JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

丹後半島の山初日

2012-04-30 | 山と無線

4月28日(土)

 GW前半は京都北部丹後半島にやって来た。初日は小金山と金剛童子山、高山などに登る予定だ。

 一座目の小金山(416m)は京丹後市弥栄町にある山。前回取り付きが分からず引き返した経過がある。ネットの検索では、山の東西南北それぞれの集落から道があるらしい。前回もチャレンジした北麓の中山から地形図にある道を登ることにした。車は府道の路肩に駐車場所を探す。中山から田んぼの中の道を南に進むと終点に水道施設があり、その手前右側に尾根道への取り付きがあった。山名を書いた表示と、山へ伸びる電線の電柱も立っている。前回はまったく気が付かなかった。

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小金山への取り付き

 尾根筋の道は明瞭で間違えることはない。電線を埋設した跡も所々にある。府道から30分程で山頂に到着した。山頂には二棟の社とトイレ、京丹後市の無線中継局などがある。小広い山頂で北から西方面の展望が素晴らしい。7Mhzで東かがわ市のJA5CBU局と交信できた。25分かかって往路を戻る。

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小金山山頂の社(小さい方)

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山頂からの眺望(間人方面)

 二座目は金剛童子山(614m)。小金山の南にある。登山口の味土野集落は細川ガラシャが幽閉された地である。谷沿いの道を進むと川に架かる橋は立派な橋が架け替えられていた。

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金剛童子山の登山口、標識があり山の説明が書かれていた

 よく整備された道を進むこと40分で社の立つ山頂に到着した。50Mhzで石川県野々市市移動のJG3IFX局と交信する。

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金剛童子山山頂

 下山は展望台経由の林道コースを選択する。途中、登山道を整備されている地元の方々に出会い、感謝の言葉を交わす。展望台は広い草原で双眼鏡まで設置されている。素晴らしい展望に心癒される。林道と市道を経由して50分で車に戻ることができた。

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山頂肩の展望台、素晴らしい眺望が広がる

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よく手入れされた登山道

 三座目は丹後半島の最高峰である高山(702m)に向う。京丹後市大宮町にある小町公園から五十河集落を抜け車1台通るのがやっとの府道を上がる。公園脇には災害のためブナハウスまで車で行けないとの表示がある。行ける所まで行ってみようと思うが、初めての道は先の予想が付かず天文館先に車が停まっていたのでその横に駐車して歩くことにした。内山ブナハウスの手前で道路が大きく崩落した所があり、人一人進むのがやっと。その手前の指定駐車場所までは車が入っていた。

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内山の廃村跡に立つブナハウス

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廃村跡には福寿草が咲いていた

 高山への登りは駒倉峠からの尾根道を歩く。尾根道からは西方面の展望が良い。山頂にはベンチがあり、国有林や京都府の設置した解説板がある。50Mhzを聞くとニューカレドニアの局が強力に入感していたが、DPアンテナに5Wでは応答はなかった。奈良県吉野郡移動のJF3VAX局に声をかけて山ランを達成する。

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高山山頂から太鼓山

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高山山頂には解説板が多かった

 下山は東谷からの道を下る。新緑のブナの樹間からは天橋立も見える。素晴らしいブナの新緑を楽しみながら内山集落跡へ戻り、高尾山はパスして本日の登山を終えた。

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ブナ林の新緑

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東谷から内山への道

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ブナハウス下の内山と味土野の府道別れ、道路に比べて標識は立派

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三国山、愛宕山、龍ヶ城

2012-04-15 | 山と無線

4月15日(日)

 今週も福知山の山へ。地形図「三岳山」にある三座を登る計画だ。

 最初は三国山(570m)。福知山市と兵庫県豊岡市の境界の山だ。福知山市雲原の西石集落から登る。西石集落の最後の民家を過ぎた先に大きな砂防堰堤がある。堰堤の左岸にある舗装路を登ると駐車スペースもあった。少し戻って但東町大河内に伸びる谷筋の道を登る。鞍部に着いたら南に方向転換して府県境の尾根を進む。気持ちの良い歩きやすい尾根道が続く。

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府県境尾根から北の江笠山を見る

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三国山への尾根筋

 尾根筋の登りの途中に557.0mの四等三角点があるが山頂はもう少し先だ。西石の駐車場所から45分で三国山山頂に到着した。南東方面の眼前に少し変わった形の三岳山が迫っている。7Mhzで山形県村山市移動のJR7KGE局と交信し、30分かけて来た道を下山する。

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三角点は尾根筋の登り途中にある

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三国山山頂、眼前に三岳山が迫る

 二座目は愛宕山(338m)。登り口は福知山市常願寺集落にある神社だ。昔あったらしい参道は今はなく神社裏から尾根を辿る。最初は竹林でだんだん傾斜が急になり、距離は短いものの急な登りに汗が滴る。30分かかって朽ちかけた社のある山頂に着いた。50Mhzで和束町鷲峰山移動のJH3FYC局に声をかけて山ランを終える。

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愛宕山登山口の神社、この裏から尾根を登る

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愛宕山山頂、古い社は倒壊寸前

 本日の最後は龍ヶ城(645.6m)。愛宕山の西にある山だ。国道を戻り愛宕山の北に位置する竹石集落から登る。民家の先、林道の取り付きに広い駐車スペースがあるのでここに車を置かせてもらう。ここから真西に伸びる林道を上がる。周囲にはミツマタの花が咲き乱れている。

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林道の両脇にはミツマタの花が咲き乱れている

 林道終点からは急斜面の杉林の中を峠目指して登る。粘土質の急斜面で足元が良くすべるので注意が必要だ。やっとのことでたどり着いた峠には大きな地蔵と石碑がある。どちらも江戸末期の年号が彫られていた。

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小畑に抜ける峠に立つ地蔵さん、安政3年(1856年)の年号があった

 峠から南に向きを変え尾根を登る。こちらも急な尾根だが、地面が硬い分先ほどの谷筋よりは登りやすい。急な斜面に喘ぎながら登り、駐車場所から75分かかってようやく山頂に立つことができた。三角点の先には大きな穴があった。金の鳥を埋めたなどのいわれがあるらしいが、そんなに古いものには見えなかった。この山頂は標高が高い分430Mhzで多くの局が入感しており、篠山市三国岳移動のJL3VOG局他と交信できた。下山は同じ道を45分で戻った。

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龍ヶ城山頂

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和久山と親不知

2012-04-08 | 山と無線

4月8日(日)

 地形図「福知山西部」で未踏だった二山に登った。

 一座目は和久山(471.6m)。福知山ゴルフ場の北側にある端正な形をした山だ。

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南麓から見た和久山

 インターネットで探しても和久山登頂記は余りない。地形図を眺めながら、ゴルフ場の北西から北に延びる道を鞍部まで登り、後は尾根筋を東に辿って山頂を目指すことにした。福知山市の北山集落からゴルフ場の西側に沿った舗装路を上がる。目指す登山口の手前で地道となるが問題なく走行できた。予定していた登山口には北に伸びる作業道があり、駐車スペースもある。

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和久山へはこの作業道から取り付いた、右手にはシイタケのホダ木があった

 作業道終点からは谷筋の古い道をたどる。P428東側の鞍部から東に方向転換し、後は尾根筋の踏み跡を山頂目指して進む。北側は府有林の表示がある杉の人工林となっている。山頂はそこそこの広さがあり、広葉樹の間から東や南にかすかな展望もある。430Mhzはまったく入感なし。7Mhzで大分県日田市のJF6TLZ局と交信し往路を戻った。登り45分、下りは35分を要した。

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山頂への尾根筋、左側が府有林の模様

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和久山山頂の三角点

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和久山山頂からの眺望

 本日の二座目は親不知(604.6m)。兵庫県丹波市市島町との境界にある山だ。こちらの山はネットにも数多くの登頂記がアップされており、登山口も福知山と市島町の両方にそれぞれ複数あるようだ。一昨年、マツタケシーズンの止め山で断念した経過もあり、福知山市市寺からの道を選択した。農家レストラン「サラサ」を過ぎて林道のゲート前に車を置く。ゲートの左に人が通る狭いドアがありここから林道を歩く。

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市寺の林道ゲートから歩き始める

 二つあるため池には鴨の番が浮かんでいた。林道終点に登山口の表示があり、ここから杉林の中を急登する。

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林道終点の登山口表示

 中腹からは広葉樹の中の道となる。尾根筋に取り付いたら後は快適な尾根道となる。要所に指導標があり、迷うことはない。歩き始めから80分で展望の良い親不知山頂に到着した。

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親不知山頂

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山頂から東側、丹波市方面の眺望

 こちらは標高が高い分430Mhzでも入感があり、河内長野市のJN3IEN局や堺市のJA3WPN局とも交信できた。下山は同じ道を60分で戻ることができた。

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和久山下山後に北西側から見た親不知

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奥山と高ツク山

2012-04-01 | 山と無線

4月1日(日)

 今週も京都と兵庫の府県境の山へ登った。

 一座目は奥山(469M)。登山口は福知山市三和町と船井郡京丹波町の境界にある三郡峠(みくにとうげ)だ。京丹波町側に入ったところに駐車して、府県境の尾根に取り付く。中腹までの尾根筋は歩きやすい道が続く。

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府県境を南に延びる尾根筋

 中腹から先は岩場にコケの生えた尾根で若干藪っぽくなるが、枝尾根もなく明瞭で迷うことなく登れる。山頂手前から西に方向転換し少し進むと奥山の山頂だ。辺りを大分探したが山頂を示すものは見付ける事ができなかった。7MHZで福山市のバラ祭り記念局8J4BARAと交信する。下山も往路を戻る。

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奥山への途中から、先週登った万燈山、鷹ノ巣山方面の展望

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こちらは五条山や三峠山方面

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奥山山頂

 二座目は奥山の南西にある高ツク山(415M)。登山口は篠山市の川阪集落となる。予定では川阪の墓地横から北に延びる道を登り、府県境から尾根筋を辿ることにしていた。県道300号沿いにある墓地手前の路肩に駐車する。Photo_5

高ツク山の登山口

 獣避けのゲートを通り、谷筋を上がる道を進む。最近は歩く人も余り無いようで少し荒れた道だ。峠のようなところから西に登るはっきりした尾根があるのでここが府県境と思い進む。あとでGPSの軌跡を確認すると、府県境から100m余り手前の尾根でP350を経て予定の尾根に取り付いたようだ。その後360m辺りのピークから枝尾根に入ってしまい激下りで草山温泉から南に伸びる林道終点まで降りてしまった。やむを得ず谷を詰め本来の尾根まで急登する。迷走しながらようやく高ツク山にたどり着いた。山頂には山名プレート一枚と三角点があった。7Mhzで和歌山県日高郡移動のJL3OGS局他と交信できた。下山は登りでの誤りを修正して予定のコースを駐車場所まで戻った。

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高ツク山山頂のプレート

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高ツク山山頂の三角点

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登山口の梅は満開、先に見えるのは小金ヶ嶽?

 

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