2017年8月28日(月)
蝶ヶ岳ヒュッテの朝食は5時30分から。しかし4時過ぎから周りが騒がしくなり4時半頃起き出す。小屋の外に出て見ると朝食は弁当にしたのか朝食前に出発する登山者も多いようだ。今日の日の出時刻は5時16分、小屋前でしばらく様子を見るが雲がかかって太陽を見ることは出来なかった。急いで朝食を食べ5時50分に小屋を出発する。空には雲がかかっているものの今日も穂高方面の展望は良い。
日の出前の朝焼け
北穂から前穂
焼岳、霞沢岳、乗鞍方面
槍ヶ岳と大喰岳
常念岳への縦走路には二つの山ランポイントがある。最初は蝶ヶ岳三角点峰(2665m)。小屋を出発して26分で到着した。平日の早朝で無線の相手がいるかどうか、山ランをする上で一番気にかかるところだ。430MhzでCQを出すと上田市のJA0PZI局から声がかかる。早朝からの交信に感謝し次に向かう。
蝶ヶ岳三角点、奥に八ヶ岳と右端に富士山も見える
三角点峰から蝶ヶ岳
こちらは常念岳
蝶槍(2650m)は遠くからでもよくわかる。本家と比べるとほんの小さな槍に過ぎないがここも山ランに有効となっている。三角点峰から10分もかからずに到着。安曇野市のJJ0TJS局と交信することができた。
蝶槍に向かう
蝶槍山頂
その後は常念岳までアップダウンが続く。P2592に着いたのが7時28分、小休止する。P2512を過ぎた頃からは岩場の連続となる。鎖やハシゴこそないが岩に付けられた目印を追って慎重に登って行く。小屋を出発して3時間50分で常念岳(2857m)に到着。山頂の祠横で記念写真を撮ってから少し外れたところでCQを出す。平日とあって日中になるとVUのバンド内はコールサインを言わない局が賑やかだ。430は応答がなく144MhzでCQを出すと、韮崎市のJF1NPG局から応答があった。常念岳で20分ほど過ごし下山にかかる。
P2592
常念岳への稜線
常念岳山頂手前から上ってきた稜線を振り返る
登山者で賑わう常念岳
常念岳山頂
鷲羽岳方面
大天井岳から燕岳方面
下山途中にある前常念岳は今回の最終ポイントとなる。岩場の登山道を下って50分で前常念岳(2662m)に到着。430Mhzで佐久市のJE0FVU局と交信し、今回予定していた六座での山ランは無事終了することができた。あとは安全に下山するだけだ。前常念岳から三股への道は急坂が連続する。前半は岩場が続き、やや傾斜が緩やかになったところではいたるところで道がぬかるんでいる。最後の急坂も含めこの道は階段や木道などはなく、自然のままの道だった。常念岳から4時間25分でようやく三股登山口に降り立つ。疲れた足を引きずり臨時駐車場に戻った。「ほりでーゆ~四季の郷」で汗を流し充実した山ラン登山を終えた。
前常念への下りから常念岳を振り返る
前常念岳三角点
前常念岳の避難小屋