2015年3月22日(日)
歩いたルート
ようやく春めいてきた気候の中滋賀湖東に向かう。目指すは愛荘町と多賀町の境界あたりの山。高取山(612m)は地図に名前こそないが、北麓には高取山ふれあい公園などがありハイキング道も整備されているようだ。今回は南側の宇曽川ダム上流から登ることにした。南側の登山口にも小さな公園が整備され、駐車場にはトイレなどもあった。閉まったゲート横から舗装路を入ると地蔵尊の祠があり、その先から谷沿いの道を登る。
駐車場とトイレ
宇曽川ダム上流の親水公園
堰堤横から関電の巡視路標識を見て登っていく。第一鉄塔あたりから展望が得られ、この先尾根沿いの道はすこぶる展望が良い。南西には湖東の街並み、北西方向は霊仙山や御池岳などが見えていた。
巡視路標識から山道を進む
第一鉄塔から宇曽川ダムを望む
登山道から高取山
正面に雪の残る霊仙山
向山(630m)は高取山手前の小ピークだが、どうも山ラン的には無効なようだ。念のため交野山移動のJM3GVH局と交信する。
向山山頂
高取山(612m)は遊歩道の途中にあり、北側の展望が開けていた。50Mhzを聞くと、3エリアを中心に移動局が強力に入感している。移動シーズンになって来たのだなあと思いながら、豊田市移動のJM2CAN局他と交信した。
高取山手前から八ツ尾山
高取山山頂
高取山山頂からの展望
本日の2座目は八ツ尾山(616m)。高取山の東北東方向にあり尾根筋にハイキング道があるようだ。高取山からしばらくは遊歩道のような人工の道が続く。下山道との分岐から先は山道となるが、一部プラ階段なども残っているものの荊の多い道だった。しかし標識もあり、迷う心配もなく八ツ尾山山頂に到着。展望のない山頂から430Mhzで近江八幡市移動のJN3BME局と交信する。
高取山からしばらくは遊歩道を行く
下山道との分岐
八ツ尾山山頂
軽くランチを済ませて来た道を戻る。高取山とはほぼ標高が同じだが、途中の道はアップダウンが多い。この往復は結構疲れる。
高取山下の展望台
展望台からの眺望
高取山に戻った後は3座目の秦川山(469m)を目指す。予定していたルートはネットで検索した西に延びる尾根筋のルート。しかし取付きがよく分からず、戻った後に入った尾根は藪の多いところだった。倒木の多い尾根を苦労しながら歩いて行く。途中で尾根筋はとても歩けなくなり谷方向に下りてみた。しばらくは谷沿いを歩いていたが、落差が大きく足掛かりもないような場所に遭遇してまた尾根に登る。地図やGPSを確認しながら予定したルートと外れていることは理解できたが、復帰する意思は現れない。もうすぐ林道が見える頃だと思った頃、尾根の先は急に落ち込んでいるように見えた。思案しながらまた谷筋に下りる。とにかく歩けそうなルートを選びながら高度を下げる。舗装路が直下に見えるが高度は大抵ではない。何とか降りれそうなルートを考え、立ち木につかまりながら這う這うの体で道路に降り立つことができた。降りた後道路から山側を見ると、谷筋には大きな治山堰堤があり基本的に歩ける道はない模様。また、尾根尻は急激な崖となっており、無事に道路に下りることができたのは幸運に恵まれたようだ。
体力的にも精神的にもやや疲れたので、秦川山に向かうかどうかしばし考える。しかし、GPSが示す山頂までの距離は350m程。とりあえず行けるところまで行って見ようと舗装林道を登っていく。途中に地図にはない作業道のような道があちこちに現れる。どこを登ればよいのか全く分からない。舗装路終点からも作業道は分かれるが、地図とGPS、コンパスを見比べながら山頂を目指していく。結果的に作業道は山頂の直下まで伸びているようだった。
秦川山の山名表示
秦川山三角点
展望のない秦川山山頂(469m)から430MhzでCQを出す。地元多賀町のJJ3AOZ局と交信し駐車場に向けて舗装路を戻った。帰路は高速料を節約して一般道を利用する。国道8号線や1号線では大渋滞に巻き込まれたが、ラジオでは名神も相当渋滞している模様。急ぐ帰路でもなし、安く無事に帰ったのを良しとして本日の山ランを終えた。