2014年6月21日(土)
歩いたルート
弥十郎ヶ嶽を下山後に村雲山に向かう。村雲山は地形図に名前はない。山頂は「N35°05′36″,E135°18′38″」にあり、標高は331mである。取付けそうなところを探して車で東側の道を流すが、民家裏の山すそは雑草が生い茂っているようで敬遠する。そのまま北側の農道を通り西側を通る細い舗装路に入る。山頂から西の峠のようになった所でようやく取付けそうなところを見つける。
路肩に車を置いて植林地の斜面に取付き適当に登っていく。北西の小ピークに乗ったあたりから尾根筋に踏み跡が現れる。登り始めから15分程で山頂に到着。三角点と古い点名プレートが1枚かかっていた。18MhzでJO7AYZ局と交信。山頂から南西方向にはっきりした踏み跡を見つけるが、駐車場所を考えて15分で同じルートを戻った。
消えかかったプレート、点名は「北條」?
2014年6月21日(土)
歩いたルート
篠山市東部にある弥十郎ヶ嶽に登る。国道372号線を走っていると畑市集落に入るところに登山口を示す案内が立っているが、今回はネット検索で見てきた辻の四本杉から登ってみる。
国道から辻集落に入ると「林道鶴沢線」と「郷土記念物・四本杉」の案内が立っている。ここから林道を少し進むと四本杉。市指定の天然記念物となっている。四本杉を見た後廃林道のような道をさらに進むと、堰堤があり谷が二つに分かれている。ここから真ん中の尾根に取付き、急な斜面をよじ登っていく。地理院地図ではこの尾根筋に道の線があるが、道のようなものは見当たらない。
路肩に車を置いてここから右の道を入る
四本杉、幹回り9m、樹高30m、樹齢は7~800年と
登りに使った尾根筋
P573に出たところで畑市から来る広い道に合流。以後はこの道を使って登る。この先は分岐に標識もあり、現在登山道として使われているのはこちらのようだ。登山口から93分で標高715mの山頂に到着。小広い山頂で西方向の展望が少し開けていた。50Mhzで岡山県美作市移動のJH4NIA局や台湾と交信し下山する。
下山に使った道は、畑市へ下る尾根道との分岐にあった「辻」方向に行って見る。途中一部道の名残も見られたが、枝尾根に入り込んでしまったのかその先は急斜面と藪にてこずりながら、65分かかって何とか下山することができた。
2014年6月15日(日)
2エリア移動二日目は日本百名山の一つ恵那山に登る。登山ルートに選んだのは神坂峠からのルート。前夜中津川の道の駅「きりら坂下」で車中泊し、夜明けとともに起きだして落合から神坂峠へ長い林道を車で登る。
神坂峠は恵那山から富士見台への縦走コースにあり、標高は1569m。峠の駐車場は狭く10台もとめるといっぱいだ。駐車場に着いた午前5時30分頃にはほぼいっぱいで、何とか駐車することができた。(帰りに見ると駐車場に入れない車は路肩にとめてあった。)
準備をして5時45分登山開始。アップダウンしながら登っていくと展望の良いところに出た。富士見台パノラマルート山頂とある。正面に恵那山がどっしりと居座り、右手にこれから登っていく尾根筋が見えた。そこから150mほど下ると鳥越峠。強清水からの道が合流していた。
神坂峠の登山口
パノラマコース山頂から恵那山
鳥越峠
その先は水平な歩道が大分続き、さらに登っていくと三角点もある大判山山頂(1696m)だ。ここも山ラン有効だが交信は下山時に行うことにして先に進む。大判山から50mほど下ると後は基本的に登りが続く。今日も体が重く、なかなか軽やかには登れない。休みやすみしながら登っていく。
大判山山頂
大判山から恵那山、まだ先は長い
ウバナギと御嶽、中央アルプス方向の展望
標高2170mの主尾根に乗るとそこは前宮登山道との分岐だ。方向を南東に変え緩やかなアップダウンをしながら尾根道を行くと標高2191mの恵那山最高点を通る。GPSがあるからそれと分かるが、なければ周囲には何の表示もなく気が付かずに通り過ぎるところだ。430Mhzを聞くと岐阜コンテストをやっているようだ。CQを出して岡崎市のJQ2CLN局他と交信する。
ようやく主尾根に乗り前宮からの分岐に着く
途中から西側(岐阜県側)の展望
GPSの示す山頂はこんな感じ
これで山ランの目的は達成したので引き返してもよいのだが、あまりにもそっけない山頂なので三角点まで行って見ることにした。その先にあった避難小屋付近は多くの登山者で賑わっていた。さらに少し進むと三角点のある一般的な山頂だ。簡易の展望台があるが展望は利かなかった。
避難小屋
恵那神社本社
恵那山三角点
今日の恵那山は虫が非常に多く、ちょっと立ち止まって休んでいると顔の周りは虫だらけであた。こんなところで食事をとる気もせず、すぐに下山にかかる。何とか大判山まで戻って430Mhzで蒲郡市の記念局8J2GAMAと交信し、駐車場まで下山して車中でやっと昼食にありつく。
下山中に見た南アルプスの山々
パノラマコース山頂から富士見台と神坂山
予定ではこの後富士見台と神坂山もあったが、時間には余裕があったものの体力に余裕がなく、今回はあきらめることにした。麓のクアリゾート湯舟沢で風呂に入り、京都に着いたのはまだ夕方であった。
コースタイム
5:45 神坂峠 6:31 鳥越峠 7:10 大判山 9:23 前宮分岐 9:48 山頂 10:15 三角点 10:45 前宮分岐 12:22 大判山 14:00 神坂峠(合計8時間15分、休憩、無線運用の時間を含む)
2014年6月14日(土)
今回の愛知県移動の主目的は茶臼山に登ること。茶臼山は愛知県と長野県の県境に位置し、標高は1415mで愛知県最高峰となっている。
茶臼山高原道路を走り休暇村茶臼山高原に向かう。一帯はキャンプ場やスキー場、牧場やホテルなどがあり賑わっていた。
まずは茶臼山に登る。南側の休暇村から登るのが一般的なようだが、道なりに車を走らせていると長野県に入り、茶臼山の北側に来てしまう。地形図では山の北側からも道があるのでこの道を探すと、道路沿いに薄くて文字の読めない看板を見つける。登山口には駐車できるスペースもあったので、ここに車を置いて登山道を登り始める。登山口から11分で鉄製の展望台に到着。北側の展望が開けていた。
茶臼山北側の登山口
登山道を登る
長野県側展望台
展望台から北方向の眺望
その先直ぐに茶臼山山頂がある。立派な山頂表示や三角点がありここにも展望台があった。休暇村から登って来た観光客が展望を楽しんでいる。こちらは南方面の展望が良いようだった。430Mhzを聞くと浜松市西区の記念局8N2HHHが入感していたので交信して、9分で来た道を戻った。
茶臼山山頂
展望台
展望台から休暇村を見下ろす
車を休暇村の駐車場において本日最後の予定である萩太郎山に登る。山麓はスキー場になっており、山頂までリフトが動いているので高齢者でも登ってくる。元気な人はリフトを使わず歩いて登っているので自分もそうする。風が吹き抜けるゲレンデの草原を気持ちよく登っていく。16分で萩太郎山山頂(1358m)に到着。144Mhzで岐阜県山県市移動のJJ2ONH局と交信した。
ゲレンデを登っていく
萩太郎山山頂
山頂から南アルプス方面?
萩太郎山から茶臼山
下山もすぐだがまだ時間が早い。途中草原に寝ころび、少し昼寝をしてから下山した。この後、今夜の宿泊予定地である岐阜県の中津川に向かう。途中、恵那の花白温泉で小さな風呂に入る。後でわかったことだが、茶臼山高原のホテルでも日帰り入浴ができたそうだ。
2014年6月14日(土)
次に向かったのは碁盤石山のすぐ北にある井山など。面の木園地に広い駐車場があり、車を置いてまずは井山(1195m)に向かう。
駐車場の向いから風力発電所への舗装路を入る。入口の封鎖などもないが、無断立入禁止の大きな看板が立っている。どうしたものかと思案するが、途中で誰かに咎められたらお願いしてみようと歩いて登り始める。
面の木園地の駐車場
気になる看板
発電風車は3基設置されており、風の強かったこの日は勢いよくまわっている。山頂手前には牧場施設と思われる建物やサイロのようなものがあるが、今は使われていないようだ。山頂は広い緑地で、展望は素晴らしく数多くのベンチが設置されている。この辺り一帯が、豊田市稲武町にある名古屋市野外教育センターのオリエンテーリングコースに指定されているようだ。
山頂手前の風力発電施設と山頂のアンテナ
井山山頂からの展望
山頂での景色を存分に楽しみ、10Mhzで綾部市移動のJR3XEX局と交信し下山する。所要時間は、登り17分、下り15分といったところ。結論として、入口の看板は気になるが車で山頂まで行ける。この日は登る途中で観光客と思われる車が1台すれ違っただけで、その他は誰にも会うことがなかった。
駐車場まで戻り今度は天狗棚に登る。面の木園地から遊歩道が整備されており標識もある。最初の分岐から天狗棚の表示に従って右に進むと、天狗棚トンネル上部の尾根筋に乗る。その先に展望所があるようだがパス。天狗棚山頂に向かう。展望所に行かなければこの道は遠回りである。駐車場から25分で天狗棚山頂(1240m)に到着。50Mhzで岐阜市移動のJS2KWM局と交信し天狗の奥山に向かう。
面の木園地から登る
遊歩道を登っていく
最初の分岐、右は展望所方向、左は直登の樹間コース
天狗棚山頂
天狗の奥山への道もOLコースとして整備されているが、必要以上に階段や横木が埋められかえって歩き辛い。天狗棚の先で簡単に昼食を食べ、休憩時間を含めて35分ほどで天狗の奥山山頂(1229m)に着いた。この山頂も展望はない。50Mhzで一宮市のJK2KIM局と交信。下山は天狗棚まで来た道を戻り、その先は樹間コースでショートカットした。天狗の奥山から36分で駐車場に戻った。
天狗の奥山への道
ブナの大木、豊田市側は自然林、設楽町側は人工林だった
三角点が赤く塗られた天狗の奥山山頂
2014年6月14日(土)
梅雨に入っても関西は今のところそれらしい雨も降らないのに、この土日は梅雨の中休みとかで好天の予報。土日と2エリアへの移動を決め、土曜は愛知県北部の山をうろついた。愛知県の山ラン移動は初めてである。
碁盤石山(1189m)は北設楽郡設楽町にあり、地図を見ていると茶臼山高原道路から比較的簡単に行けそうだ。ネットで探した登頂記を参考に、北側の道路から取り付く。登山口には標識があり、広い駐車スペースもあった。
高原道路横に登山口の標識
整備された道を歩き、木戸洞峠までいったん下る。その先は山頂まで擬木の階段を登る。駐車場から20分で展望のない山頂に到着。50Mhzで東京都御蔵島移動のJR7ISY局と交信し、15分で駐車場所に戻った。
木戸洞峠
碁盤石山山頂
6mで御蔵島と交信
2014年6月8日(日)
滋賀県東近江市旧愛東町の東光寺山から高野山への縦走コースを歩いた。昨年11月にも計画して登山口まで来たが、松茸シーズンの止山で断念した経過がある。(昨年は、11月25日まで入山禁止とあった。)このコースは、よく滋賀県の山行きの参考にさせていただく「山聲(やまびこ)」さんのHPで愛東三山と呼ばれている。
駐車場所から三山を正面に見て歩き始める
前回と同じく関電の東近江開閉所の南に駐車場所を求める。開閉所の東側の舗装された農道を上がる。すぐに獣避けのゲートがあるが、開けて先に進むと日本猿の群れが道路をうろついていた。その先枯れた護岸の谷を渡り、適当に右岸の林道に乗った。
開閉所の横から色づいた麦畑を振り返る
東近江開閉所
枯谷を適当に渡って対岸の林道に乗る、その間道はなし
コンクリート舗装された林道のカーブを過ぎた先に関電巡視路の表示があり、「登山口」と書かれた小さなプレートもかかっていた。東光寺山までの巡視路は幅も広く、よく整備されていた。最初の鉄塔まで登ると展望が開ける。その先も急登が続くが展望は良い。暑さやアルコールの過剰摂取のためか体が重く、休みやすみ登った。
林道登山口には巡視路の表示
第一鉄塔まで登ると展望が開けた
こちらは第三鉄塔からの展望
東光寺山山頂(755m)は展望はないが、日差しの強いときにはかえってありがたい。430Mhzを聞くと関ハムコンテストをやっていた。JP3IBB局他と交信し次の明神山に向かう。
東光寺山山頂
明神山への稜線も巡視路で歩きやすい。明神山山頂はP707南の690mのピークであると日本山名事典には書いてある。現地は狭いピークで山頂を示す表示はなにも見当たらない。430Mhzで堺市のJA3WPN局と交信できた。巡視路は西の尾根へと下るが、高野山へは東の尾根を下る。ここから巡視路を離れるようで急に藪っぽくなるが大したことはない。少し進んだ頃尾根道の横に小さな社を見つける。石碑は「八大龍王雨○明神社」と読める。ネットで調べると、八大龍王は雨乞いや水の神様とのことであった。
山名事典の明神山山頂
明神社
高野山山頂(685m)も樹木に覆われて展望はない。三角点のほかに山名プレートもかかっていた。高野山からの下りは南西の広い尾根筋を下る。急な斜面に荷造り紐が幾つも付けられていて迷うことはないが、大分下ってきて鉄塔敷の樹木が切り払われた辺りでルートを失う。巡視路が現れるが荒れていて使うことは出来なかった。暗い谷筋を下り何とか下山。愛東外町の集落を過ぎて駐車場所まで戻った。最後の谷筋の下りと駐車場所までの戻りは、疲れがピークに達してヘロヘロだった。
高野山山頂のプレート
高野山下りからの展望、この先道を失う
2014年6月1日(日)
猪名川町での山ラン締めくくりは大野山(おおやさん、754m)。篠山市との境界付近に位置し、山頂一帯にはキャンプ場や天文台などがあり車で登ることができる。南麓の柏原集落から先はやや狭い舗装路となるが、一方通行が指定されており対向車に気を遣うことなく走行することができた。
山頂手前に広い駐車場があり、無料で駐車できた。好天の日曜とあってキャンプ場は家族連れやバーベキューをするグループで賑わっていた。
駐車場から天文台
家族連れで賑わうキャンプ場
駐車場から数分で大野山山頂に到着。360度の展望で、所々木陰もありホッとできる所であった。車で登ることが出来しかも無料、まさにお勧めの移動ポイントだ。
大野山山頂
山頂の方位版と天文台
東方向には関西軽井沢GCと高岳
430Mhzで地元三田市のJP3EXQ他と交信。真夏日の山ラン三座を終えて自宅に戻った。
2014年6月1日(日)
高岳の次に向かったのは愛宕山(514m)。猪名川町には愛宕山が二つあるが、今回登った愛宕山は地形図に名前が載っている方である。地形図には北麓の仁頂寺から破線の道があるが、ネット情報をもとに南側の杤原めぐみの森から登ってみることにした。
県道に杤原めぐみの森入口の看板があるが、道路は狭く車では進入できないと看板が出ていた。すぐ西の路肩に広い場所があり、そこに車を置かせてもらい歩き始める。
林道を登って行くとめぐみの森の案内図があり、その先の炭焼窯横から急な丸太の階段を登る。主尾根に乗ると後は平坦な遊歩道となった。峰池はジュンサイが生えている池で、ベンチなども設けられており昼食休憩に絶好の場所だ。
東屋と炭焼き窯の間から階段が始まる
峰池は休憩するのにちょうどよい
休憩後標高431.7mの三角点がある笹尾に立ち寄り、愛宕山山頂目指して尾根筋を歩く。めぐみの森は峰池の北までとなっているが、その先は関電の巡視路となっており、少し倒木がある程度で歩きやすい道が続いていた。
三角点、点名「笹尾」
少し展望の開けたところも
めぐみの森はここまで、この先は巡視路を歩く
愛宕山南の小ピークからいったん下り、登り返すと愛宕山山頂だ。朽ちかけた小さな祠があった。430Mhzで芦屋市移動のJK3HAM局他と交信。来た道を戻る。峰池の周囲には往路に使った道以外にも遊歩道があり、帰りはこちらの道を通った。
愛宕山山頂
コースタイム
駐車場所(11:10) → 登山口(11:28) → 峰池(11:50~12:07) → 笹尾(12:13) → 愛宕山(12:46~13:08) → 登山口(13:50) → 駐車場所(14:05)