宇治川の塔の島を中心に、仏徳山、朝日山、槇ノ尾山の三山がある。これに近くの明星山、喜撰山を加えた五山で山ランを計画した。
京阪宇治駅で降りて宇治川右岸の道を進むと宇治上神社がある。神社の左手に仏徳山への遊歩道(東海自然歩道)が整備されている。山頂まで1.2kmの表示がある。近所の人の散歩コースになっているようで、多くの人とすれ違う。
宇治上神社鳥居
東海自然歩道の地図入り標識
山頂下には展望台があり、宇治川の向こうに京都南部の展望が広がっている。
仏徳山展望台からの眺望
仏徳山山頂(131m)はそこからすぐで、遊歩道本体から外れており歩く人は多くない。三角点横で7Mhzのアンテナを張り、CWで福島県相馬郡移動のJA7AYWと交信する。
仏徳山山頂の三角点
仏徳山山頂を後にして道を先に進むと遊歩道に合流し、朝日山観音への標識がある。朝日山山頂(124m)には、「菟道稚郎子」の墓と観音堂がある。山頂横の展望の良いところで430Mhzをワッチすると、信貴山移動のJA3JCHと喜撰山移動のJL3SGVがQSOしており、ブレイクを入れて山ランメンバーとのラウンドQSOを楽しむ。
朝日山山頂の「菟道稚郎子」の墓
朝日山山頂からさらに先に進むと、志津川の集落に出る。明星山へは地形図に道がないので、南側の尾根筋辺りから登れそうなところがないか探しながら歩いていると、関電の練習場所のような施設の東に、道路擁壁を上がる階段がついていたのでそこを上がる。すぐに尾根筋のはっきりした道となり、しばらく行くと送電線の鉄塔に着く。その先は一部道の不鮮明なところもあるが、尾根を外さないように気をつけながら、青いビニール紐を目印にどんどん進むと、標高233mの明星山山頂に着いた。430MhzでCQを出すと八幡市のJL3TVEから応答があった。下山は来た道を戻る。
明星山への取り付き
明星山の山頂
本日の4座目は喜撰山(416m)。志津川から池尾に通じる舗装路を歩く。これが結構長く、車で来なかったことを後悔する。喜撰山ダムの巡視道路入り口のフェンスに沿って、喜撰山山頂まで立派な道がついていた。先ほど朝日山から交信したJL3SGVの後を追って来たことになる。430Mhzで摂津市内をモービル移動中のJJ3WOVと交信しここも終了。
喜撰山への登山道からダム湖を見る
喜撰山山頂
来た道を戻り天ヶ瀬ダムの下流で宇治川を渡る。槇ノ尾山(106m)へはこの前、宇治田原の帰りに寄って登り口がわからなかった経過がある。茶業研究所の下のヘアピンカーブから茶畑の東側を進もうと竹薮に入る。進むにつれて藪がひどくなり、山頂手前では折れた竹が重なり合ってなかなか進めない。山頂は円形の平地になっているが笹の藪である。円形の周囲が一段高い堤防のようになっており、そこで430Mhzを聞くと経塚山移動のJO3ALUがCQを出しており、声を掛けて本日の五山を無事終了した。
塔の島から槇ノ尾山(中央)を振り返る