2023年1月23日(月)
二泊三日の短い沖縄移動も八重岳でお終い。4座、5市郡で山ランを行うことが出来た。八重岳下山後、那覇空港近くでレンタカーを返却する時間を考えながらゆっくりと下道をドライブ。東シナ海側の国道58号を南下する。
恩納村で万座毛の案内表示を見たので寄ってみたが、駐車場の先には観光地化された売店などが見えたのでパス。どこかでお昼を食べようと思いながら物色するが車の流れですぐに行き過ぎてしまう。ようやく目に付いた沖縄そばの看板と広めの駐車場に入ったのが「なかむらそば」。アオサの入ったそばを食べる。
車は恩納村から読谷村へ入る。まだ時間が早いので名所らしき看板を見ながら進み、残波岬が目に付いたので行ってみた。岬には公園やゴルフ場がありその先端には灯台もあった。強風に乗って波の飛沫が飛んでくる。今日は荒々しい海だ。来てるのは日本人観光客と米軍関係の家族連れと思われるのが半々くらいか。灯台の近くまで行ってみたが寒いので早々に車に戻る。
近くに座喜味城跡の表示が見えたのでここも立ち寄る。規模は余り大きくないが、中城城跡のように城壁が残っていて公園化されている。そのままナビに従いドライブ続行。読谷村は全国で一番人口の多い村との表示が見える。村役場の辺りは広い空地が広がっているようだ。たぶん一部返還された米軍基地の跡地でまだ活用方法が決まっていないのかも知れない。この辺りの地図を見ると広い米軍基地の周辺に住宅が密集して建てられているのが分かる。太平洋戦争末期の沖縄戦で銃剣とブルドーザーで強制的に接収された米軍基地だが、早期返還とともに跡地の活用方法や振興策についてもセットで考えないといけない。
帰宅後毎日新聞に次の記事が載っていた。(mainichi.jp 2023.1.19)
米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の周辺8市町村の住民約3万5500人が、米軍機の夜間・早朝の飛行差し止めや騒音被害に対する損害賠償を国に求めた「第4次嘉手納爆音訴訟」の第1回口頭弁論が19日、那覇地裁沖縄支部(足立堅太裁判長)であった。国側は訴えを退けるよう求めた。
原告数は約2万2000人だった第3次訴訟を上回り、全国の基地被害を巡る訴訟で過去最多。嘉手納町からは町人口の半数を超す約7700人が参加した。新川秀清原告団長(86)は意見陳述で「この結集は、米軍基地を押しつけ、被害にさらしてきた日米両政府への怒りと、3次にわたって差し止めを認めない裁判所に対する強い憤りだ」と訴えた。
今回は県民の声を無視して建設が進む辺野古へ行くことは出来なかったが、沖縄の問題を改めて考えさせられる移動だった。沖縄県民の戦いと連帯は続いている。