登山後は、汗を流す為のシャワーを浴びる建物にやって来ました。日本の銭湯のように入り口で男女に分かれます。男湯入口、女湯入口のような感じで、男性シャワー場、女性シャワー場の入り口になっていました。中に入って行くと、ワンルームの脱衣場の奥にシャワーの場所が有ります。シャワーの場所は個別に仕切られていて、カーテンの前で順番を待つ人が順に並んで待っていました。もう多人種の方がおられました。
石鹸やシャンプーなど持ち合せていなかった私は、汗だけ流すつもりでしたが、ご家族連れのお母様の采配で、上手く前の方達の残りのシャンプーなどを回してもらえました。
シャワーを終えて、さっぱりした私達は滞りなく着替えも終えて、程無く建物から出てきました。私はもう赤い服など着ていません。ズボンもバミューダの短パンに穿き替えてカジュアルで身軽な服装になっていました。ちょっと気分を変えて、眼鏡をかけると全く別人みたいです。ご家族連れのお母様と2人、建物の前で意気揚々とバスが来るのを待っていました。その内お子さん達兄弟も男性シャワー室から出て来て、皆揃ってやって来たバスの方へ向かうと中に乗り込みました。
その後の事はエアーズロック空港での事しか覚えていません。空港で、私達は飛行機への搭乗時間になりゲートが開くまで待合室で待っていました。地方なのでこじんまりしていましたが、近代的で綺麗な空港でした。私は待つ間に喉が渇いていたので売店でジュースを買って飲むことにしました。
私は売店で売り場の女性に声をかけました。彼女が振り向いたので、私はオレンジジュースをくださいと言おうとして一瞬思わず目を見開きました。それでも、一呼吸置いた後、直ぐにごく普通に
❛Orange juice, please ❜
と彼女に言う事が出来ました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます