旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

秋の北大植物園2023

2023年10月15日 14時44分18秒 | 北海道ガーデン巡り

10月13日(金)
実家の庭仕事を終えて札幌へ

友人と会う計画が都合で見送りになったので、空いた時間で北大の植物園へ出かけました。
北海道庁の西隣という街の一等地にある広々した植物園です。
訪れるのはもの凄く久しぶり。
約20年以上前にライラックを見にきて以来かもしれません。

入園するとすぐあるアンティークな建物は重要文化財の「植物園門衛所」
こういった歴史的建造物がいくつも見られるのも、この植物園の特徴の一つかな。

外回りコースの池の周りに沢山の秋咲きクロッカスが咲いていました。
よく見るとオオウバユリとトリカブトも

植物園の温室前の幟には牧野富太郎博士の言葉が
今年は牧野博士所縁の植物(「牧野プランツ」)とコラボした展示がされています。

フウチソウは牧野博士が学名を記載したとか。
「牧野プランツ」として展示されていました。
知らなかった~

温室内のオオタニワタリも「牧野プランツ」

 

温室を出ると立派なロックガーデン群がありました。
北海道の高山植物が植えられています。
ヒダカミセバヤがモリモリ咲いていて羨ましい。

白いピレオギク(右)とコハマギク(左)が咲くロックガーデン

ノイバラの実も


その先へ歩を進めるとカナディアンロックガーデンがあります。
この葉色が素敵で~

ガーデン・コモン・スノーベリー(シンフォリカルポス)はバンクーバーの植物園で初めて見ましたから、まさにカナダ

ギリア・ペンステモン(ペンステモン・アンビグウス)の草紅葉が綺麗
品種なのか、北国だからなのか・・・

フリンジング・ブリーディングハートも可愛かった


どんどん進みます
園内のアチコチで見かけた秋咲きクロッカス
ホオズキとのコラボも。

バラ園ではぽつぽつと名残りのバラが咲いていました。


草本文化園ではアスターが見ごろでした。

園内の所々で見かけた、様々なアスターの仲間たち
どれも可愛らしく丈夫そうでした。
左上:エゾノコンギク
左下:エゾゴマナ
右上:ネバリノギク
右中:ユウゼンギク
右下:シオン

この白い花は何だろう~ラベルを見つけられず

コルチカムも咲いていました。

スズランの実がオレンジ色に色づいて

園内のアチコチで様々な種類のトリカブトの仲間が咲いていました。
アイヌ民族はトリカブトの毒でヒグマを捕るための矢毒を作ったそうです。


園内でも見かける「牧野プランツ」の数数。

オオウバユリもその一つです。


ぐるりと巡って植物園の初代園長宮部金吾博士の「宮部金吾記念館」へ
建物は札幌農学校植物学教室として使われ、昭和17年にこの地へ移築したそうです。
宮部金吾博士は牧野博士と親交が深かったそうです。

博物館本館は重要文化財
中に入りたかったけど、ここで時間切れ
冬期は16時で閉園なので。

その他にも重要文化財や登録有形文化財の建物が移築展示されています。
写真が暗いのは閉園間近の証拠です。


他に北方民族博物館もあり、チラッと見て回りましたが、次回はしっかり時間をとって園内だけでなく展示物も見たいと思います。
昔とは植物に対する興味も知識も変わってきて、よりこの植物園を楽しめるようになったかも~

北海道の話題はもう少し続きます


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