junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

11度目のネパール カトマンドゥ、街の風景

2013-03-04 14:53:47 | ネパール
2013.2.6(水)

結婚式の行事もすべて終わり、今日は何も予定のない日。

ホテルの窓から見えた洗濯物干しの風景です。 コンクリートにそのまま干したり・・・。


右の方にロープにかけているのも見えます。


これは昨年ジョムソンで見かけたものですが、ちょうど良い樹木があればこんなふうにも干しますがカトマンドゥの街中ではなかなかこの光景は見られませんね。





2月のネパールはさすがに朝晩寒くてベッドから抜け出すのに時間がかかります。

簡単に朝食を済ませ、散歩に出かけました。

犬に洋服を着せるのは日本でも論議されることですが、ネパールの犬も洋服を着ていました。
他にも見かけたのですが、何せ動くのでちゃんと写真がとれませんでした。




タヒティチョークで・・・。

青空とこや さん。 いつもの人、いつもの風景です。


野菜を売っている人たちも明るい!




すぐ近くにある“カシ・スヤンブー” へ。

ガイドブックには “スリガーストゥーパ” と書いてあるかもしれません。


いつもここで会う画家のキランさんのお店はまだ開いていませんでした。

隣でお茶を売っているご主人がスーツ姿でびしっと決めて外に立っていました。 「今日は結婚式に行く」とのこと。 乾季のこの時期は結婚式のシーズンなのだそうです。


アサンチョークで・・・。

アンナプルナ寺院


ディネシュさんが結婚式で使っていた ドゥボコ・マーラー(芝の首飾り)がここで売られているではありませんか! しかもここで作っているのです。




今まで何度となくここを訪れていますが目に入ったことがありませんでした。 というか・・・、見てなかっただけかもしれません。

そして、あのヨーグルトも!


野菜を売る人はいつもたくさんいます。


今朝とれたてのようでとても新鮮です。


このチョークからインドラ・チョークまでの間が、結婚式で贈り物として使われた金物類を売るお店がたくさん並んでいる通りです。

2時間ほどで散歩を終え、午後からはネパール語の先生のところに行きました。



2/7日は日本に向けて出発する日。

タクシーで空港に向かう途中で、ディネシュさんの結婚式ではなかった楽隊の行列に会いました。ですが、悪路で車はガッタンゴットン、しかもこちらもあちらも動いているのでちゃんと撮れませんでした。 式によってはこんな行列もあるのは以前見かけて知っていました。



これで、今回訪問の記録を終わりに致します。 まだ次回の予定はたてていないのですが、秋になってしまうかもしれません。

それまではしばらくお休みです。 


11度目のネパール ほんとの嫁入り当日 つづき

2013-03-03 20:54:16 | ネパール
2013.2.5(火)

家族からのお祝いを涙、涙で受け取るシーンはホントに感動的でした。


儀式はまだ続いているのですが、その間にお迎えにきた新郎側の家族や友人たちに食事が振る舞われます。

やはり神さまに先に・・・。


ディネシュさんのお父様、お母様、それに叔母様と結婚式当日花嫁さんを迎えに行った方なのですが・・叔母様だったかな?


友人たちには待っている間にタバコやお酒が振る舞われます。


これはチャンと言ってどぶろくです。 他にロキシーもありました。 

チャンを差し出され 「飲んでみて!」 と言われ、お酒に弱い私にはとても飲めないと思ったのですが、ものは試し・・ となめてみると、「おや、大丈夫そう・・、 うっ? おいしい?」 ということで、グラス1杯のチャンが飲めてしまいました。 今思うに・・・ 「機会があったらまたあのチャンを飲んでみたい」が感想です。


この花も新郎側が持ってきたものだったでしょうか。 花を身につける儀式です。


花嫁さんから順に、女性は髪に差し、男性は耳にかけます。




スイセンの花はネパールではとても重要な花なのだそうです。




この儀式の後で花婿側の友人たちにもお食事が振る舞われました。  私も一緒にいただきました。
最近ではネパール料理を食べる際に、ネパール人でもスプーンを使っての食事風景が多くなってきたそうです。





いよいよ儀式はフィナーレです。


特別なお菓子が盛られたもの。 何種類のっているのでしょうか・・・?




お酒3種にヨーグルトもお皿に盛られました。



ランプにも火が灯されました。


これらの様子をみんなで見守ります。 左のカメラマンはディネシュさんの友人の一人でプロのカメラマンでした。




誰かがおかしいことを言ったからでしょうか、緊張していた花嫁はじめみんなの中に笑いがおこりました。


花嫁と花嫁の父。


花嫁と花むこの父。

このお父様のかぶっているトピー(帽子)が街でよく見かける生地のもののようですが、生地によって値段が全く違うそうです。



この儀式が終るといよいよ花嫁は車に乗り込むわけですが・・・。


その前に花嫁側の付添いの方に手を取られ、1階にあった小さな寺院の周りを3回まわります。

このころには又花嫁は大泣きです。





次は、迎えの車の周りを3回まわります。 このときはお父様の兄弟(おじさん)におぶわれてまわります。 





来るときにはなかったピンクの布が車にかけられます。 特別の意味があるということです。


大勢の皆さんに送られてディネシュさんの待つ家へと向かいます。


いつの間にか祝福の赤い粉が車に振り掛けられていました。




ディネシュさんの家のあるチョーク(中庭)の入口に到着しました。 近所の人たちに迎えられての儀式。





ここにもまだ花婿は出てきません。

皆さんに見送られディネシュさんの家に向かいます。



ディネシュさんの家の入り口もきれいに清められていました。 そしてネパールでは特別な意味をもつというスイセンが水差しに活けられていました。





花嫁はどこの部屋に入ったのかな?

 
ここで花嫁と花婿が顔をあわせるでもなく、ディネシュさんの友人と私はディネシュさんの部屋に通され、友人たちと一緒におしゃべりをして結婚式最後の日を終えたのでした。 5:30pm. 

この日はディネシュさんはずっと普段着のままでした。



儀式でも使われていましたが、この日頂いた箱の中にはこんなお菓子やたくさんの木の実が入っていました。



新婚旅行という習慣はないのだそうですが、ディネシュさんはガイドという仕事柄、2週間後くらいから、ナガルコットやポカラ、タライのほうに行かれるということでした。

ビワーハ スバ ラートリ!! (“結婚おめでとう”)


これで1週間にわたるディネシュさんの結婚式のレポートは終了に致します。

次回、ネパールの洗濯干し風景や散歩でのことを少々紹介いたします。


11度目のネパール ほんとの嫁入り当日

2013-03-01 22:06:51 | ネパール
 2013.2.5(火) 花嫁さん側披露パーティーの翌日。 

今まで、結婚式と新郎側、新婦側との二度の披露パーティーがありましたが、そのたびに花嫁さんは自分の家に帰っていました。

ところが、今日はいよいよ花嫁さんがディネシュさんの家にお嫁入りする日。 今日から一緒に生活です。

正装したディネシュさんの家族や友人たちが花嫁さんを迎えに行きます。

私も参加させて頂きました。 4回目の出番です。

当日は11:00にディネシュさんの家に集まり車でお嫁さんを迎えに行く予定でした。

私は何を勘違いしたのか、車ならホテルまで私を拾いにきてくれる? と思いこんでホテルでずっと待っていました。

11:30分すぎにディネシュさんから、みんな集まっているのですが、どうしました? と電話が入り、私もディネシュさんの家に集まらねばいけないことがわかりました。 

あわててタクシーを拾いカトマンドゥからパタンまで。 15分足らず、12:00少し過ぎての到着。 大幅に遅刻したと思い、平身低頭・・ みなさんに謝ってまわりました。

ところが、11::00に集まったけれど 出発は12:00ころにしようか・・・ と話していたとのこと。 なので、大幅遅刻と思っていましたが実はそれほどでもなかったのです。


私が一息ついたころ、そろそろ出かけようかと、みんなで外に出ました。


当のディネシュさんはというと、普段着のままで、「今日は私は何もしないで家で待っているだけ・・・」とのことでした。


たいまつのようなものを持ってでかけます。

昔は電気もなく暗かったので、これで道を照らしたとのこと。


このランプは儀式用のようです。


儀式用のお酒が2種。


花嫁さんへのプレゼントと思いましたが儀式にはかかせないらしい洋服生地や花も。



みんなそろって車の待つところへ。


わぁ~ 街で見かけたのと同じ花飾りの車だぁ~!! これで花嫁さんを迎えに行くのですね!


後ろには花嫁、花婿の頭文字。


フロントもこのように花で飾られます。


今朝がたまで雨が降っていました。ディネシュさんが心配していたようですが、10:00ころにはすっかりあがりました。 天も祝福してくださったようです。 これではワイパーは使えませんからね。




前日花嫁さんの披露パーティーのあった場所に到着。

先の写真よりもおしゃれなファッションがよくわかります。


そろって会場に向かいます。





入口にはお祝いのためのヨーグルト。




お迎えに来た花婿側の親族女性陣。



花嫁の座る前には持ってきた儀式用の品々が置かれました。


今日は花嫁の(向かって)右 に座っている方が花嫁のお世話をしていらっしゃいました。



儀式が続いて行くなかで、時々座り位置が変わります。


一番左に座っていらっしゃるのが儀式を行って下さるお坊さん(司祭さん)です。


花嫁のお母さんが(赤いサリーの方)、儀式の進行を壁の陰からじっと見つめているのが印象的でした。 



花嫁の親戚からは新婚生活に困らないようにと、生活必需品が次々と贈られます。








最近では、物でなくお金で贈られることも多くなったとか・・・。



お母さんからは儀式に使われるものが・・・。






お父さんからは分厚い封筒に入った現金だそうです。


このころには、花嫁やお母さんは大泣きになってしまいます。 私たちももらい泣き・・・。



それらを見守っていたおばあちゃんの耳飾りは典型的なネワール族のもの・・・と教えてくれたのはディネシュさんの友人のスレシュさんでした。

カメラを向けると、イヤリングが見えやすいように髪を掻き上げて下さいました。




儀式はまだ続きます・・・。