2014.8.26(火)
この日も朝から雨が降っていました。
朝食後、雨の降る中、高校2年生の大村健太クンのグループが住民調査に出かけました。
私も付いて行きたいところでしたが、なにせ雨で足下が悪く、若い人たちのようにスイスイというわけにいかないので今日はパスすることにし学校に残りました。
すると、常々地元の子と一緒にネパール語の勉強したいと言っていた私のために、筋田さんが先生に話しを通してくれネパール語(国語)の授業に出させて頂けることになりました。
この子と一緒のクラス(たぶん1年生)。 右にいるのはまだ就学していない妹です。
授業内容は私が習った日常会話から見るとずいぶん難しいものでした。
残念なことに20分もするかしないで、昼食の準備ができたからと迎えが来てしまいました。(この日に限って又昼食が早く出来たこと!まだ11:20分くらいでした。)
今回の授業参加は後にも先にもこれっきりでした。 でも次回につながるかもしれないので長い目で見ようと思っています。
午後には雨も止みました。
昼食後、部屋で休憩しているときのこと、森優斗クンがあまりにぐっすり寝ていると・・・女子大生が顔にいたずら書きをしました。 なかなか上手に描けています!
描いたのはこの人たち・・・
外では・・・
大学生・高校生、ネパールの青年も交じって、こどもたちはまだ教室で授業をしているというのに校庭で水かけ遊びが始まってしまいました。
私は勘弁してもらいたいと観戦するだけにしました!
最初はかわいいかけ方でしたが・・・
だんだんにエスカレート。全身ずぶ濡れ。
いつの間にか先生まで水鉄砲を持っていました・・・。
水遊びをしている大人を横目で見ながら子供たちはランチタイムとなりました。
東京・新宿にある「住建ハウジング」という会社からの毎年の援助で今年から子供たちに平等にランチが出せるようになったとのことです。
「♪大きなラックリの木の下で~♪」 毎日こんなふうに食べています。
授業が終わると子供たちも水鉄砲を持ち、夜になっても翌日の朝になっても水かけっこをして楽しんでいました!!
2014.8.27(水)
私と高校生2人、それに今日日本に帰るという滋賀県のTさんと女子大生のまりりんさんは今日でメールダラとはお別れです。(Tさんを見送るために筋田さんも一度山を下りました。)
来た時も盛大に歓迎して頂きましたが、帰りも盛大に送って頂きました。
男性にはトピー(ネパールの帽子)がかぶせられました。
まだ8:30とあって登校していない子供が多かったですが、来てくれた子供はこれが背負える?というほどの重い荷物を背負ってミルクトラックまで運んでくれました。
大学生の多くはまだ10日近くの日程が残っているため子供たちと一緒に見送りをしてくれました。
ミルクトラックに乗り込んだまりりんと優斗クン
健太クンとまりりん
上の2枚筋田さん撮影
棚田を見下ろしながらトラックは進み、4泊した学校ともお別れです。
来たときに渡ったスクテの吊り橋を渡り返し・・・
しばらく待ったのちやっと到着した迎えのジープに乗り込み、途中のバネパで昼食を食べてから銀杏旅館に戻りました。
3:00頃になっていたでしょうか・・・。
今日帰国するTさんから順に久しぶりのシャワーを浴びさっぱりとしました。
夕食は銀杏旅館のダルバート。
夜の8:30にはTさんを見送り、明日は私たちもこの時間に出発・・・と確認してそれぞれ床につきました。
2014・8・28(木) ネパール最後の日。
23:15発の便のため、昼間まるまる空くので買い残したおみやげ等を求めてローカルバスに乗りカトマンドゥまで出かけました。
買い物途中での一枚。 この帽子は「かぶってみただけ~~」でしたけれど・・・。
私と森クンは値切りヘタ。
私は日常の生活に必要な食料品等の買い物ばかりで値切りたいほどの高価なものは買ったことがないのです。
森クンは妹さんへのおみやげにかわいいザックを買いましたが、2400Rsを1500といい、相手はとんでもない2000ならなんとかというし、こちらもじゃあ1600、1800となり、攻防戦の末1850Rsで手を打ちました。
大村クンの値切るときの度胸の良さ・交渉力には驚かされました! 彼なら一人で世界一周一人旅も可能かも!!
ある程度の買い物をすませ、昼食。
せっかくだからカトマンドゥの旧王宮広場に行ってみよう・・・ と歩き始めたのはよかったのですが、なんだかすごい人ごみ・・・。 きれいに着飾った女性が目立ちました。
あとで聞いたところによるとこの日は「ウーマンズ・デー」というお祭りとのことでした。
筋田さんからのネパール通信にはメールダラに残った大学生(女子のみ)がこの日にネパールの衣装を身にまとった写真が送られてきました。みんなすご~くきれい! これはいい思い出になりそう・・・。
筋田さん撮影
私たち3人は王宮広場を目の前にして身動きが取れなくなってしまったので広場の見学はあきらめて銀杏旅館に帰ることにしました。
タクシーでバスパークまで行き、そこから又ローカルバスに乗ってサンガに戻りました。
ネパール最後のシャワーを使い、帰りの荷物をまとめ、サンガ・銀杏旅館のベランダからの夕焼けを目に納めました。
夜7:00過ぎに夕食をいただき8:30にはジープに乗り込みました。 送ってくれなくとも大丈夫だからと断ったのですが、パンネくんが空港まで送ってくれました。
帰りもまた中国南方航空。23:15発。
乗機する段になり森クンのチケットに不都合があり(私が先に通ってしまったのでその内容は聞けませんでしたが、ダブルブッキングだったよう・・)で、ラッキーなことに彼だけビジネスクラスに変更になりました。
動き出して間もなく眠ってしまったので食事は摂らなかったとのこと。(エコノミーとは違うおいしい食事だったかもしれなかったのに~?!)
2014.8.29
広州・白雲空港には朝5:40過ぎ到着。 3時間半ほどの待ち時間があります。
森クンも大村クンも広州に着くまで眠っていたため機内食が食べられなかったので、たった1軒だOPENしていたコーヒーショップで軽い朝食をとりました。(土産物店は何軒か開いていました)
来るときは運よく共同運航便のJALの航空機で機内の装備も食事も抜群でした。 帰りもそれを期待しましたが「う~ん残念!」南方航空機でした。(笑)
乗機後、1時間ほど遅れるとのアナウンスがありました。その間にとばかり食事が供されました。
かたづけが済まないうちに動けるようになったとのアナウンス。CAさんたちのあわてて片づけるのを待って動き出しました。
成田着は14:40の予定でしたが少し遅れただけで15:00過ぎには到着。
大村クンがカトマンドゥの空港から疲れが出たのか眠かったのか少々ト~ンダウン。成田空港で別れてしまいましたが、家に着いたら熱があったとのこと。
そうとわかっていたら薬を飲んだら少しはラクになったかもしれなかったのに、気がついてやれなくて申し訳ないことをしてしまいました。(3日後のメールでは熱は下がったということでほっとしましたが・・。)
ともあれ高校生二人はハチマキが縁でネパールに行くことになり、貴重な体験ができたことと思います。
特に森クンは3年生で受験生でしたが、私が「10日勉強を休んで大学に受からないなら10日頑張っても受からないのでは?」などとけしかけたせいか一番に名乗りを上げてくれました。
ご両親も反対することなく「行ってくれば」とおっしゃったそう・・・いい度胸をしていたものです!!
最後の日、銀杏旅館のベランダで聞いた、大村クンの 「あ~帰りたくないな~、学校行きたくね~」 という言葉が印象的でした。
以上で今回の報告を終わりに致します。