JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

舞鶴で低山巡り

2011-06-19 | 山と無線

6月19日(日)

 近畿中部以南は梅雨空のようだが、北部は朝から曇り。予定していた舞鶴の低山に出かけた。

 一山目は東舞鶴の倉梯山(260m)。地形図にある舞鶴東IC南側からの道を辿ってみる。高速の西側に沿う二車線の道路から地形図どおりの道があった。舗装道で入口にゲートがあるが、車は停めることが出来る。舗装路は低木がおいかぶさり、避けながら歩く。しばらく行くと地道となるが、これは旧軍道のようで藪と下草が茂っており、極めて歩きにくい。地形図の道が南に大きくカーブした辺りで尾根に取り付く。尾根筋も踏み跡や山道の名残があるものの、倒木や藪の連続だ。しばらく進むと三角点があるが、山頂はさらに500mほど先だ。この辺りからコンクリートで作った小屋のようなものや大きな穴のあとが散見される。戦時中に舞鶴湾を見下ろした遺構のようだ。山頂もこうした遺構があるのみで、藪に覆われて展望はまったく無い。50Mhzで石川県移動のJJ2DWL局と交信してすぐに下山する。

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倉梯山三角点付近の遺構。ここから兵隊が舞鶴湾を見下ろしていたのか

 二山目は四面山(60m)、舞鶴市役所の南東にある。市役所の駐車場に車をおいて登り口に向う。山の北側から階段が付けられており、そこを登ると忠魂碑がある。忠魂碑の裏にさらに道が延びている。道縁には二体の寄り添った地蔵さんが、山頂先まで見守っている。山頂手前にコンクリート作りの祠があるが、扉が閉じられており中は窺い知れない。その先が山頂のようだが、道はさらに先まで続いている。山頂辺りの道縁から、50MhzのEスポで入感していた北海道釧路郡のJA8KSZ局と交信する。FT817にDPアンテナを直付けし、無線機を手に持っての運用だった。

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四面山の階段上から市役所方面を望む

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忠魂碑手前にあった大地蔵(?)の穏和なお顔

 三山目は西舞鶴の茶臼山(57m)。山の西側に南北に道があり、南側の住宅地から取り付く。すぐにGPSの近接アラームが鳴る。山頂まで100mもない。茶臼山は全体が竹薮だが、その竹林を刈り払って広葉樹の苗が植えられている。京都府の保安林改良事業の看板があるが、わざわざ植生を変更する意味がよく分からない事業だ。山頂では18Mhzで宮城県名取市移動のJG3DOR局と交信する。準備しているうちから蚊の大群が寄ってくる。交信してすぐに退散する。

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南側の住宅地から見た茶臼山全景

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与謝野町の権現山へ

2011-06-06 | 山と無線

6月5日(日)

 京都北部大江山の北西に権現山(526.7m)という名前の山がある。故郷与謝野町に位置するが、山ランをするまで名前を聞いたことも無い山だった。5日に少し時間が出来たので、以前にネット検索で見ていた「やまあそ」さんの登頂記を参考に登ってみた。

 2万5千分一地形図を見ると、権現山の西方、兵庫県境近くに滝から加悦奥まで道の表記がある。今回は、南側の滝峠側から登り、権現山西方の鞍部から山頂を目指す計画であった。府道滝峠手前の登山口には「権現」の標板があり、笹を分けると踏み跡が確認できた。

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登山口に合った標版

 道の横を谷川が流れているが、細い割には流量が多く音を立てて流れている。しばらく行くと小さな滝があり、道が不鮮明になっている。地形図にはそもそも谷川の記載が無く、滝のどちらを登ろうか考えて山頂に近い右手の斜面をよじ登る。その先も道は見当たらず、目の前に見える尾根を登ってみることにした。尾根に登ると、大半を鹿に食われたのか背丈の低い笹が生えているものの、比較的歩きやすい尾根が山頂方面に続いている。その先は、磁石とGPSを頼りに、山頂方面まで尾根を辿る。笹が生えているのも少しだけで、藪も無く歩きやすい尾根道が山頂まで続いていた。

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権現山の三角点

 山頂は適度に木が刈り払われていて、東方面の展望が得られる。しかし今日は霞が濃く、わずかに大江山が望める程度だった。430MhzでCQを出すと、豊岡市の同名の山権現山からJL3IXW局の応答があった。話しているうち、IXW局が「やまあそ」さんと分かり、HPを参考に登ったことが話題となる。

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山頂先の見晴らし岩から霞の大江山連峰

 下山は来た尾根を戻る。帰ってからGPSの軌跡を確認して分かったことだが、当初予定していた道を大分はずれ、鞍部への途中から別の尾根を歩いていたことが分かった。

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五条山と天突で山ラン

2011-06-05 | 山と無線

6月4日(土)

 先週は雨で山へ行けなかったが、今週末は何とか天気が持ちそうで京都北部へ山ラン登山に出かけた。

 一座目は京丹波町の五条山(569m)。国道9号線、173号線、府道26号線を使って京丹波町瑞穂の猪鼻集落へ。地形図の五条山西方に真直ぐに伸びる林道があるのでここから取り付く。林道は国有林の管理道のようで、ほとんど傾斜の無い道が延々と続く。路面は多くのところで水が走っている。林道終点手前で道が二股に分かれるが、ここは左へ。その先は路面一帯に木苺の木が生えた作業道を登り、終点からは間伐材を使って整備された山道を進む。標高450mを過ぎた辺りでなだらかなとこに到着するが、この辺りで道を失う。あとはGPSを頼りに目の前の尾根へ登り、その後は尾根道で迷うことなく山頂に到着した。三角点はピークより少し高圧線の鉄塔側に下がった斜面にあった。50Mhzで兵庫県のJG3XTZ局と交信する。下山は往路を辿る。

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五条山山頂の山名プレート

 二座目は福知山市の天突(320m)。「あまんづく」と読む。地形図に山名は無いが山頂に鳥居のマークが記されている。事前のネット検索では、3本のルートがあるようだが、道路沿いに立派な登山口表示のあった坂室からの登りを選択する。登山口表示から舗装された道をしばらく進むと水田があり、左に真新しい林道があるのでここを入る。林道はすぐに進入禁止の表示があるので、そこから右手の山道を入った。途中で道が不鮮明になったので、ここはとりあえず尾根筋を探して少し藪っぽい尾根をGPSを頼りに登る。山頂には大きな祠があり、地元の人の名前を書いた祭事用の道具も置いてある。山頂からは木の切れ間に、9号線と舞鶴若狭道の展望があった。18Mhzで北海道のJA8JXC局と交信する。下山は正後寺への尾根道を下る。こちらのほうが大分歩きやすかった。

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坂室の道路沿いにあった登山口の表示

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天突山頂の祠

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天突山頂から9号線方面の眺望、霞んでいていまひとつ

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