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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

屯鶴峯から二上山へダイトレ道を歩く

2012-11-26 | 山と無線

2012年11月25日(日)

 

ルートマップはここをクリック

 

 ダイヤモンドトレイル起点の屯鶴峯から二上山へ登り、当麻寺へ降りるコースを歩いた。

 京都から近鉄電車に乗り、大和八木で大阪線に乗り換えて関屋駅で下車。大阪樟蔭女子大の西側から分譲中の住宅地を通り、国道165号線を左折、穴虫の交差点を右に折れて近鉄南大阪線の線路沿いの県道をしばらく進むと右手に屯鶴峯の案内があった。

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県道沿いの屯鶴峯入口

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天然記念物屯鶴峯(どんづるぼう)の説明

 入口を少し北に入るとすぐに道は終わり、いきなり凝灰岩の塊が現れる。地形図によると尾根筋に道があるように見えるがはっきりしないところもあり、目印を頼りに踏み跡を進むと間違って西側の谷筋まで下りてしまった。結局、じめじめとした谷筋を山頂の西まで行き、山頂目指して直登する形で踏み跡を登った。山頂(154m)は送電線の鉄塔があるのみで、長く留まるような所ではない。430Mhzで金剛山移動のJH3JFF局と交信した。下山は尾根筋を戻る。凝灰岩の尾根を適当に歩きやすそうな所を選んで歩き、入口に戻った。

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屯鶴峰山頂

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屯鶴峯らしいところ

 屯鶴峯での山ランを終えて県道に戻り、府県境を越えて大阪側に入ると左側にダイヤモンドトレイル北入口の標識があった。ここから山道の歩きとなるが、階段の多いアップダウンの道で、結構疲れる。所々、二上山や南大阪方面の展望の利くところがあった。

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ダイヤモンドトレイル北入口

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二上山(左:雄岳、右:雌岳)

 雄岳と雌岳の鞍部(馬の背)が近づいてくると、コンクリート舗装の道となり急に人が多くなる。どうもすぐ下まで車で上がってこられるようだ。最初に雄岳(517m)に登る。山頂には神社があった。岸和田市移動のJO3QZA局と交信し馬の背に戻って雌岳に向う。

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雄岳山頂の神社

 馬の背から雌岳山頂にかけては、斜面に多くのベンチが設けられ、南大阪の展望を楽しみながら休憩することが出来る。雌岳(474m)山頂には大きな日時計があり、吉野方面の山々を一望できる。各地の山に登っている山ランメンバー各局と交信して下山にかかる。

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雌岳山頂

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雌岳山頂から吉野方面の展望

 雌岳から岩屋峠へダイトレ道を下る。途中、大和葛城山が勇姿を見せる。岩屋峠からは竹内峠方向に進む。当麻寺、マロコ山への分岐に出合いダイトレ道を離れる。道の両側をクマザサが覆うが、道は笹も刈り払われており迷うことなく歩くことが出来た。麻呂子山(213m)は当麻寺の背後の山だ。樹木に覆われて展望はない。池田市移動のJF4CAD局と交信して本日予定の4座を終了した。

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岩屋峠への下りから大和葛城山

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麻呂子山山頂の山ランプレート

 麻呂子山から南東に急坂の尾根を下り、鞍部から北に向う道を進むと当麻寺はすぐだった。風情のある門前町を眺めながら近鉄の当麻寺駅に向かい、帰京した。二上山や当麻寺も観光客は多かったが、京都の人出はこの秋最高の模様。いつもなら京都駅から市バスで30分余りの自宅まで、1時間半かかってようやくたどり着いた。

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当麻寺の本堂

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寺の背景に二上山や麻呂子山が映える

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宝塚で山ラン7座

2012-11-19 | 山と無線

2012年11月18日(土)

 先々週に続いて六甲山系へ山ラン登山に出かけた。

 阪急電車を逆瀬川駅で下車し、阪急バス104号系統で終点のエデンの園へ。バスを降りたのはちょうど9時だった。大きなお屋敷の間を抜けて行くと北東の角から行者山への登山道が始まる。

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住宅街北東角の登山口

 行者山(415m)へはハイキングコースが整備されていて、標識も十分あり迷うことなく山頂まで行くことができた。とりあえず好きなバンドである18Mhzのアンテナを張ってワッチする。沖縄県南城市移動のJS6DEW局がCQを出していたので呼び出して交信する。

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行者山で見つけた山ランプレート

 行者山での山ランを終えて次の岩倉山へ向う。六甲全山縦走路へ登る道の途中に、岩倉山分岐の標識があったので右折れする。稜線の手前に阪急電鉄の反射板があり、その脇を通って先に進むと縦走路に出合い、そのすぐ先が岩倉山(490m)の山頂だ。山頂には三角点と祠があり、最高標高点は祠の裏だった。東大阪市の生駒山付近から出ていたJP3EJE局を呼ぶ。ここからは時間を節約して430MhzのFMで交信する。

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岩倉山山頂手前にあった阪急電鉄の反射板

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岩倉山山頂の三角点と祠

 六甲全山縦走路(近畿自然歩道)に戻り、西の六甲最高峰方面に向う。縦走路ではさすがに多くの登山者と出会うようになる。次の譲葉山山頂は、縦走路を少し行き過ぎた北西方向から取り付く。よく注意してみると踏み跡があり、テープの目印もあった。譲葉山の山頂(514m)は雑木や松の木が生えていて展望はまったくない。登頂記念のプレートが1枚架かっているだけだったが、交野市移動の山ランメンバーJM3GVH局と交信していると、若者のグループが登ってきた。

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譲葉山の登頂記念プレート

 縦走路に復帰して更に西に向う。次の岩原山(573m)は宝塚市の最高峰とのこと。山頂南東方向の縦走路に、岩原山分岐の標識があった。岩原山山頂も展望はない。CQを出すと、金剛山系の大日岳からメンバーのJH3JFF局が応答してくれた。

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岩原山分岐の標識

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宝塚市最高峰の岩原山山頂

 岩原山分岐まで戻り、大平山に向う。県道82号線を横切り、しばしの急登の後縦走路を進むと再び車道に出る。この道は大平山山頂のアンテナ管理道のようで、車は走っていない。そのまま車道を歩いても良いが、右側に斜面を上がる階段があったので登ってみた。ピークを過ぎると金網フェンスの脇を通るようになる。余り人は歩いていないようで、全山縦走路は車道を通るのかも知れない。踏み跡を辿っていくと、大平山山頂の三角点(681m)が現れた。すぐ先にはNTTドコモの中継局があった。東大阪市大原山移動のメンバーJL3VOG局と交信し、簡単に昼食を済まして次に向う。

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県道を横切り縦走路を西に向う

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大平山山頂の三角点

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山頂に聳え立つ中継アンテナ

 大平山の次は南の小笠峠に下って社家郷山に登る予定だった。事前のネット調査で、盤滝トンネルが通る東側から小笠峠に下る道があり、ここを下ろうと考えていた。しかし、注意しながら進んだつもりだったが分岐がわからず、結果的にはトンネル上を過ぎた西側の小ピークから南東に伸びる尾根上の道を下った。分岐にも標識はなかったが、踏み跡ははっきりしており、テープも散見された。

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下山途中にあった小笠峠への標識

 県道に下りて社家郷山への取り付きを探す。道路を右に曲がって市境辺りを見るが、擁壁やフェンスがあり登れそうなところはない。そのうちに西宮北有料道路が見えてきたので引き返し峠の反対側を降りてみる。すると、峠からほんの少し北東に下ったカーブに取り付きがあった。階段状になった急な斜面を登り、ようやく緩やかな道になると社家郷山(489m)山頂はすぐだ。高槻市ポンポン山移動のJN3AUA局と交信できた。

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小笠峠の北東にある社家郷山(樫ヶ峰)への取り付き

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社家郷山手前から大平山(アンテナのある左側のピーク)を振り返る

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社家郷山山頂の綺麗なプレート

 本日最後の樫ヶ峰へ展望ルートと表示された道を東へ進む。最初のうちは、展望といっても灌木の間から少し南北の展望がある程度で、大げさな名前の標識だと思いながら進む。しかし、樫ヶ峰手前の馬の背辺りでは素晴らしい展望が広がっていて、ルート名に偽りはないと感心する。樫ヶ峰山頂(457m)は展望はないが、「社家郷山」と彫られた石柱が埋められていた。この山塊をそう呼んでいるのだろう。岡山県備前市移動のJI3WBP局を呼んで本日予定の7座を終了した。

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馬の背から岩倉山方面

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こちらは甲山から大阪湾方面

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樫ヶ峰山頂の石柱(社家郷山と刻まれている)

 本日予定の全山を終了し、下山にかかる。東方向に下り、高圧線鉄塔下を過ぎてからは関電巡視路のプラ階段をゆずり葉台めざして下った。

 

今回の登山ルートはここをクリック

本日の行程

エデンの園バス停(9:00) → 行者山登山口(9:10) → 行者山山頂(9:27) → 岩倉山(10:15) → 譲葉山(10:35) → 岩原山(11:02) → 大平山(11:54) → 小笠峠(12:54) → 社家郷山(13:20) → 樫ヶ峰(13:50) → ゆずり葉台二丁目バス停(14:27)

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京丹波町で和知富士など三座

2012-11-11 | 山と無線

2012年11月10日(土)

 京都府船井郡京丹波町の旧和知町で、未踏の和知富士他に登った。

 一座目は和知富士(675.1m)。地形図を見ると南の大迫から尾根筋を歩く道と、北の上乙見から谷筋を歩く道、それに北東の長老ヶ岳から延びる尾根の道の3本があるようだ。標高差と距離を考えて真北から谷筋を登るコースを選択する。

 上乙見の排水処理施設横の路肩に車をおいて、向側斜面の道を入る。獣避けのゲートを通り、堰堤を右に見て少し登るともう林道は終わりだ。その先はしばらく細い踏み跡を辿る。進むにつれて踏み跡は不鮮明となり、ついには分からなくなった。地図とコンパスは使いながら登ったが結局登る谷を間違えたようで、後は適当に歩けそうな斜面を登り長老ヶ岳からの尾根に乗った。この尾根道は非常に歩きやすい尾根で、山頂までは快適な山歩きが楽しめた。

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南西の府道から和知富士

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ようやく長老ヶ岳から伸びる尾根に乗った

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尾根道から北方向の展望

 登り始めて85分で和知富士山頂に到着。展望は良くはないが明るい山頂で、登頂記念のプレートも何枚か架かっていた。430MhzでCQを出すと、大阪府八尾市の高安山から山ランメンバーのJA3JCH局が応答してくれた。

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和知富士山頂

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山頂の登頂記念プレート

 下山は当初考えていた道を確認しようと、山頂から北に延びる尾根を下る。尾根筋は若干アセビが藪っぽいが、歩くには支障ない。しかし、ここも道は不鮮明で、結局地形図の道を確認することは出来なかった。尾根を下り、登りに見た堰堤の少し手前で、登山道に復帰し、80分で無事駐車場所に戻ることが出来た。

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下山に使った尾根からも展望の良いところがあった

 次に向ったのは丸山(231.8m)。北側にある稲荷神社まで東西に伸びる舗装路があり、神社の鳥居前に駐車スペースもあった。山頂までには、神社の他に携帯中継局のアンテナや水道施設があり、5分で山頂に到着した。山頂は広く、忠魂碑やベンチもある。西方面の展望が良かった。7Mhzで東京都奥多摩町移動のJA1HGV局と交信できた。

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鳥居前に駐車スペースがある

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丸山山頂からの展望

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丸山の紅葉

 最後は三峠山(667.8m)。地形図を見ると山頂付近を林道が通っているが、果たして車で登れるかどうかインターネットで調べても分からなかった。下見のつもりで行けるところまで行ってみようと、道の駅から向いの道路を進む。林道に入っても舗装路が続き、路面の状態もよい。山頂から約2km手前で舗装路は終わるが、その先の地道も問題なく走行できる。結局山頂直下まで車で行くことが出来た。下見は止めて、山頂まで少しだけ山の斜面を登って7Mhzで山ランを行う。茨城県かすみが浦市移動のJQ1KRT局と交信して三座目も終了した。

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三峠山山頂

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三峠山の山名プレート

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六甲山

2012-11-05 | 山と無線

2012年11月4日(日)

 六甲山最高峰を含め、周辺のピークでの山ラン登山に向った。

 阪急電車で芦屋川駅へ。電車の中でも登山姿の乗客が多いが、改札を出ると登山者があふれている。さすがに人気の山域だ。

 芦屋川に沿って鷹尾山への登山口に向う。「ロックガーデン・高座ノ滝」への案内があり、住宅街の終わりに近づいたころ「城山(鷹尾山)」への分岐となる。

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芦屋川に沿って登山口に向う

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鷹尾山へはここを右折

 登山道はよく整備されていて歩きやすい。登るにつれて大阪湾の眺望が現れる。

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鷹尾山手前の登山道から

 山頂手前にはNHKなどの中継施設があり、ベンチもあって休憩にはもってこいの場所だ。恐らくここが城跡なのだろう。現在の山頂はもう少し先で、標高は272m、山名プレートなどは発見できなかった。430MhzでCQを出し、堺市のJA3WPN局と交信する。

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鷹尾山山頂

 鷹尾山での山ランを終えて次の荒地山に向う。荒地山への道は岩場の多い登山道で、途中には岩梯子と呼ばれるところもある。荒地山山頂(549m)は小広いところで、解説の看板も立っている。淡路市移動のJO3XWC局を呼んで二座目を終了。

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荒地山手前の岩梯子

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荒地山山頂

 荒地山から魚屋道に合流すると、一気に登山者が増える。ゴルフ場の管理道を横切り広い休憩場所で休憩中の登山者を横目に東お多福山に向う。東お多福山一帯は草原になっており、ハイキング気分を満喫できる。東お多福山山頂(697m)でも沢山の人が昼食の最中だった。東香川市移動のJI5LWZ局と交信しここも終了。

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東お多福山でくつろぐ人たち

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山頂の標識

 次はいよいよ六甲山最高峰(931m)を目指す。東お多福山から土樋割峠で一端車道に出て、蛇谷北山を経て石の宝殿へ。そこからは県道を歩いて一軒茶屋から山頂までの簡易舗装路を登る。最高峰も人だかりといった感じで、落ち着かない。写真を撮り、大阪コンテストに出ていた大阪市西区移動のJA3UJR局を呼んですぐに下山する。

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六甲山最高峰

 本日最後の予定は西お多福山(878m)。六甲最高峰から縦走路や県道を歩き、西お多福山へ。山頂は笹と雑木に覆われており、大分探したが山名プレートは発見できなかった。低い笹の中に何本かの踏み跡があり、道はないがどこからでも登れるという感じだった。東大阪市移動のコンテスト参加局JN3GYJ局を呼んで六甲での5座を終了した。

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西お多福山手前の県道から

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西お多福山山頂

 下山は県道を歩いて芦有ドライブウエイの宝殿ICまで戻り、宝殿橋バス停から1時間に1本の阪急バスで芦屋川駅まで戻った。バス停に着いたのは発車時刻の数分前。初めての道だけにあせったが何とか間に合った。バスはすし詰め状態だった。

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霊仙山の帰りに長浜で二座

2012-11-04 | 山と無線

2012年11月3日(土)

 鈴鹿山脈北端にある霊仙山は、20年以上前に柏原から登って槫ヶ畑へ下山した記憶がある。今回は車で醒井養鱒場先の廃村槫ヶ畑まで入り、そこから山頂まで往復のコースを選択した。

 午前9時、槫ヶ畑手前の駐車スペースはすでに満車状態で、やや下って駐車場所を探す。登山口から歩き始めるとすぐに廃村跡。以前に通ったときの記憶はないが、立派な石積の跡が続き、何軒もの民家があったようだ。槫ヶ畑の終点には小さな山小屋が営業中だった。これもまったく記憶にない。登山道はよく整備されており、二合目の汗フキ峠から先は一合毎に立派な標識が設置されていた。

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汗フキ峠

 八合目はお虎ヶ池、九合目の経塚山で柏原道と合流した。その先で一般的に山頂となっている三角点峰と最高点の分岐があり、まずは山ランのために最高点に登る。登山口から2時間5分で最高点に到着。西よりの風が強くじっとしていられないので、やや東に移動して風を避け、430MhzでCQを出す。高岡市のJA9MGH局や16年ぶりのQSOとなったJF2WJW局、JE2CBQ局など5局と立て続けに交信できた。

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八合目の霊仙神社、小さな池はお虎ヶ池(傍の看板には「この池はお虎ヶ池ではない」との地元の注釈もあった)

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九合目の経塚山から柏原道の避難小屋

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最高点(1098m)、後に薄っすらと伊吹山

 最高点での山ランを終え、一応三角点峰も踏んでおこうと向う。こちらには人が多いが、相変わらず風が強いので写真を撮ってすぐに下山にかかる。同じコースを1時間40分で車まで戻った。

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三角点峰、こちらに山頂の標識がある

 この後、時間があれば寄ろうと思っていた長浜市の低山に向う。

 勝山(131m)は姉川の合戦で徳川家康が陣を敷いたところで、この戦に勝ったことから名前を岡山から勝山に変えたと解説があった。神社の右手に大杉があり、その右側から入るとすぐに三角点あるの山頂だった。7Mhzで千葉県我孫子市移動のJL3YJL局と交信した。

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大杉の右から入るとすぐに山頂

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勝山山頂の三角点

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勝山の由来を書いた解説

 田村山(138m)は北陸本線田村駅の東にある低山で、登山口は幾つかあるようだ。南西の短大側にある慰霊碑から登ると忠魂碑があり、琵琶湖の展望があった。尾根筋の広い道を三角点に向って歩く。途中、左右方向に降りる道があり、いろんなところから登れることがうかがわれた。三角点名は加田村とあった。7Mhzで福岡県嘉麻市のJL6PIP局他と交信し、忍海神社に下山した。

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南西の忠魂碑前からの眺望

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田村山山頂

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忍海神社鳥居横に下山した

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