5月19日(土)
鴨瀬芦谷山(778.0m)。国道162号線の鴨瀬キャビン手前から八丁林道に入る。地形図にある八丁大道を登る。取り付きから伐採跡に杉苗が植林されたばかりの急斜面を登る。鹿避けネットには紐で結んだゲートが設けてある。薄い踏み跡を辿り尾根筋に取り付いたら、八丁大道を北に向う。山頂手前で丹波横断林道に出会う。コシキ峠方面に向かい法面の道を登って山頂へ向う。山頂には三角点があり展望はないものの樹木もまばらでくつろげるところだった。50Mhzで兵庫県川辺郡移動のJG3XTZ局と交信した。
鴨瀬芦谷山山頂
下山は山頂から西へ尾根筋を下り、広域林道に下りた。広域林道や八丁林道の状況が見たくて、あえて遠回りの林道コースを選んだ。広域林道は八丁林道との交差点にゲートがあるが、今日は開いていた。ただし、許可車以外は通行禁止との表示があった。八丁林道は若干の落石などがあるものの、上部の地道・下部の舗装路とも路面の状態は悪くなく、広域林道取り付きまでは登ってくることが可能なようだ。
二座目は城山(480m)。京北町周山の西にある山で、周山城址となっている。山頂南西の国道477号線ヘアピンカーブから地道の林道を進む。しかし、地形図の道はよく分からず、林道終点から尾根筋を直登する。途中でトレイルの道に出合い、その後は周山城址の標識に従い山頂へ登る。山頂には広い遺構が残っていた。18MhzでロシアのUA0ZC局と交信し本日の山ランを終了した。城山に登るのは、東側の街中からトレイル道を登るのがよいようだ。
トレイル道にある周山城址への標識
山頂の解説、文字が薄れて読みにくい
5月13日(日)
和歌山移動二日目は白浜からスタートした。今日は国道42号線を北上しながら、低山での山ランを予定していた。
一座目は平草原(181.6m)。白浜空港の北西にあり、一帯は公園になっている。紀州博物館側の入口に無料の駐車場がある。駐車場のすぐ北に一等三角点があった。7Mhzで栃木県佐野市移動のJA1VXQ局と交信した。
平草原公園の入口
平草原の一等三角点を示す案内
次に向ったのは印南町の狼烟山(158.3m)。山頂には携帯電話の中継局アンテナが3基立っており、簡易舗装された細い道が延びている。初めての道だったので、途中に車を置いて少し歩く。山頂には狼煙跡を示す木柱が三本あり、三角点が草に埋まっていた。430Mhzで淡路市移動の7L2KOZ局を呼んで山ラン終了。
狼煙跡の木柱
アンテナの先に太平洋が広がる
三座目は御坊市の池内山(106.9m)。御坊総合運動公園の南にあり、山頂のすぐ南を舗装路が通っている。路肩に車を停めて山頂はすぐ。シダに覆われた中に三角点があった。7Mhzで世田谷区のJL1BNE局と交信する。
駐車場所から見た池内山山頂
山山頂の三角点
池内山山頂の三角点
この後御坊市内の低山を幾つか計画していたが、お手軽な登山に慣れてしまうと藪漕ぎなどする気になれず、取り付きを探してうろうろしたものの、すべてパスして海南市へ向う。飯盛山(31m)はJR冷水浦駅の西にあり、海岸に飛び出た小さな岬のようなところだった。休校中と思われる小学校分校の先は寺院の墓地になっている。その先に戦没者慰霊の石碑がありここが山頂になっている。430Mhzで和歌山市のJG3AMG局とレポート交換した。
南側の踏切り辺りから飯盛山全景
山頂の慰霊碑
この後は和歌山市に向う。ところが今日は「和歌祭り」をやっており、予定していた和歌の浦辺りは交通規制の最中だった。やっとのことで駐車場を探し、天神山と章魚頭姿山に向う。駐車場の案内の方が毎週登っているそうで、詳しく取り付きを教えてもらった。
登り口の天満宮
祭りの混雑を避け御手洗池の西側を通って天満宮へ。天満宮の石段の左に登山口の標識があった。市民の憩いの場所でもあるようで、結構多くの人と出会う。天神山(93m)からは430MhzでJA3WPN局から応答があった。
天神山山頂
章魚頭姿山(136.6m)は「たこずしやま」と読む。山頂はちょっとした公園のようになっており、展望台からは360度の展望が広がっている。昨日も交信したJI3WBP局が姫路市の男鹿島から出ており、430Mhzで交信できた。
章魚頭姿山山頂
山頂展望台から紀三井寺方面の展望
今回の和歌山移動の仕上げは妹背山(14m)。和歌の浦の玉津島神社の東にある小島だ。島までは県内最古という石橋が架かっている。こんな低山でも山頂からの展望は良い。430Mhzで海南市のJO3VUQ局他にブレイクを入れ、和歌山移動を終了する。
妹背山全景
妹背山山頂
5月12日(土)
前夜京都発で最初の目的地である高野山へ。壇上伽藍前の駐車場にて車中泊する。12日は季節はずれの寒い一日となった。一座目の弁天岳登り口である大門前の気温表示は4.6℃となっている。大門から女人道を登り弁天岳山頂(984.2m)へ。7Mhzで新潟県胎内市移動のJH0CJH局と交信する。
弁天岳登山口の高野山大門
弁天岳の三角点、奥にはレピーター局があった
続いて中の橋駐車場に移動し高野三山へ向う。奥の院にある企業などの大きな墓地を抜け高野三山登山口へ。最初は摩尼山(1004m)だ。駐車場からは45分程度。堺市移動のJN3BZK局他と430Mhzで交信する。
摩尼山山頂の祠
摩尼山から30分で三山最高峰の楊柳山(1008.6m)に到着。楊流観音を祭る祠の後に三角点があった。430MhzでJA3WPN局と交信し次に向う。
楊柳山の山名プレート
高野三山の仕上げは転軸山。一端車道まで下り910mの山頂に登る。ここにも弥勒菩薩を祀る祠がある。7Mhzで千葉県のJI1IIF局と交信し三山での山ランを終える。女人道を下らず奥の院への道を下り駐車場へ戻った。
転軸山への途中、天に向って伸びる杉の美林
転軸山山頂の祠
奥の院の大師御廟前、観光客が増えてきた
ここから高野龍神スカイラインを走り、近辺の山頂を目指す。
水ヶ峰(1184m)は和歌山県高野町と奈良県野迫川村の境となる。ピークの南を通る舗装路へ入り、植林地の急な谷を7分も登ると山頂だ。430Mhzで生駒山系を縦走中のJS3RIP局他と交信出来た。
水ヶ峰山頂の山名プレート
次の白口峰(1110m)はスカイラインの県境にあるかつらぎ町の標識横から取り付いた。チェーンで封鎖した林道があるが、この林道を進まずにスカイラインとの間の尾根を登るのが正解。10分ほどで三角点のある山頂に到着した。7Mhzで奈良市のJA3HXQ他と交信する。
白口峰山頂
この後は笹の茶屋峠から西に下る舗装林道沿いに四座を登った。
伏拝山(1026.4m)は京大の演習林の横にある。山頂東側140mほどの舗装林道から地道の林道が伸びており、山名の案内板も設置されていた。5分も歩くと三角点のある山頂だ。7mhzで山口県大島郡移動のJA4ZKI局と交信した。
伏拝山への取り付き
伏拝山山頂
文覚山(N34°4′59″、E135°30′17″,1003m)は地理院の電子国土基本図に山名が表示されている。山頂東側の取り付きから尾根筋を13分で広い山頂に到着した。7Mhzで神奈川県相模原市の7K4NBV局と繋がった。
文(間)覚山山頂
朽砥山(858.3m)山頂には三角点がある。林道から3分で山頂に立つ。今日は7Mhzのコンディションがいまいちで、山ランで始めて10Mhzのアンテナを張ってみる。7Mhzよりはいいようだ。山形県鶴岡市移動のJR7KGE局を呼んでここも終了。
朽砥山山頂の三角点
枝林道の最後は矢筈山(683.2m)。これも林道から3分ほどで三角点のある山頂に到着だ。10Mhzで福岡県小郡市移動のJF3ELH局と交信。
矢筈山山頂の山名表示
林道を戻り高野龍神スカイラインに復帰する。護摩壇山(1372m)へはごまさんタワー駐車場から遊歩道を10分で到着した。430Mhzで徳島市のJA5DAH局と交信し、本日最後の龍神岳へ向う。
ごまさんタワー
護摩壇山への遊歩道
護摩壇山山頂の東屋
龍神岳(1382m)は和歌山県の最高峰だ。護摩壇山から遊歩道をさらに10分でNHK中継局のある山頂だ。姫路市のJI3WBP局と交信し、山ラン活動で最高の1日12座を終了した。
龍神岳のアンテナと展望
龍神岳山頂
5月5日(土)
今年のGW後半は天気がもう一つ安定しない。ようやく晴れマークがついたので、京都北山の未踏の山に登ってきた。
最初に向ったのは奥ノ谷山と中山谷山。南丹市美山町の北東部で、登山口は美山町の田歌集落となる。車が2台あれば福井県境の五波峠から歩きたいところであるが、単独のため芦谷林道から登る。府道を田歌舎の前で曲がり五波峠方向に進む。右手に伸びる最初の林道が芦谷林道だ。林道の取り付きに車を置いて歩き始める。林道の分岐は右に進む。
右側の林道を登る、チェーンがあり車は進めない
標高550m辺りで次の分岐があるが、ここは左に進みくねくねと尾根筋に付けられた林道を登る。林道はP743南の尾根まで伸びている。終点の標高は約730mといったところか。歩き始めからここまで約70分かかった。
林道終点
林道終点から南に伸びる尾根を進むと、奥ノ谷山への尾根道となる。広くて歩きやすい尾根だ。途中西方面の展望が開けている。
奥ノ谷山への尾根筋
尾根から八ヶ峰、頭巾山方面の眺望
奥ノ谷山山頂
林道終点から25分程で奥ノ谷山(811.0m)山頂に到着した。430Mhzで堺市のJA3WPN局と交信する。20分で林道終点まで戻り、今度は尾根を北に歩いて次の中山谷山をめざす。結構枝尾根が多く、特に下山時に迷いそうだと思いながら注意深く進む。P766には京都大学の境界杭があり、この尾根が演習林との境界になっているようだ。
京都大学のコンクリート杭
中山谷山の東にある770mのピークで方向を西にとり、林道終点から50分程で中山谷山(791.8m)山頂に着いた。430Mhzで兵庫県笠形山のJJ3LLT局、武奈ヶ岳のJQ2FOY局と交信した。両局とも山ランの先輩局である。下山は往路を戻り85分で車に戻った。
明るい中山谷山山頂
今日は午後から急に天気が崩れるという予報だったのでこれで終わりにしようかとも思ったが、時間も早く天気も持ちそうだったので帰りがけに大悲山に向う。花背原地町から峰定寺への道を入り、民家の手前から桑谷山への林道を北に進む。路面の状態が良くないので、少し入ったところで車を置いて歩く。林道を600m程入ったところで谷川が二股になっており、コンクリートの橋が架かっている。ここから急な尾根に取り付きP622を超えて大悲山の北に延びる尾根に乗った。
林道に架かるコンクリート橋の先から右手の尾根に取り付く
P622辺りは高圧線鉄塔があり広く刈り払われている
ここから方向を真南に転換し、やや荒れた尾根を進むと大悲山山頂(741m)に到着した。コンクリート橋から55分かかった。このころからやや天候が怪しくなってきたので、強力に入感していた右京区の固定局にブレイクを入れレポート交換をお願いする。遠くでは雷の音も聞こえだす。あわてて下山にかかり、30分で車に戻ることができた。
大悲山山頂
山頂にかかっていた山ランの山名プレート
4月30日(月)
今日は宮津市の山を登る計画だ。
最初に向ったのは角突山と汐霧山。どちらも丹後縦貫林道の傍にある。ところがこの林道があちこち災害等で寸断されていて、なかなか思うようには走れない。昨日登った碇峠からの道も走れるのは碇高原牧場までで、その先のスイス村には行けないと書いてあった。日置から上世屋へ府道75号を上がり、世屋高原から縦貫林道に入る。すると家族旅行村の先で通行止めになっており、ゲートが開いていたのでしばらくは進んでみたが倒木の前であきらめて車を置く。遠くの角突山までナビで2km余りだったので歩くことにした。林道自体の崩壊はないようだが、倒木が通行止めの原因のようだ。
一座目の角突山(629m)は林道の取り付きから山頂まで7~8分の距離である。山頂からの展望はない。50Mhzでいつもお世話になっている和束町移動のJH3FYC局に声をかけて山ランを終える。
南側の林道から見た角突山
角突山山頂、三角点がある
直ぐに下山して林道を戻り、次の汐霧山(640m)に登る。こちらも林道の取り付きから10分ほどで展望のない山頂に到着した。430mhzで岐阜市の国体記念局8J2GFと交信できた。
汐霧山の北側林道から
汐霧山の山頂
この後、日置にある弥助山(184m)に向う。現在山の周辺は、地形図にない府立の公園になっている。公園の進入道路を進み、駐車場に車を停めてGPSを見ると山頂まで400m余り。公園の職員によると山頂方面は立入禁止とのことだったが、わけを話して登らしてもらう。しかし、笹薮をかき分けて途中までは何とか登ったものの、その先は笹薮に加えて低木が茂っており、今日はあきらめることにした。ここで一気にやる気がなくなり、以下の予定はまた今度にして今回の丹後半島での山ランを終了した。
4月29日(日)
丹後半島二日目は「舟屋の里」伊根町の山へ向う。一座目は碇山(555m)。京丹後市と与謝郡伊根町の境界にある山。ネット検索をしても登頂記は見当たらない。地形図を見たところでは、府道652号の碇峠から尾根筋を登るのが良さそうだったので、碇峠まで車を進める。峠の路肩に車を停める。
碇峠の向こうには碇高原牧場が広がる
峠から尾根には取り付けそうになく、伊根町側に林道があるのでここを進んでみる。昨冬の大雪の影響か青々とした倒木が多く、林道歩きにも難儀する。林道終点から支尾根を登る踏み跡がある。笹を刈り払った道が付けられているが相変わらず倒木が多い。主尾根に乗ったところで道は終わっている。山頂までの距離は約340m、この先は深い笹薮だ。背丈を越えるような笹薮を漕いで進むと山頂手前で藪も薄くなり、何とか碇山山頂に到着した。50Mhzを聞くとコンテストの局が多く入感している。そう言えば今日はオールJAコンテストだ。JG5DHX局と交信して山ランを達成する。
主尾根の登りはこんな笹薮が
碇山山頂
次に向ったのは船津山(548m)。地形図を見ると山頂付近まで道が伸びている。この辺りの山は旧造林公社の事業地が多く、作業道が多く設けられたようだ。道の広そうな長延集落から舗装された林道を登る。若干落石は転がっているが作業道取り付きまでは車で行けた。そこから先は地道の林道となり、車を置いて徒歩で登り始める。始めのうちは快適な林道歩きだが、スイッチバックしてからは廃道のような道となり藪漕ぎを強いられる。林道終点から少しだけ山頂目指して適当に登る。430Mhzで比良の蓬莱山からJO3FLY局が出ていたので交信する。
林道終点付近にあった造林公社の表示
船津山の山頂
船津山(猿ヶ尾への登りから)
三座目は猿ヶ尾(400.8m)。こちらも山頂付近まで林道が伸びている。簡易舗装された林道は入口が鎖で閉じられており車は入れないが、比較的新しい道のようで藪もなく登ることができた。林道終点から尾根への踏み跡を登ると直ぐに三角点のある山頂に到着した。展望はないが藪もなくくつろげる山頂だった。430MhzでJA3WPN局と交信できた。
猿ヶ尾への取り付き
林道の途中から長延集落を望む
猿ヶ尾山頂