2022年9月25日(日)
滋賀県の福井県境に近い大黒山(892m)に登る。登山口は国道365号の旧道にある椿坂峠だが、現地に行くと旧道は災害のため通行止めとなっていた。どうしようかなと思いながら椿坂トンネルを抜けるとこちら側の旧道取り付きももちろん通行止め。しかし、ここから峠までは1km程なので車をおいて歩くことにした。峠までの道路は路面に砂が広がっていたり一部路肩が崩れていたが大きな災害の跡は見られなかった。
トンネル北口から歩く
椿坂峠の登山口は夏草が少し茂っているがはっきりしている。関電巡視路に見られるプラ階段も先に見える。プラ階段や深く掘れた急登の道を登っていく。途中、樹間に敦賀湾方向や反対側の奥琵琶湖方向が少し見えるが眺望はほとんどない。道は終始はっきりしていて迷うような所もない。主稜線に乗ると南にブナ林の中に良い道が見えた。新緑や紅葉の時に来てみたいものだ。
登山口
プラ階段あり
大黒山山頂は稜線を少しだけ北に行く。すぐに三等三角点のある大黒山山頂に到着。ここも展望はない。いつもの430MHzのハンディトランシーバーとホイップアンテナでワッチすると、今日はコンディションがよいのか多くの局が入感している。奈良県や鳥取県、愛知県などが聞こえた。そんな中琵琶湖の沖の白石(付近?)から出ていたJK3IAH局を始め、福井県内の3局と交信できて山ランとSOTAのポイントも稼ぐことが出来た。
いきなりブナの巨木
深く掘れた道もある
敦賀湾方向
この辺り歩きやすい
奥琵琶湖方向
山頂へ少しだけ小笹の道を行く
大黒山山頂
2022年9月24日(土)
今年3月に入籍をした次男夫婦の結婚式に出席。コロナ禍のため親族のみの参加で行った。両家の結婚式という形でなく二人が相談して親族の人前結婚式という形だ。
前撮りの様子を一枚
リハーサルに式本番、写真撮影と進んでその後お食事会。記憶に残るよい結婚式だった。
お開きの後に部屋から夜景を一枚
2022年9月12日(月)
前夜宿泊した剣山荘は比較的新しくシャワーがありトイレも水洗だった。何よりあてがわれた寝床が中二階?の端っこで隣が空いていたのが嬉しかった。最初から耳栓をしたので同室者のイビキやドアの開閉音も余り気にならず寝ることが出来た。
この日は剱岳に登頂し室堂まで下山してそのまま帰宅する予定。標準のコースタイムは9時間を超えるので、最近のスローペースを加味して早立ちすることにした。朝食は弁当にしてもらい3時半に起床。大きなザックは小屋に預けて4時前に出発した。ヘッドランプを付けて歩くのは久しぶりでやや緊張しながらの登山開始となった。
日の出前に出発
剣山荘からライトで先を確認しながら登山道を登り尾根筋に乗ると一服剱。ここも山ランに有効だが無線は下山時にすることにして先に進む。その先の前剱まではいったん下って急な登りとなる。前剱(2813m)山頂は上りルートにあり下山時は巻き道となるようだ。山頂に着く頃には既に日が昇っていた。空腹を覚えたので山小屋の弁当を半分ほど食べる。無線機を出して144MHz・FMでCQを出すと長野市のJG0VLT局から応答があった。早朝から感謝😂
富山市方向の明かりが見えた
日の出は山に隠れて見えなかった
山が朝日に照らされてきた
前剱山頂
岩の間をオコジョがうろちょろ、小さくて可愛い
この先がいよいよ剱岳別山尾根ルートの核心部となる。平蔵のコル、カニのタテバイと岩場を越えて行く。先行者の様子を見ながら間隔を空けて上るので、息が上がることもなく登ることができた。早月尾根ルートと合流すると山頂はすぐそこ。祠のある山頂に着いて珍しくいつもは遠慮する写真を撮ってもらった。少し離れたところまで戻って山ランとSOTAの無線運用を行う。昨日も交信してもらった高岡市のJA9MGH局に始まり、珠洲市、小諸市、長野市の各局と交信できた。
ガスがかかって視界はよくない
ここがカニのタテバイ
早月尾根ルートに合流
珍しく山頂でパチリ、疲れた顔は見せられない😅
無線運用も達成できたので急いで下山にかかる。下山ルートの核心部はカニのヨコバイと言うのがあるようだが、表示を見落として何処がそれか分からないまま平蔵のコルも通過。前剱近傍で休憩して一服剱(2618m)まで戻る。ここで最後の山ラン無線運用を行う。射水市のJR9RZY局や魚津市の局からお声がけいただき予定したすべてのピークでの無線交信も行うことが出来た。
この辺りからガスが切れて眺望が広がった
一服剱まで戻った
一服剱から前剱
荷物を預けた剣山荘に戻り、缶ビールで残った朝食弁当を流し込んで下山を急ぐ。剣山荘から剱御前小屋までは長い登り。小休止して雷鳥沢の道を戻りテント場から室堂までまた登りとなる。最後はへとへとになりながら室堂ターミナルに到着し、14時20分発のバスに乗ることが出来た。バスの最終が16時半で、間に合わなかったときのことも考えていただけに安堵の下山だった。
テント場が見えてきたがなかなか着かない
雷鳥沢から室堂までつらい登り
2022年9月11日(日)
前日午後自宅を出て北陸道のPAで仮眠、翌朝起き出して立山駅に向かう。立山には2010年に一度来たがその時は室堂行きの夜行バスで来た記憶がある。立山黒部アルペンルートを使うのは初めてだ。
立山駅の広い無料駐車場は近いところから埋まっていて、やや離れた駐車場を案内された。駅に行くとチケットを買う長い列が出来ていた。ようやくチケットを買ってケーブル乗り場へ。臨時便が出ているようでケーブルも美女平からのバスもそんなに待つことなく乗車できた。
立山駅はチケットを買う行列ができていた
立山・室堂の往復チケット、結構高い
室堂ターミナルに着くと扇沢から来た登山者や観光客も含めて賑わっている。今日は予定のコースタイムが5時間足らずなので急ぐこともない。ゆっくり歩くことを念頭にミクリガ池方向への遊歩道を進む。雷鳥沢のテント場までは150mほど下りここから雷鳥沢の登山道を登っていく。標高2750mの剱御前小屋には11時頃に着いた。
室堂ターミナルを出るといよいよ登山開始
一ノ越への道
奥大日岳と大日岳
ミクリガ池の先に立山
みくりが池温泉と大日岳
地獄谷への道は通行止
ミクリガ池の先に雄山と浄土山
硫黄のにおいが強い
雷鳥荘と大日方向
地獄谷
雷鳥沢のテント場を見下ろす
橋を渡って雷鳥沢の登り
一ノ越から右に龍王山と浄土山
一ノ越から左に雄山と大汝山
劔御前小屋
剱御前小屋は立山から別山を周回したり室堂から剱岳を目指す登山者などが行き交う地点となっている。ゆっくりと休憩しまずは剱御前の山頂に向かう。最初のピークは剱御前山(2792m)と言うようだがここは山ラン無効なのでそのまま通り過ぎる。その先の登山道で雷鳥がいるのに出会った。すぐに逃げずに写真を撮らせてくれた。剱御前(2777m)山頂は地図に名前がありもちろん山ランに有効。430MHz・FMを聞くと日曜とあって結構賑わっている。CQを出して高岡市や南砺市の局と交信し来た道を剱御前小屋に戻る。
剣沢と剣岳
剣御前への登りから剣御前小屋と別山
剣御前山
登山道に雷鳥がいた
剱御前の先に剱岳、富山側にガスがかかっている
この後今日の宿泊地である剣山荘に向かう。剣山荘の標高は2470mなので剱御前小屋からは280mほど下ることになる。岩の多いルートで結構疲れたが何とか小屋に到着。チェックインを済ませてから小屋前のベンチで缶ビールを飲んで初日の登山を終えた。
剱御前山頂
剣山荘が見えてから結構遠い
剣山荘の夕食
2022年9月4日(日)
今日は特に予定もなかったのでゆっくりとした目覚め。ネットで天気予報を見ると雨は降らなさそう。一日どうやって過ごすかなあと思いながら、このままだとゴロゴロして一日が終わりそうな予感。それもいいのだが急遽思い立ってどこか近場の山に行くことにした。行き先をあれこれ考えながら、時間が遅いので登山口から往復3時間程度の山を考え、高島トレイルの百里ヶ岳に向かうことにした。
百里ヶ岳は山ランを始めたての2010年8月に一度登っている。当時は高島市朽木の小入谷集落からまだ舗装されていない林道を使って登ったが、その林道小入谷線も今では全線舗装が完了しているようだ。県境のおにゅう峠まで行くと時間が昼前なので雲海は見られないが、野鳥観察や観光がてらに訪れている人が結構いた。少し戻って高島トレイルの百里ヶ岳登山口に車を路駐。福井と滋賀の県境尾根筋に付けられたトレイル道を登っていく。
おにゅう峠
おにゅう峠から240m下がった登山口
途中に根来坂峠(830m)があり鯖街道が交差する。鯖街道が日本遺産に認定されているとかで案内板もあった。なんでも根来坂峠を通る針畑越の道は数ある鯖街道の中でも最古のもので、若狭から都へ海産物を運んだほか戦国時代には徳川家康の越前朝倉攻めなどにも使われた歴史の道のようだ。
根来坂峠
鯖街道の説明
根来坂の由来を見て先に進む。道は県境の尾根筋を忠実に辿っていて、時々遠くに滋賀県の琵琶湖や福井県の若狭湾など眺望が広がる。
広葉樹の葉っぱがやや黄色がかってきた
百里ヶ岳(931m)の山頂は広い平地に一等三角点があり、眺望こそイマイチだが木陰もあって休憩するにはもってこいだ。今日は風も吹いていてとても気持ちがよかった。先ずはアマチュア無線の運用を行う。430MHz・FMで米原市の伊吹山から出ていたJH3TBY局を始め、長浜市・菰野町の御在所山・小浜港・橿原市の各局と交信できた。コンビニご飯を食べて来た道を戻った。
百里ヶ岳山頂
一等三角点
広くてくつろげる
今日は道中にいろんなキノコがあった。
紫色のキノコは余り見た記憶がない、ムラサキアブラシメジ?
以下まったく不明😁
キクラゲ?
こんな花も、ヤマホトトギス?