JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

近江八幡市の奥島山

2016-06-28 | 山と無線

2016年6月26日(日)

 歩いたルート

 沖島から戻って奥島山に登るべく登山口の長命寺に向かう。奥島山(424m)は別名を津田山といい、長命寺の北に位置する。長命寺から北麓の国民休暇村までハイキングコースが通り、標識も整備されている。長命寺の裏山でもある長命寺山(333m)には実は4年前に登っているが、その時は奥島山が山ラン有効と知らずに登っていなかった。車で湖岸から長命寺への狭い道を通ってお寺の駐車場に車を置く。少し戻ったところにある登山口から、よく踏まれた道を入る。長命寺山の分岐を過ぎてさらに進むと、鞍部の先で左に小豆ヶ浜への分岐を見送る。その先はやや狭い踏み跡となり、山頂下では岩の多いルートとなった。山頂下の大岩や山頂には注連縄を巻いた岩があり、国有林を宗教団体に貸した標識なども見られた。長命寺駐車場から36分かかって奥島山山頂に到着。山頂を始めここまでは展望に恵まれなかった。430Mhzを聞くととても静かであったが、試しにCQを出すと大津市移動のJQ2OVD局他から応答があり、山ランを達成することが出来た。下山は同じコースを28分で駐車場に戻った。

長命寺下の登山口にあった国有林の看板

よく踏まれた登山道

標識は多い

長命寺山への分岐

登山道を行く

小豆ヶ浜分岐

山頂下の大岩

山頂の宗教施設?

奥島山三角点

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近江八幡の沖島で山ラン

2016-06-26 | 山と無線

2016年6月26日(日)

  歩いたルート

 近江八幡市の沖島は琵琶湖に浮かぶ最も大きな島で、淡水湖の離島で人が暮らす島としては日本でただ一つの島だそうだ。沖島には地図には名前がないものの、尾山と頭山という二つの山があり山ラン有効となっている。

 ツアー以外で沖島に渡るには、堀切港から通船で渡るのが一般的なようだ。堀切港の駐車場は沖島島民専用となっているため、少し離れた来島者用の無料駐車場に車を置いて港まで行く。10時15分の船に乗って沖島に渡る。魚釣りの若者や観光客など、予想していた以上に船客は多くほぼ満席で出港した。乗船時間10分で沖島港に着く。港の漁業会館にはお土産やお弁当を売っている売店が出ていたが、とりあえずスルーして尾山に向かう。港の前にケンケン山への標識が出ていたので、これに導かれて民家の間を歩いて行くとすぐに登山口があった。

堀切港の時刻表

船が港に入ってきた

 墓地の前の細い道を登り山道に入る。道ははっきりしていて、要所には標識もあるので迷うようなことはないが、余り人が歩いていないので蜘蛛の巣が鬱陶しい。ケンケン山(お花見広場)とホオジロ広場を過ぎて、尾根道の終点近くが尾山(220m)山頂となる。小広い山頂からは東方向にわずかに眺望があった。今日は迷うことなくまず18Mhzのアンテナを張る。大分市移動のJN4PCW局が強力に入感していたので交信した。

港の案内図

途中で見かけた小学校作成の地図

ケンケン山への標識

墓地の前から沖島港を見る、対岸は後から登る予定の奥島山

ケンケン山への道

ケンケン山から比良方向、霞んで見えない

尾山山頂の見はらし広場

尾山山頂からの展望

小学校への道にあった尾山三角点

 下山は山頂から南に延びる道を選ぶ。水泳場と沖島小学校方向への道だ。湖岸へ下りると、猫の額ほどの僅かな平地に畑が作られている。作業中の老婆に挨拶をして先に進むと沖島小学校のグランドを通る。沖島小学校は立派な校舎が整備されているが、船の中で見た小学校便りによると生徒の総数は14名で、内12名は島外から船で通っているらしい。確かにここならのんびりした学校生活が送れるかも知れない、などと考えながら港に向かう。港に着いてから今度は頭山(130m)に向かう。神社への標識に従って細い道を進むと、予想に反して立派な神社が迎えてくれる。下社から上社まで幾つかの社を見て石段を登り、最後は薄暗い藪道へと入っていく。神社の裏山は災害復旧の山腹工事の途中だが、今日は日曜なので工事は休み。資材運搬用のモノレールをまたいで登って行く。小さな棚田状になった郭跡を登って何とか最高点と思われる所にたどり着く。50Mhzで京都府宇治田原町移動のJJH3FYC局を呼んでここも山ランを終えた。

奥津嶋神社

沖島港で帰りの船を待つ

 港に戻ると次の船まで1時間半もある。仕方ないのでベンチに座り、のんびりと港の様子や釣り客などを眺めて帰りの船を待った。

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コスマと学能堂山

2016-06-11 | 山と無線

2016年6月11日(土)

 歩いたルート

 奈良県御杖村と三重県津市の境界に位置する学能堂山は、以前から気になっていた山であるがなかなか行く機会に恵まれなかったが、今回意を決して向かうことにした。山と渓谷社の新・分県登山ガイド「奈良県の山」には、津市美杉の杉平から登り小須磨峠を経て奈良県御杖村の神末上村に下山するコースが紹介されているが、マイカー登山のため神末上村からのピストンコースとした。

 神末上村にある上村観光案内所近くの路肩に車を停めてコスマ林道へ入る。入口の集落には「学能堂4.1km」の標識があった。簡易舗装された林道を進んで行くと、最初の標識から1.1km入ったところに「学能堂3.0km」の標識があり、ここで林道と分かれる。

上村観光案内所が林道への取り付きとなる

最初の標識

ここで林道と分かれる

 杉林の中の登山道は踏み跡もはっきりしているが、途中に倒木のややうるさいところがあった。小須磨峠(820m)は県境の鞍部で、学能堂山から南の三峰山に続く県境尾根にある。小須磨峠から南に130m程行くとコスマ(850m)山頂がある。ここは山ラン有効ポイントとなっているので、430MhzでCQを出すが応答がない。久しぶりにHFでもやってみようと18Mhzのアンテナを張ると、東北や関東、九州などの局が強力に入感していた。山形県米沢市移動のJA0PTK局他と交信し小須磨峠に戻る。

杉林の中の道を進む

この辺り倒木が連続する

小須磨峠に到着、小休止してコスマへ

多くのプレートが掛かったコスマ山頂

 小須磨峠から学能堂山への中間辺りには白土山(980m)があるが、ここは山ランには有効ではないようだ。念のため交信は済ましておいた。その手前から道は林道のようになって、奈良県側に古い金網の柵が続く。しかし、植林された杉は枝打ちや間伐などまったくされていない放置林で荒れていた。P942まで来ると一瞬展望が広がり、正面に山頂部の禿げた学能堂山が見えた。

古いフェンスに沿った道を進む

白土山山頂

やっと学能堂山が見えた

 一端下り最後の急登をこなすと学能堂山山頂(1021m)に到着した。「不遇の孤峰」の触れ込みとは違ってそこそこ人気の山のようで、山頂も含めて10人余りの登山者とあいさつした。広い山頂からは遮るもののない文字通り360度の展望が広がっている。山座の同定は出来ないものの、三峰山や高見山、曽爾の山など十分に展望が楽しめた。山ランは430Mhzで岐阜県土岐市の三国山に移動しているJJ6AIK局と交信。AIK局とは4回目の交信になるが、福岡から遠路移動に来られている。

山頂直下の急登

ベニバナシャクヤクも少し残っていた

学能堂山山頂

高見山をアップで

西の曽爾方面

北は大洞山と尼ヶ岳

最後に東方向

 下りは同じルートをたどる。予定していたよりかなり早く下山することが出来た。時間も早いので高速も使わず、一般道をのんびりと走って京都まで戻った。

コースタイム

9:20 駐車場所 → 10:14 小須磨峠 → 10:22 コスマ 10:58 → 11:20 白土山 → 11:47 学能堂山 12:28 → 12:55 白土山 → 13:09 小須磨峠 → 13:50 駐車場所

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高島トレイルの乗鞍岳

2016-06-04 | 山と無線

2016年6月4日(土)

 歩いたルート

 日曜日は天気が崩れる予報だったので土曜日のうちに6月最初の一座に登っておこうと、高島トレイル最北の乗鞍岳に向かう。登山口は国道161号の滋賀と福井の県境にある国境高原スノーパークとなる。ここの峠は愛発越(あらちごえ)と言うそうで、平安時代から日本の大動脈であったようだ。ここが全長80kmにも及ぶ高島トレイルの北の入口である。スノーパークの入口は閉鎖されているので駐車場を使うことは出来ない。少し福井県側に行くと国交省の山中スノーベースがあり、その前の広くなった路肩に車を停めた。スキー場入口には高島トレイルの案内や登山ポストが設置されており、ここからスキー場を通ってゲレンデに入りリフト沿いを登って行く。リフト降り場まで来ると右端の方に高島トレイルの緑色の標識が見えた。

スノーパーク入口に立つ高島トレイルの案内

ゲレンデを通ってリフトの右沿いを登って行く

リフト降り場に到着

リフト降り場右奥のトレイル入口

 ここから山道に入って行く。最初のうちはやや急でザレた道が続く。周りにはコアジサイの花がきれいに咲いていた。高圧線の鉄塔下で国道から直接登ってくる道と合流、徐々に高度をあげて行くとブナやカエデの雰囲気の良い森が広がってくる。駐車場所から1時間10分でP789に到着、小休止する。

コアジサイ

コバノガマズミ(たぶん)

ブナやカエデの林

 P789から一端下り再び山頂に向けて登って行く。この辺りは風雪で南側に傾斜した低い木が多くなる。その木の中にヤマボウシの花が多く咲いていた。P789から30分で乗鞍岳山頂(865m)に到着。山頂横には利用目的のよくわからない建物が建っていた。430MhzでCQを出すと、彦根市のJP3NGU局他から声が掛かり山ランを終了。下山は同じルートを1時間13分で下った。これで高島トレイル上にあるすべての山ランポイントを終えることが出来た。

ヤマボウシ

山頂手前からの眺望、琵琶湖に浮かぶ竹生島

乗鞍岳山頂

下山中スキー場で出合った鹿に見つめられる 

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