Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

日帰り旅行

2018-02-04 11:23:13 | 日記

 趣のある、雰囲気のある花の道なので、街燈もステキに思えます。1枚撮りました。

 今回の演劇の題名は「ポーの一族」でした。花組公演という事でしたから、昔からよく聞く劇団の組の名前だと思い、安心感と期待感がありました。花鳥風月は古の趣が感じられる響きです。近年は新しい組も出来、宙という組の名も加わった事を新聞で見た事がありました。館内にもその組の公演ポスターが有りました。劇団も時代と共に移り変わっているのだなと感じました。宙の文字はSF的です。ポーの一族の作者もSF好きだったのですが、科学の分野もこの演劇の原作が連載されていた時代から大きく発展して、今やIT時代となりました。私もそのお陰で家に居ながらにこういった抽選に気軽に応募できる様になりました。

 さて、私がこの劇団に興味を持ったのは学生時代でした。下宿関係以外で初めて出来た友人がこの劇団のファンだったのです。入学して初めて専攻教室に入った時、隣の席になり話をした人でした。パッチリとした目で愛くるしい顔立ち、とても綺麗に化粧をした人でした。背もすらっと高く足が長くてスタイルもモデルのような感じです、誰が見てもナイスバディでした。口調や物腰なども優雅で品が良かったものです。

   この大学で最初に出来た友人は、熱心に私にこの劇団の観劇を薦めてくれたものでした。それで私は長年、機会があれば何時か劇団を観に行きたいものだと思っていました。四半世紀どころか40年近い歳月が流れた今になって漸くその願いが叶うとは、観劇のチケットが届いた時には本当に嬉しく思い、正に夢のようでした。彼女の再三のお薦めでありながら、気楽なままでいた私に「まだ見てないの。」と不機嫌だった時もあって、何時か彼女の希望に沿いたいと気持ちの端に引っかかっていた願望です。何しろ彼女は環境の必然性からできた友人では無く、また、初対面の彼女の態度が、にこやかに友人を迎え入れるという礼儀というものを感じさせる対応であったので、そのような人に初めて会ったという事もあり、私には他の友人とは一味違った感慨がありました。その後彼女とはあまり話す事無く卒業となりそれっきりですが、友人として大切に思い、私の人生の中でも印象深い人である事は確かです。