GW前半は京都北部丹後半島にやって来た。初日は小金山と金剛童子山、高山などに登る予定だ。
一座目の小金山(416m)は京丹後市弥栄町にある山。前回取り付きが分からず引き返した経過がある。ネットの検索では、山の東西南北それぞれの集落から道があるらしい。前回もチャレンジした北麓の中山から地形図にある道を登ることにした。車は府道の路肩に駐車場所を探す。中山から田んぼの中の道を南に進むと終点に水道施設があり、その手前右側に尾根道への取り付きがあった。山名を書いた表示と、山へ伸びる電線の電柱も立っている。前回はまったく気が付かなかった。
小金山への取り付き
尾根筋の道は明瞭で間違えることはない。電線を埋設した跡も所々にある。府道から30分程で山頂に到着した。山頂には二棟の社とトイレ、京丹後市の無線中継局などがある。小広い山頂で北から西方面の展望が素晴らしい。7Mhzで東かがわ市のJA5CBU局と交信できた。25分かかって往路を戻る。
小金山山頂の社(小さい方)
山頂からの眺望(間人方面)
二座目は金剛童子山(614m)。小金山の南にある。登山口の味土野集落は細川ガラシャが幽閉された地である。谷沿いの道を進むと川に架かる橋は立派な橋が架け替えられていた。
金剛童子山の登山口、標識があり山の説明が書かれていた
よく整備された道を進むこと40分で社の立つ山頂に到着した。50Mhzで石川県野々市市移動のJG3IFX局と交信する。
金剛童子山山頂
下山は展望台経由の林道コースを選択する。途中、登山道を整備されている地元の方々に出会い、感謝の言葉を交わす。展望台は広い草原で双眼鏡まで設置されている。素晴らしい展望に心癒される。林道と市道を経由して50分で車に戻ることができた。
山頂肩の展望台、素晴らしい眺望が広がる
よく手入れされた登山道
三座目は丹後半島の最高峰である高山(702m)に向う。京丹後市大宮町にある小町公園から五十河集落を抜け車1台通るのがやっとの府道を上がる。公園脇には災害のためブナハウスまで車で行けないとの表示がある。行ける所まで行ってみようと思うが、初めての道は先の予想が付かず天文館先に車が停まっていたのでその横に駐車して歩くことにした。内山ブナハウスの手前で道路が大きく崩落した所があり、人一人進むのがやっと。その手前の指定駐車場所までは車が入っていた。
内山の廃村跡に立つブナハウス
廃村跡には福寿草が咲いていた
高山への登りは駒倉峠からの尾根道を歩く。尾根道からは西方面の展望が良い。山頂にはベンチがあり、国有林や京都府の設置した解説板がある。50Mhzを聞くとニューカレドニアの局が強力に入感していたが、DPアンテナに5Wでは応答はなかった。奈良県吉野郡移動のJF3VAX局に声をかけて山ランを達成する。
高山山頂から太鼓山
高山山頂には解説板が多かった
下山は東谷からの道を下る。新緑のブナの樹間からは天橋立も見える。素晴らしいブナの新緑を楽しみながら内山集落跡へ戻り、高尾山はパスして本日の登山を終えた。
ブナ林の新緑
東谷から内山への道
ブナハウス下の内山と味土野の府道別れ、道路に比べて標識は立派