2024年7月30日(火)
今日は今回の移動の目的である利尻山(1721m)に登る日だ。宿の朝食弁当をもって早朝4時に登山口への送りの車に乗る。登山口の北麓野営場までは5分くらいだ。まだ日の出前なので周りは薄暗いがヘッドランプ無しで歩き始める。そのうちに日の出時間を過ぎた。
登山口の北麓野営場
ポン山分岐
甘露泉水とポン山分岐を過ぎると長い道のりが始まる。今日は雨の予報はないが濃霧で展望は期待できない。登山道の脇に咲く花を見ながらゆっくりと登っていく。4合目野鳥の森(390m)、5合目雷鳥の道標(610m)と標識があるが、残り1100m登らなければならないのに5合目はいかにも早い。
4合目野鳥の森
5合目雷鳥の道標、エゾライチョウは本州のライチョウとは違うらしい
花が癒やし
その先も花を見ながら6合目第一見晴台(760m)、7合目胸突き八丁(890m)、第二見晴台(1120m)と標高を重ね8合目長官山(1218m)に到着。天気が良ければここで山頂が見えるらしいが一面のガス。長官山は山ランに有効なので下山時に無線をすることにして先に進む。8合目までくると普通はあと一踏ん張りと思うものだが、利尻山では残り500m余りの登りだ。
6合目第一見晴台
携帯トイレブース
一瞬ガスが切れかけて期待したがまたすぐに覆われた
7合目胸突き八丁、標識と花しか写真に撮るものがない
第二見晴台
ようやく8合目の長官山
9合目(1410m)の先には登山道の端が崩落で切れ落ちたところが有り、沓形ルートに合流した先には荒れた登山道を修復中のところがあった。そしていよいよ山頂に到着。ガスで眺望はないが周りに広がるお花畑は素晴らしい。この先利尻山最高標高点の南峰へは崩落のためかロープで進入禁止となっている。狭い山頂の隅っこに腰を下ろして無線機を出す。今回は飛行機移動なのでハンディトランシーバーのみ持参した。つながるかどうか心配したが、144Mhzで3局、430mhzで2局と交信することができた。
9合目、あと300mの登り
登山道の右がすぱっと切れ落ちている
沓掛ルートが合流
登山道仮復旧中
ようやく山頂に到着
花畑が広がる
下山は同じルートを戻るがこれがまた長い。長官山でも無線機を出してCQを連発するが今度はまったくお呼びがかからない。だいぶ粘ったが諦めて下山することにした。甘露泉水で水を汲み最後の喉を潤す。疲れているためか美味しい水だった。
避難小屋
長官山の山ランは諦めた
行きは素通りした甘露泉水を汲む