滋賀県側から入りたいところだ。ただ、災害等による通行止めも気になるところで事前にネットで色々調べたが結局確たる情報には当たらず、まあとりあえず行ってみようと米原ICを下りる。

 上板並の林道取り付きから舗装された道を入って行く。しばらく行くと「通行止」の看板が見えるがゲートは開いている。たぶん大丈夫だろう、行けるところまで行ってみようと全線舗装された林道をどんどん進む。結果的に通行止めの箇所はなく、問題なく国見峠へ行くことが出来た。峠には広い駐車場もあり岐阜県側からも車が上がってくる。峠に着いた時には既に10台近い車が停まっていた。

林道国見線、通行止めの表示はあるがゲートは開いている

国見峠の駐車場、伊吹山がよく見える

国見峠

 登山準備をして国見岳への道を登る。尾根筋の道は良く踏まれた道で迷うような分岐もなく安心して歩くことが出来た。ただ、この日は7月並の暑さと日頃からの不摂生が影響してピッチは上がらない。途中木陰で何度も腰を下ろし休み休み登って行く。峠から52分でようやく国見岳山頂に到着。山頂からは岐阜県側の展望があった。430MhzでCQを出すと、交野市移動のIM3GVH局他から声がかかった。

峠から国見岳への登山道に入る

はっきりした踏み跡の道

途中にあった碑、遭難碑ではないようだが花が供えてあった

国見岳への道

国見岳山頂手前のKDDI管理地、地図の建物は見当たらない

国見岳山頂

山頂から岐阜県側

 国見岳での山ランを終え次のピークである大禿山に向かう。小さな花が可憐に咲く登山道からは岐阜県側の展望が開ける。国見岳から35分で大禿山山頂に到着。ここでは長野県下伊那郡根羽村に移動しているJH2DLJ局と交信した。

大禿山に向かう

途中から大禿山と奥に伊吹山

登山道から岐阜県側

大禿山山頂から国見岳を振り返る

こちらは御座峰と伊吹山

 続いて御座峰をめざす。途中の鞍部は70~80mの下りと登りになるが、体調がイマイチの体にはこの程度でもしんどい。何度も休みながら大禿山から28分で御座峰山頂に到着。高島市移動のJI3XBZ局他と交信しとりあえず山ランは達成した。山頂で30分ほど過ごし来たルートを戻りにかかる。またあのアップダウンを繰り返すのかと思うと気分も重くなるが、登山はとにかく無事に帰らなくてはいけない。まあ時間も早いしゆっくり帰ろうと考えてまたまた休みながら国見峠を目指す。

御座峰山頂

北尾根ルートは3年の歳月と1000人の努力で1963年頃に開設されたらしい

御座峰から大禿山、尾根道は快適

 途中で何人もの登山者と行き交う。ほぼみんなが自分より高齢なのに元気そうに見えた。ここはがんばらないと行けない。国見岳まで戻ってきて最後のピークを越えたと思うとようやくほっとする。それまで水分を補給するばかりで食欲もなかったが、木陰に腰を下ろしてランチとした。休憩時間も含めて御座峰から2時間25分をかけて国見峠に戻ることが出来た。当初は時間に余裕があれば峠から反対側の虎子山に登ることも考えていたが、時間はともかく体力と気力はいかんともしがたくこれはまたの機会とした。

登山道に咲いていた花

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但馬の須留岐山と進美寺山

2017-05-15 | 山と無線

2017年5月14日(日)

 歩いたルート

 兵庫県北部の豊岡市と養父市の境界辺りに位置する須留岐山(するぎやま、449m)と進美寺山(しんめいじさん、361m)に登る。事前の調査では二つの山の間には縦走コースがあり、多くの登頂記が報告されていた。登山口としては、須留岐山には南麓の浅間寺、進美寺山には西麓の赤崎集落が一般的なようだ。ただ、下山後に進美寺トンネルを歩くのは出来るだけ避けたいと思い、縦走路をピストンするか円山台へ下山するかなどあれこれ考えながらとりあえず現地に向かった。

南側の車道から須留岐山(右)と進美寺山(左)

 登山前に進美寺トンネルを車で通り歩けるかどうかも確かめてみた。中はほとんどライトがなくとても暗いが、両サイドに狭い歩道がありヘッドランプを付ければ歩けなくはないことを確認した。その上で今回登山口としたのは八鹿町側の浅間寺。県道の標識から入り、幅員の狭い田んぼの中の道を進んで行く。舗装路から地道に変わった先に広い駐車スペースがあり、そこに車を停めて登り始める。浅間寺の先には比較的傾斜の緩やかな遊歩道があるとの情報があったが、駐車場のすぐ先にある標識から水神さんへの道を登って行く。防獣ゲートを通って山道に入る。元々は整備された道のようだが、今では歩く人も少ないようで自然に帰りかけた道を歩く。水神さんを過ぎて山腹を巻くように付いた道を東へと緩やかに登って行く。

県道脇の標識、その先に須留岐山

駐車場の先に浅間寺と水神さんの分岐

水神さん

自然に帰りつつある道

 浅間寺から須留岐山へ直登する尾根に出合ったところから直登コースを登ることにした。このコースは相当な急坂が続いていた。標高280mを過ぎた辺りからは連続して鎖が設置されていた。急坂に喘ぎながら休み休み登って行く。駐車場から1時間17分もかかってようやく須留岐山山頂に到着した。山頂は広く開かれて特に北側の展望が良いが、クマバチが何匹も飛び回り落ち着かない。430Mhzや144Mhzはシーンとしており、CQを出してもまったく声はかからない。50Mhzのアンテナを出してワッチするとEスポが出ており沖縄県西原町移動のJH7IPR局と交信することが出来た。

直登コース分岐の標識

途中の標識

直登コースからわずかの展望、一息つく

途中からは鎖の連続

須留岐山山頂のプレート

豊岡市側の展望

須留岐山三角点

 須留岐山での山ランを終えて進美寺山に向かう。途中の縦走ルートはよく踏まれた道で、所々樹間に南北の展望もあり快適なルートだった。ただ、結構なアップダウンがあり出来ればピストンはしたくないと思いながら先に進む。進美寺山手前の小ピークは南側を巻く道があり、途中に円山台への分岐標識も確認できた。十八丁の地蔵を過ぎると行く手に進美寺の建物が見えた。進美寺の本堂は立派な建物で、山門にも二体の仏像が安置されていた。境内を少し散策して進美寺山に向かう。本堂の右手から緩やかな道を登って行くと二本目の電柱のところに石の鳥居があり、ここから山頂に向けて道が延びていた。須留岐山から1時間12分で進美寺山に到着。山頂には白山権現の社があった。ここでも50Mhzを聞くと沖縄県石垣市のJS6TKM局が出ていたので交信してもらうことが出来た。

進美寺山への縦走路

途中から養父市側の展望

十八丁の地蔵

進美寺本堂

広く明るい境内

進美寺山手前の鳥居

山頂の白山権現

山頂からわずかな展望

50MhzのDPアンテナ

 進美寺山からの下山ルートは途中で確認した円山台へのルートを下ってみることにした。これだと須留岐山への登りを回避できるし進美寺トンネルを歩く必要も無い。山頂から少しでもショートカットしようと東の尾根筋を下ってみるが、すぐに枝尾根に入り込み大分迷走しながらなんとか進美寺と十八丁石仏の間に下りた。後は円山台分岐から明確な道を下っていく。この道も近頃は余り歩かれていないようではあるが、古くからの道のようで迷うことはなかった。進美寺山から40分で舗装路に降り立ち、そこから22分で駐車場に戻った。

円山台分岐の標識

古くからの道を下る

舗装路と円山川が見えた

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能内山

2017-05-08 | 山と無線

2017年5月7日(日)

 歩いたルート

 池原山を下山後、南側の雲洞谷と能家の間にある能内山(610m)に登る。地図を眺めながら考えていたルートは山頂から北に延びる尾根で、この尾根が最も傾斜が緩やかで登りやすいのではないかと考えた。しかし、雲洞谷から入る林道は取り付きに通行止の看板があり、とりあえず田んぼの中の道を進んで見ると橋の手前がネットで塞がれていた。仕方なくこの尾根はあきらめて山の南から西側へ登れそうなところを探しながら県道を進む。

 山の南側の尾根が登れないかと車を降りて山を眺める。かなりの急登であるが藪もなく登れそうだ。広くなった道路に路上駐車して登り始める。最初は杉林の急登で休み休み登って行く。途中から雑木混じりに植生も変わりやや傾斜も緩んできた。標高500m過ぎからはアセビの低木と思われるブッシュが現れ、一部は濃くなって少し歩きづらいところもあった。登り初めから46分で展望のない山頂に到着。430Mhzで蓬莱山移動の山ランメンバーJN3IWE局と交信した。

 下山は同じルートを下ることも考えたが、アセビのブッシュが煩わしく感じたので、一つ北側の尾根を下ってみようと思い直す。山頂西側の小ピークまで一旦登り南に伸びる尾根を下る。しかし、この尾根も登りの尾根とほぼ同じような様子で、ブッシュもあれば傾斜も急でどちらがいいとも言えないルートだった。県道手前で作業道に下り、山頂から38分で駐車場所まで戻った。

広くなった道路に路上駐車で右側の山に取り付く

最初は杉林の急登

450m辺りは歩きやすい

その先でブッシュとなる

東側にわずかに見えたのは蛇谷ヶ峰?

能内山三角点

テープに書かれた山名、他にプレート類発見できず

下りの尾根も結構急だった

作業道を少し歩いて県道に出た

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池原山

2017-05-07 | 山と無線

2017年5月7日(日)

 歩いたルート

 高島市朽木の池原山(606m)に登る。登山口は朽木麻生の足谷口で道路沿いに登山口の標識があった。登山口横の路肩に車をおいて登り始める。高島トレイルへの取り付きとなるルートは登り初めからいきなりの急登である。最初の急登を過ぎて尾根筋のルートはやや傾斜が緩やかになってくる。踏み跡はさほど明確ではないが、赤い残置テープを拾いながら尾根道を登って行く。登山口から42分で池原山山頂に到着。ここまで一貫して展望のない登りだったが、山頂も杉やブナに囲まれていて展望はない。三角点の他に山頂を示す表示もなく、あくまで駒ヶ岳への通過点と言ったところか。430Mhzで長野県下伊那郡平谷村の長者峰(1573m)から出ていたJJ0QWN局と交信、山ランを達成し同じルートを26分で戻る。

池原山・駒ヶ岳登山口

標識をアップで

いきなり杉林の急登

左は人工林、右は自然林

残置テープを拾いながら登って行く

山頂手前の標識

細長い山頂付近

池原山三角点、山名を示すプレートは発見できず

山頂付近のブナを見上げる

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久須夜ヶ岳

2017-05-05 | 山と無線

2017年5月3日(水)

 歩いたルート

 若狭湾の内外海半島の中央に聳える標高619mの山である。山頂近くまでエンゼルラインが通っており山頂駐車場(展望台)に車をおいて5分でアンテナ群のある久須夜ヶ岳山頂に着く。アンテナ施設に囲まれるように一等三角点が迎えてくれる。430Mhzで敦賀市のJA9FDK局と交信し山ランを終える。なお、エンゼルラインは無料で開放されているが、冬期や夜間は通行止めとなっているほか、雨量や工事による臨時通行止めもあるようなので小浜市のHPなどで確認して登ると良い。

駐車場(展望台)から越前岬方面

アンテナの立つ山頂はすぐそこに見える

左側の舗装路を入る

山頂への道

途中から地道に変わる

山頂に到着

久須夜ヶ岳山頂の一等三角点

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多田ヶ岳

2017-05-03 | 山と無線

2017年5月3日(水)

 歩いたルート

 5月最初の登山はGWを利用して小浜市に向かう。登ったのは多田ヶ岳(712m)。ネットで検索すると多くの登頂記があり、登山ルートも何本もあるようだ。今回のルートは野代コースで、登山口は北麓の妙楽寺となる。寺院の駐車場に車をおかせてもらい林道を進んで行く。最初の分岐は右へ(妙楽寺から林道終点までは標識が少なくややわかりづらい)、獣除けのゲートは今朝は開け放たれている。その先は金網フェンスで囲まれた立入禁止の表示を見て左に進む。ようやく標識が分かりやすくなってきたら林道終点。石の橋を渡るといよいよ登山道に入る。

妙楽寺駐車場から右手の林道を進む

最初の分岐は右へ(標識の文字や矢印が消えかけていてわかりづらい)

右は立入禁止の看板があり左へ

松茸シーズンは入山禁止、登山者は区長に届けると大丈夫なよう

林道終点から石の橋を渡って登山道に入る

 登山道は標識も適度にあり、テープやビニール紐などを見落とさないようにすれば迷うようなことはなかった。ただ、山腹をトラバースする道が多く、要所にロープが付けられてはいるものの細い踏み跡は緊張する道だった。また、どうしても谷側の足に負担がかかり、つま先が痛くなるので困った。

最初は谷筋を渡渉していく

ロープも多い、登りでは使わなかったが下りでは役に立った

この辺りは歩きやすい

杉林を登って行く

P488で稜線に乗るが尾根歩きは少ない

ようやく山頂辺りが見えてきた

山頂近くはイワカガミが多い

山頂下の多田、野代分岐。ここから最後の急登

 駐車場から2時間27分かかって多田ヶ岳の山頂に到着した。途中はほとんど展望のきかない道ばかりだったが、山頂は360度の展望が広がっていた。記念の写真を撮って無線機を出す。430Mhzは休日だというのに静かだが、しばらくワッチしていると敦賀市移動の8J9VLP局のCQが聞こえたので交信した。ランチを済まし、展望を十分に楽しんで下山にかかる。下りは多田コースを使うことも考えたが、事前の情報では林道が荒れているとの話もあったので同じルートを下ることにした。山頂までは一人の登山者にも出合わなかったが、下りで本日唯一の登山者と挨拶を交わす。山頂から2時間2分で妙楽寺に戻った。

多田ヶ岳山頂

南の百里ヶ岳方向

東は敦賀方面

山頂横には古い三角点の石柱が放置されていた

北の久須夜ヶ岳

西には青葉山

下山後に小浜市内から見た多田ヶ岳

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