Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Night of the Proms2014@AHOY(ロッテルダム)

2014-11-21 09:03:32 | Concert
毎年恒例の「Night of the Proms」に行ってきました。私が行くのは今回で4回目ですが、このイベントは今年25周年だそうです。
これを見に行くと、ああ今年ももう終わりだなあと思います。
クラシックとポップの競演というのが売り文句で、クラシックのオーケストラがステージ上にいて、エレクトリックバンドもいます。オーケストラのみの演奏もあり、アーティストが代わり替わり出てきてオーケストラの演奏をバックに歌ったりします。巨大なスクリーンがいくつかあり、その映像と光のパフォーマンスも楽しめます。
今回の出演者は次の通りでした。
Ksenija Sidorova アコーディオン奏者。脚線美を強調したドレスを着て、アクティブに動きながら、ピアゾラなどラテン系の曲を演奏。
ボー・サリス(Bo Saris) オランダの男性シンガー。TVオーディション番組「Idols」の優勝者で、当時はボリス(Boris)と名のっていました。今回久しぶりに見たのですが、すっかり男らしくなっていて、かっこよかったです。思いのこもったしっかりしたソウルシンガーです。
ケイティ・メルア(Katie Melua) グリジア出身のイギリスのシンガーソングライター。大ヒットした"Nine Million Bicycles" (2005)を歌ってくれ、満足でした。
ナイル・ロジャース(Nile Rodgers) ディスコテックな曲をいくつも披露。中にはダフト・パンクの曲もありました。CHICとして、二人の女性シンガーをともなっての出演でした。
シーロー・グリーン(Cee Lo Green)  グラミー賞5回受賞。銀色のキラキラの衣装で、 ‘F**ck You’ (2010)などノリのよい曲を熱唱。すごく太っているのに華麗なステップで踊り、会場は盛り上がりました。
ジョン・マイルズ(John Miles) この人が「Night of the Proms」の立役者。毎年出演します。"Music"という曲が昔オランダでNo.1ヒットになったそうで、この曲を歌うと、オランダ人たちは大熱狂。今回はQUEENの"Bohemian Rhapsody"も歌っていました。客の喜ぶツボを知っているって感じです。
Il Novecento オーケストラ。かなりの大人数です。コミカルな部分もあり、楽しめます。

今回はロッテルダムのAHOYで5日間の公演でした。私は初日に行ったのですが、客席の上段部分は幕で覆われ見えなくなっており、前年に比べて、かなり客数が減っているようでした。公演数が今回増えたせいもあるのか、また出演者がいまひとつアピールしなかったのか、理由はよくわかりません。
毎年来ている常連客がかなりいるイベントで、後ろに座っていた女性は、今回が16回目だと言っていました。
私たちはけっこう楽しめたので、また次回も行くつもりです。
どんなアーティストが来るのかはわかりませんが、お楽しみなのも福袋みたいでいいかなって思います。
写真は、ケイティ・メルアです。
体調は良好です。