11月27日(土)
今日も行楽日和、そして今日から2日間はCQ WW DX Contest の日でもある。QRPのお手軽移動でどれだけDX(海外など遠距離との交信)ができるか気になっていて、今日はコンテスト目当ての山ランを計画した。
目的地は綴喜郡井手町の大峰(303m)、地元では万灯呂山と呼ばれているらしい。舗装された林道があり、車で山頂まで行けるようだ。自宅から車で出発、国道24号のバイパスも宇治あたりで渋滞に巻き込まれる。朝から他府県ナンバーの車が多い。今年人気の奈良に向う車が多いようだ。大峰山頂の駐車場に他に車はないが、自転車で登ってくる人が何人かいる。展望台からは北は京都の愛宕山、西山の峰々、そして南の生駒山などが一望できる。
大峰展望台からの展望
山頂の展望台でコンテストを聞こうと14MhzのDPアンテナを張る。CWのフィルターを入れてはいるが、FT817ではメジャーなコンテストは聞きづらい。バンドを下から順にワッチしたが、強く入感しているのは日本のほか、中国、ロシア(アジア)、韓国、台湾など近場のようだ。混信が多くどうもじっくりとワッチする気になれない。そんな中アメリカ西海岸から強力に入感しているW7WAがあり呼んでみる。一発で応答があり山ラン終了。ほかに山ランDXで目新しいところもなく、戦意喪失で方針変更。綴喜郡井手町移動なら7mhzでも呼ばれるだろうとアンテナを継ぎ足す。CWで20局余りと交信し、とりあえずは満足する。
本日の2座目は、北峰(240m)。大峰のすぐ北にあるが地図で見ると道の表示はない。ネットで検索してもほとんどヒットするものがない。ダメもとで予定していたものだが、大峰の展望台北端に「龍王の滝まで800m」の標識があり、大峰への登山道があるのでここを下りてみる。300mほど下りたところで北峰との鞍部に着き、林道や滝への標識がある。そこから北側に細い尾根筋の踏み跡があり、そこをたどるとすぐに北峰の山頂に到着した。山頂は雑木が茂っていて展望はない。JS3UUUとJH3JFFの山ランプレートだけが山頂であることを示している。430mhzでCQを出すと、いつもお世話になっている堺市のJA3WPNから応答がある。
北峰山頂、展望なし
本日の3座目は城陽市の鴻の巣山。公園の駐車場は2時間まで無料で停められる。公園前の道は何度も通っているが、公園に入るのは初めてだ。様々な遊具のほか宿泊施設もあり、家族連れで結構にぎわっている。「山背古道」の案内板に従って行くと、10分もかからずに山頂(118m)に着いた。山頂には東屋や展望台があり、大峰ほどではないが西山方面の展望が広がっている。とりあえず430Mhzをワッチすると、ポンポン山に登っているJO3ALU局がCQを出しており交信できた。
鴻の巣山山頂
本日の最後は宇治市の御蔵山。山ラン有効ポイントのようだが地図に山名の記載はない。ネットなどで検索してみると標高は90mだったものが宅地造成で61mになったとある。緯度経度の座標も書かれたものがあるが、どうも山頂がはっきりしない。時間もあるしまあダメもとでとりあえず行ってみた。現在の御蔵山は住宅が密集し、標高の最も高い所には御蔵大明神がある。その北西角に三等三角点80.9mがあるが、ここが山ランポイントかどうかは不明だ。とりあえず7mhzで、宮城県気仙沼市に移動していたJO7JTV局と交信し本日の山ランを終了した。今日は歩いた時間は30分ほどで登山とも言えない山ラン山行きであった。
御蔵山小学校前の大明神、歓喜天とも言うらしい
御蔵山三角点横にあったプレート