2016年4月16日(土)
歩いたルート
4月に入ってもなかなか山に行けず、うっかりすると2009年12月から続けてきた毎月登山が途切れると思い、この日は丹波篠山に向かう。
篠山市と丹波市の境界に位置する金山(きんざん、540m)は、国道176号を走っていても登山口の表示がよく目につき、ネットの検索でも多くの登頂記がある人気の山のようだ。予定のコースは追入から金山に登り、丹波と篠山の市境界を歩いて南の高畑山に登り、追手神社の西にあるため池へ下山する周回コース。
追入神社辺りで駐車場所を探すが適当なところがなく、旧国道の広くなった路肩に車を停める。神社の前を通って行くと常夜灯の間に登山口があり、明智光秀によって築かれた金山城の由来が書かれた看板もあった。少し登って行くと無人の小さな寺があり、その先も歩きやすい道が続いていく。
金山登山口
小さな寺
金山城跡まで1000mと書かれた地点には壊れかけた石の鳥居があり、その先の獣除けゲートを開けて登って行く。途中で「鬼のかけ橋」の標識があり右を示している様に見えるが、その道はすぐに歩きにくくなり方向から見ても行かない方が良いようだ。尼寺跡を過ぎると三叉路になった分岐があり、先ずは真ん中の金山城址に向けて登って行く。
鳥居の先にゲートが
尼寺跡
山頂まで150mの分岐
金山城趾となっている金山の山頂は広くて展望が良い。先行登山者と挨拶を交わししばし展望を楽しむ。無線は430Mhzを聞くが静かで144Mhzもコールサインを言わない局しか入感していない。50Mhzを聞くと徳島市移動のJJ5HOA局が入感していたので交信する。
金山山頂
北の黒井城方向の展望
金山での山ランを終えて鬼の架け橋を見に行く。場所は山頂からすぐで大きな岩が点在する中に橋のようになった岩があった。江戸時代には歌川広重が浮世絵に書いたとネットでは紹介されていた。
橋の間に見えるのは柏原町を走る国道か
鬼の架け橋からそのまま市境界を下れるかと考えていたが岩の先にルートを見付けることが出来ず、三叉路の辺りから西に行く道を使おうと考えて歩いて行くと、取り付きがよくわからず尼寺跡まで戻ってしまった。その後も何度か道を間違えながら市境界辺りまで谷筋の道を下り、地形を眺めながらどこから取り付こうかと思案する。結局最後は斜面を適当に登って尾根筋に取り付く。尾根に乗ると踏み跡ははっきりしており、地積調査の杭やテープも散見されるようになる。途中にある501.4mの三角点は、コンクリート製の新しいもので、「馬頭」と書かれたプレートと「金山」の点名プレートがあった。
尼寺跡の奥にあった古い墓標
P501.4にあったプレート
その先も尾根筋は歩きやすく、小さなピークを幾つも超えながら標高340m付近の峠まで下る。峠から高畑山までは120m程登り返さなければならない。山頂付近には急登がありそこをこなしてやっとの事で高畑山山頂(461m)に到着した。山頂は木が切られて小広く明るいが展望はない。50や18Mhzで弱い入感局はあったが交信に至らず、コンディションの良くない7Mhzで山梨県富士河口湖町移動のJA2MEF局と交信した。
峠のお地蔵さん
高畑山山頂
高畑山のプレート
下山は峠まで戻ってと考えていたが、途中で枝尾根に入ってしまった。地図を見るとこの尾根を下っても池の辺りに降りられそうだったので強引に進む。最後は脆い土質の急斜面となったが、何とか地形図の道(作業道)に降りることができた。
ため池に浮かぶ鴨
追手神社の境内には巨木が多い
下山後に見た追手神社の千年モミの木
帰宅してから今日未明の熊本大地震についてのニュースを知る。自然災害はいつどこで起きるかわからないだけに、明日は我が身かとも思ってしまう。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
コースタイム
9:35 駐車場所 → 10:28 金山 10:55 → 11:48 馬頭 12:00 → 13:02 高畑山 13:48 → 14:20 ため池 → 14:46 駐車場所