こう書いて始めると、明日には、今日から3月と書き出しそうです。暇というか、平和ですね。一時の安らぎかもしれません。人生を振り返ると、私の幼少期は昭和30年代、未だ戦争への不安が語られていた頃です。周囲は豊かになりつつも、お金で買えない時代が有った、欲しい物は買える時に買ってやりなさいと、母が祖父から言われていた事を思い出します。それで私は、温泉宿で土産物の黄色いガマ口財布を買ってもらった覚えがあります。普段欲しいと言う殆どの物を買ってもらえ無かった私の事、これは嬉しくて仕様が有りませんでした。祖父のしみじみとした言葉に、幼くても物資不足の戦時中時代を感じた物です。
それはさて置き、法事を終えて両親の事を想う時、父母の若い時代は激動期で大変だったけれど、その後の社会生活は安定していて、最後は平穏無事に生涯を閉じて行ったのではないか、と、彼等の後半の人生の平和を安んじていました。こんな事を考えるのも、近年の世界情勢、天変地異の激しさを感じるからでしょう。気候一つとっても、気の休まる時が無いという感じです。繰り返しの犯罪、紛争、厄災のニュース、昔からこうだっただろうかと感じる程、毎日の食卓での話題が尽きません。
2月には節分、立春が有ったなぁと思い出せば、3月は桃の節句です。我が家には卒業や入試に関わる子がいませんから、のんびりと雛祭りや、次の花の季節を楽しみたい物です。天変地異が起こりませんように。