2021年10月23日(土)
三重県津市の経ヶ峰(819m)は山頂からの展望が良く、また山頂下には小屋やテント場などの休養施設があって、グループで楽しむ様子などをネットにアップされているのをよく見ていた。国有林内で登山道も整備されており人気の山のようだ。
登山口の駐車場に着いたのは午前10時頃。既に10台程の車が駐まっていた。林道を登り終点から山道へ入る。鹿除けネットの扉を開けて先に進むと背の高い樹木が途切れて一面のススキが広がる。登ってきた方を振り返ると亀山市や鈴鹿市方面の眺望も広がっていた。
駐車スペース横の林道を登る
林道終点
標識には現在地の緯度経度も書かれている
展望が開けてきた
ススキ原の先に鈴鹿方向の眺望
笹子山のピークに立ち寄り少し戻って経ヶ峰への道を行く。この先は緩やかな登りの道だ。途中で稲子山への分岐を見送ってさらに進むと小屋やテント場が見えてきた。小屋は津市安濃支所が設置しているようだが、コロナ禍とあって緊急時以外の宿泊や長時間の休憩は控えるように書かれていた。
笹子山山頂は山ラン無効
綺麗な小屋
小屋から山頂までは階段状の道を登っていく。山頂に着くと一気に展望が広がる。北には鈴鹿の山脈や四日市方向の街並み、東は伊勢湾の先に知多半島や渥美半島がうすらと見える。さらに南から西にかけては伊勢方向の街並みや青山高原の風力発電施設など素晴らしい眺望だ。この日は北風が強く寒い日だったので、風を避けられる所に腰を下ろしトランシーバーを取り出す。430MHzで松阪市のJA2LAA局と約20年ぶりの交信を行い、おにぎりを食べて山頂を後にした。
山頂まではもう少し
ベンチやトイレもあった
この下にお経が埋まっているのか
経ヶ峰山頂
展望台の先は四日市方向
笠取山のドームと風車
小屋の中にも何人か見えたがスルーして先へ
登りに見た分岐まで戻り今度は稲子山を目指す。道はそれまでの整備された状態とは異なり、急斜面や山腹の細い踏み跡なども出てくる。歩く人も余り多くはないようだ。幾つかのピークを越えながら下りちょっとだけ登り返すと稲子山山頂(574m)だ。三角点の先にこの辺りでよく見かける立派な山名プレートがあり、眺望も少しだけあった。430MHzで岐阜県の高賀山に登っているJS2HYW局と交信することが出来た。後は尾根筋の道を下り林道終点に下山した。
稲子山分岐
急な下りが多い
どんどん下る
稲子山山頂
やや痩せた尾根道