日曜日、ユトレヒトのTivoliVredenburgにクラシックコンサートを聴きに行ってきました。
Vredenburgといえば長年ユトレヒトの音楽の中心となるホールでした。多くのクラシックコンサートがここで行われ、ラジオで放送されたので、クラシックファンにはその名が浸透しています。しかし建て替えのため、2009年から今年まで別の場所に大きな箱のような仮のホールを建て、そこでVredenburgの名で公演が行われていました。
私がクラシックコンサートに行きだしたころは、もうその仮のホールでした。
そして、今年6月ころに新しいTivoliVredenburgがオープンしました。前にも書いたと思いますが、Tivoliというのはこれまた老舗のユトレヒトのライブハウスで、このTivoliとVredenburgが一体となって、音楽施設コンプレックスが、Vredenburgがあったユトレヒトの駅そばにできたのです。
といっても旧Vredenburgに愛着がある人が多かったのか、Vredenburgは改装という感じで、ほぼ以前のままのホールだそうです。写真のように木をたくさん使った、赤色が基調のホールで、中心に舞台があり、それを囲むようにすり鉢状に客席があります。どの席でも前の人の頭を気にせずに、舞台がよく見える構造だと思います。1979年にできたホールなので、ちょっと時代遅れなデザインで、私は個人的にあまり好きではないですが、どこからもよく見えるのは観客としてはうれしいです。
さてコンサートですが、オランダのアーネムに本拠地を置く創立125年のHet Gelders Orkestで、プログラムは、
ムソルグスキー はげ山の一夜
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー 交響曲第4番
でした。
お目当てはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番で、チェリストはオランダの若手実力派のハリエット・クリーフ(Harriet Krijgh)。背が高くてほっそりしていて、手足が長い体形で、青いドレスがよく似合ってました。最初の入りのところでは、2音目がかすかに音が外れた気がして、インパクトがいま一つだなと思ったのですが、ゆっくりとした曲調になるころから、その感情の込め方が尋常でなく、どんどんと引き込まれていきました。最後まで魂の籠った素晴らしい演奏でした。目をつぶって曲に集中している様や弓をもつ右手の上腕の動きなどから、スティーヴン・イッサーリスを彷彿とさせたのですが、あとでWikiを見て見たら、彼のマスタークラスやプライベートレッスンで教えを受けているそうです。若干23歳ですが、ほんとうに堂々たる演奏でした。今後の活躍が楽しみです。
チャイコフスキーの第4番もよかったです。指揮はChristian Vásquezで、ベネズエラ出身の30歳で、とても快活で明確な指揮でした。オーケストラのまとまりもとても良くて、音の広がりというかインパクトもよくて、すてきな第4番でした。
終わった後幸せな気持ちになれるコンサートって、いいですよね。
午後2時15分から30分くらいの曲解説があって、その後3時からコンサートが始まりました。終わったのは5時半頃。このままユトレヒトで食事でもよかったんですが、天気も悪く、オランダサッカーの試合をテレビで見たかったので、すぐ帰りました。オランダはラトビアに楽勝でした。
体調は良好です。
Vredenburgといえば長年ユトレヒトの音楽の中心となるホールでした。多くのクラシックコンサートがここで行われ、ラジオで放送されたので、クラシックファンにはその名が浸透しています。しかし建て替えのため、2009年から今年まで別の場所に大きな箱のような仮のホールを建て、そこでVredenburgの名で公演が行われていました。
私がクラシックコンサートに行きだしたころは、もうその仮のホールでした。
そして、今年6月ころに新しいTivoliVredenburgがオープンしました。前にも書いたと思いますが、Tivoliというのはこれまた老舗のユトレヒトのライブハウスで、このTivoliとVredenburgが一体となって、音楽施設コンプレックスが、Vredenburgがあったユトレヒトの駅そばにできたのです。
といっても旧Vredenburgに愛着がある人が多かったのか、Vredenburgは改装という感じで、ほぼ以前のままのホールだそうです。写真のように木をたくさん使った、赤色が基調のホールで、中心に舞台があり、それを囲むようにすり鉢状に客席があります。どの席でも前の人の頭を気にせずに、舞台がよく見える構造だと思います。1979年にできたホールなので、ちょっと時代遅れなデザインで、私は個人的にあまり好きではないですが、どこからもよく見えるのは観客としてはうれしいです。
さてコンサートですが、オランダのアーネムに本拠地を置く創立125年のHet Gelders Orkestで、プログラムは、
ムソルグスキー はげ山の一夜
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー 交響曲第4番
でした。
お目当てはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番で、チェリストはオランダの若手実力派のハリエット・クリーフ(Harriet Krijgh)。背が高くてほっそりしていて、手足が長い体形で、青いドレスがよく似合ってました。最初の入りのところでは、2音目がかすかに音が外れた気がして、インパクトがいま一つだなと思ったのですが、ゆっくりとした曲調になるころから、その感情の込め方が尋常でなく、どんどんと引き込まれていきました。最後まで魂の籠った素晴らしい演奏でした。目をつぶって曲に集中している様や弓をもつ右手の上腕の動きなどから、スティーヴン・イッサーリスを彷彿とさせたのですが、あとでWikiを見て見たら、彼のマスタークラスやプライベートレッスンで教えを受けているそうです。若干23歳ですが、ほんとうに堂々たる演奏でした。今後の活躍が楽しみです。
チャイコフスキーの第4番もよかったです。指揮はChristian Vásquezで、ベネズエラ出身の30歳で、とても快活で明確な指揮でした。オーケストラのまとまりもとても良くて、音の広がりというかインパクトもよくて、すてきな第4番でした。
終わった後幸せな気持ちになれるコンサートって、いいですよね。
午後2時15分から30分くらいの曲解説があって、その後3時からコンサートが始まりました。終わったのは5時半頃。このままユトレヒトで食事でもよかったんですが、天気も悪く、オランダサッカーの試合をテレビで見たかったので、すぐ帰りました。オランダはラトビアに楽勝でした。
体調は良好です。
