2019.12.5(木) 11日目
今日はネパール最終日。
夜8:00には銀杏旅館を出て空港に送ってもらえるようアシスくんにお願いしました。
フランソワーズ、エディさんとも今日でお別れ、昼すぎまでサンガの町を散策しようということになりました。
ひとりではなかなか思いつかないことですが
サンガはラプシという木の実でつくるお菓子(ラプシ・キャンディーとして有名)の一大生産地で、今が製造の真盛り。 その工場見学をしようと山をおりました。
工場といっても家内工業のような感じなのですが、今は乾季で雨が降らないので作ったお菓子を天日干しするのにちょうどいい季節のようです。
フランソワーズ、エディさんの二人ともこれらのおかしは苦手で食べられません。私は全種類を食べたわけではありませんが、けっこうおいしいと思って食べられます。
これがそのお菓子のもととなるラプシの実。
これを梅干のように?何かで漬け込んでから天日で干して砂糖をまぶす・・ とか、種を取り除いてどろどろっとしたものに味をつけたり、薄く延ばして乾燥させて食べやすい大きさにカットして袋詰めするとか・・・
できるお菓子の種類はものすごくたくさんあるようです。
エディさんはぜんぜん遠慮のない人で、どんどん工場に入り込んで行っちゃいます。
熨したものを天日干ししているところ。
これは漬けた実(種つき)を丸のまま干しているところ。
干したあと砂糖をまぶす作業。
バス通りをはさんで反対側に行きます。 シヴァ神像のある方面です。
こちらには町の中心となる寺院があります。
近くにも小さな寺院
住宅の壁にも神さまが嵌め込まれています。
こちら側のもう一軒の工場にも行ってみました。
先頭はエディさん、勝手にぐんぐん入っていきます。ご主人とは英語で話します。
ここでは又べつのお菓子に仕上げていました。 袋入りをいくつか頂いてしまいました。(みんな私のもの!)
近くのお店にはたくさんのラプシのお菓子。とろとろっとしたものはどうやって売られるのかな?食べ方は? 聞くのを忘れました~。
この先に行くと、銀杏旅館から見える大きなシヴァ神像のあるところです。
途中の景色も楽しんで歩きます。 からし菜(ラーヨコサーグ)の花
シヴァ神像の敷地内に新しくなにか建築中。
ポインセチアも野生?大きく育っています。
シヴァ神像の近くまでやってきましたが・・
登り道がでこぼこの整備されていない山道。 フランソワーズは足を怪我して手術をしているので、上りは良いのですが下りが危ないとのこと。
フランソワーズとエディさんは前に一度、私は二度、上にあがって中に入ったこともあるので、今日はでこぼこ道をあがるのはやめて、先の寺院のあったところまで戻ることにしました。
まだお昼には早いのですが、フランソワーズとエディさんがバクタプルに行った時に食べた串に刺さったフライドポテト(どんなもの?)がおいしかったので、機械を見せてもらったり作る課程も見せて頂いて食べることにしました。
見かけた写真はこれ、右の上から2番目のものですが写真ではよくわかりませんね。 Potato Tornade(ポテト トルネード)と いうもの。
用意するもの ジャガイモと串
生のジャガイモに串をさすのが大変そうでした・・・。
専用のカッターでくるくるまわすと、つながったままで薄くスライスできる・・・
つながっているポテトを一枚づつ幅を広げます。
揚げる前にも味付けが必要のよう。(小麦粉+マヨネーズ+香辛料)
専用の油鍋
こんな風に仕上がりました;ピンクのソース(マヨネーズ+何だったかな)を付けて食べる。
バクタプルで食べたものはもっとおいしかったそうで、今日のはちょっと揚げすぎだそう、
お昼はコーラとこれだけ! (お値段忘れました)
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なぜこんなに熱心に見せて頂いたかというと・・・
フランソワーズとエディさんは、ポカラに住むサビナちゃんというすごーく貧しい子(と言ってもこどものいるシングルマザー)の支援をしているので、その子の仕事にいいかもしれないと思ったのだそう。
そんなことで、あのカットする機械の値段なども教えて頂きました。 ポカラで2ヶ月も過ごしてからカトマンドゥに来たので今年はもうポカラには行かないと思いますが、来年、どうなっているかな?
油で揚げるための設備や場所もないといけないし・・・。 本格的にやるにはもう少し検討が必要かもしれません。 それと揚げ具合の研究もしないといけませんね。
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次に向かったのは銀杏旅館の長女ミナちゃんが始めたというフェルト工場。
途中にあった製粉所も遠慮なく覗きました。
粉が舞っています。
きれいな粉に仕上がりましたよ。
私が子供のころ、おばあちゃんに連れられて農協のレンガの工場のようなところでこのような光景一度だけ見た記憶がよみがえりました。
エディさんが覚えていたミナちゃんのフェルト工場は一室を借りているだけのところ。
部屋の中
3人の女性たちが外で仕事をしていました。
この工場を見ながら考えました。
余程の数が売れないことには商売として成り立たないのではないだろうか?と。
カトマンドゥの街中にはこの手のフェルトを扱ったお店はたくさんあるけれど、それほど売れているようには見えないので心配になります。
ブーゲンビリアもまだまだ咲いています。
遠くに車の見えるところがアルニコハイウェイ。 ここを横切って左の山をあがって銀杏旅館まで戻ります。
いつものように山を上がるので汗をかきますがシャワーをするにはちょうどよいのです。 今日の洗濯はなし。 日本に持ち帰ってしますので。
今日もおいしいお茶を入れて頂きました。
このあと荷物の整理。 夕食は7:00、出発の8:00まで十分時間があります。
今回の失敗?(というほどでもないのですが・・・。)
空港に向かうのにパンネくんの車はまだ直っていないので、アシスくんの知り合いに夜8時に迎えに来ていただいたのはよかったのですが、山を下りるとすごいトラックの列。 こちらの車が入り込む余地がなくドライバーさんも苦労していました。
やっと入り込んでも車がソロリソロリしか進みません。
法律が変り、昼間、トラックはカトマンドゥ市内に入れなくなったとのこと。
夜8:00まではバネパで待機、8:00になるといっせいにカトマンドゥを目指して出発するのでこんな状況になるそうです。
アシスくんもここまでは気がつかなかったよう、ありゃりゃのできごと。
途中だんだん心配になりましたが、なんとか間に合いました。 次回から7:30分に出れば心配なし・・・のできごとでした。
飛行機は少し遅れての出発だったような。
2019.12.6(金) 12日目
乗り継ぎのクアラルンプールに着いた時はもう日にちが変っています。
クアラルンプールでは4時間もあるので空いているベンチを見つけて1時間ほど寝みました。
出発は30分遅れ。 でも心配はありません。もう乗り継ぎの心配することはなく日本に帰るだけですから。
成田にはほぼ定刻の17:45に着きましたが、駐機場の?空きがないとかで飛行機の中で1時間も待ちました。 この経験も21度目にして初めてのこと。
家には夜の7:30頃着く予定でしたが、9:00になりました。
それでも無事に帰ってこられたので、めでたしめでたしです。
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今回ラムチェ村に行っていろいろなところを見てまわり、フランソワーズは、一番はコミュニテイハウスが必要ねと言いましたが、私はず~~っと以前から、ラムチェ村ばかり支援する人が多いのはどんなものかと思っていたので、あまり乗り気になれませんでした。
が、ちょんまげ隊がなんとか・・・と声を上げてくれましたのでその件はおまかせしようと思います。
今回の旅ではフランソワーズたちのように、サビナちゃんのような支援したいと思う人とはめぐり合えてないのでまだこれからも考えながら、探しながらのネパール訪問となりそうです。
ボランティアと言っても、私の場合一人で、のんびりとネパールという国や人とのつながりを楽しませて頂きながらやっていきたいと思うのであわてずに探しの旅を続けようと思っています。
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これで今回の報告を終わります。