junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

9度目のネパール 7歳のいおりちゃん、初ダンプス①

2011-11-30 22:03:24 | ネパール

 私にとっては3度目のポカラ、ダンプス行きです。


 2011.11.1(木)

  1日目 カトマンドゥ~ポカラ

 今回は、ガイド料をたくさんお支払できないという私のお願いを快く引き受けてくださったミナさんと7歳になるお嬢さんのいおりちゃんと3人旅です。

 ミナさんはご主人が日本人ということで日本語の通訳として働いているネパールの方です。

 予算の関係で往復ともバスにしたのと、ポカラ1泊、ダンプス1泊、ポカラ1泊と駆け足の旅となってしまったので7歳のいおりちゃんにはちょっとハードなつらい旅になってしまったかもしれません。 

 
 前回はグリーンラインのバスを利用しましたが、今回はチケットが取れず、ババアドベンチャーのバスを利用することになりました。

グリーンラインは7:30分発ですが、ババアドベンチャーは7:00出発です。 なので 6:15分にはホテルに来てね、と打ち合わせがしてありました。

 ブダニールカンタに住む彼女たちはかなり早く起きなければならず、7歳になるいおりちゃんにはとても大変だったと思いますが、時間よりずいぶん早く着いてロビーで私を待っていてくれました。

 ホテルからバス乗り場までは歩いても10分ほど、それほど大変ではありません。

 バスには一番のりとなりました。


 バスは時間通りに出発しましたがカトマンドゥを抜けてしばらく走ったところでタイヤがパンクしました。

 スタッフは慣れたもので10分かそこらであっという間にタイヤの交換終了。 出発。 
まもなく朝食休憩所に到着。9:45分くらいだったかと・・

 ランチはバス代に含まれていますが朝食は個人持ちとなります。

グリーンラインの休憩所とは違い、そう広くはないのですが 「ホホ~ッ」 という感じ。こちらはこちらで又別の味わいがあります。


 私たちのバスが一番のりでしたのでよかったのですが私たちが食べている間にバスが5台、10台と続々到着、すごい混雑となりました。

 朝、ほかのバス会社より30分早く出発する意味がここにあったのか・・ と気がつきました。

 休憩時間は45分ほどしかなく、ゆっくりはできないのですがクラクションに促されバスに戻り、出発。

 しばらくして渋滞に巻き込まれたと思ったらそこは マナカマナ というところ。

前回うまく撮れなかった入口の門の写真、今回は隣がいおりちゃんだったのでなんとか撮ることができました。


 ここからロープウエイでかなり高いところに上がったところにマナカマナ寺院があるようですがまだ行ったことはありません。


12:00近く昼食地点に到着。


 ここでの時間もたくさんはなくのんびりしているどころではありません。 急いで食事をしてまたバスに・・・


 午後2:30分 ポカラ到着。

 泊まるところも知ったところなので20分くらい歩いてしまいました。 朝からバスばっかりだったのでこれくらいの歩きは運動になってちょうどよかったと・・・。


 宿は前回お世話になった たべものや です。 到着後は夕食を6:00とし、それまで自由行動ということにしました。

 いおりちゃんはポカラは初めてなのでお母さんのミナさんが案内してフェワ湖のほとりを散策。

 私は前回撮った写真を持ってその人々を尋ね歩きました。

 写真をお渡しするときの反響がこれまたすごく、写真を受け取った人も喜んでくれますが、写真の人を呼びに行ってくれたり一緒に探してくれたりとまわりの人まで喜んでくれるので私まで嬉しくなってしまいます。

 私は写真を渡してしまうと顔を忘れてしまったりするのですが、受け取った方が私を覚えていてくれ、町を歩いていると声をかけてくれたりします。 そんな時は又格別うれしいですね。

この時期フェワ湖のまわりで目立つ花 名前は チンネベリー・センナ(マメ科) といってインドからアラビアにかけて自生する常緑低木だそうです。 葉は乾燥して緩下剤として使われるようです。


大きなこの木の下では貸自転車やさんが営業をしています。



 写真を全部配り終えて宿に戻る途中で見かけた方々。

りっぱなタンカ製作中の画家さん。 ネパールの画家さんたちは店先でこんなすごいものを仕上げていくんですねー。


 そういえば3月にお会いしたホテルの客室の絵を描いていたマイラーさんも店先で絵を描いていました。 彼はタンカではなく油絵の風景画ですけれど・・・ 店先がアトリエということなんですね!


屋台でこんなものを食べている人たちがいました。 何というもの?と聞くと“チャト” と言ったようでした。


おいしいですかと聞くと おいしい!と答えが返ってきました。 食べていたのはこのお二人です。
 



 この後、宿に戻りシャワーを使い一休み・・・ 


 6:00から三人で夕食を摂っていると日本からのご夫婦が見えたので、大きなテーブルで相席をし、楽しくお話をして過ごしました。


 たべもの やで夕食を済ませるととてもラク、食べ終わったら上に上がって寝ればいいわけですから・・・ 

 こんなことで朝早くから始まった長ーい一日が終わりました。



9度目のネパール ベトラワティの学校訪問2日目

2011-11-23 09:56:01 | ネパール
 2011.10.30日(日)

 昨夜ミーティングのあと私はシヴァさん、バスさんと一緒にお二人の実家まで7~8分歩いて移動。 現在はお母様と親戚の女の子が住んでいるというその家に泊めて頂きました。

 ネパールでは夜は本を読んだり書き物をするには少々明かるさが足りないので、暗くなったら寝ると決め、昨晩もはやばやとベッドに入ってしまいました。

 朝4時すぎには人の声が聞こえ、ほうきで外を掃く音が聞こえましたが、まだ暗いこともあって私はそのまま布団にもぐっていました。

 さすがに6時近くになると寝すぎが心配になり、暗かったのですが起きることにしました。

洗顔を済ませるとお母様がお茶を入れて下さいました。 この一杯のお茶のおいしいこと。ネパールチヤです。


 そうこうしているうちにだんだん明るくなり写真も撮れるようになりました。

昨夜は暗くてわからなかったのですが泊まったのはこちらのお宅でした。 庭先にパパイヤの木↓


家の前に道路がありその向こうに畑、ここにもパパイヤが見えます。 その向こうにはトゥリスリ川が流れていました。 どうりで夜、川の音が聞こえると思った・・・


パパイヤの実と花 



8時近く、私とは別にサンカールさんのお宅に泊まった馬場様ご夫妻が来られました。 左から二人目がお世話になったシヴァさん、バスさんのお母様です。


ネパールでは一日二食が普通なので朝食は10時ころなのですが、私たちのために朝食を用意してくださいました。 パパイヤの皮をむき、かま のようなもので大胆にカット。


豪華な朝食となりました。



この時期に多く見かけた タ~ンキ という花。 大きな木に咲くこの花は遠くからでも目立ちます。




 朝食後、いよいよ今回3つめの学校、馬場様の息子さまの名前の付いた <コウジ校> 訪問です。 


いつもは学校の入り口まで車で行けたそうですが、この日は雨の後で道が悪く無理ということで少し手前で車を降り7~8分歩きました。 小さな子供が荷物を頭に載せて運んでくれました。



こちらが コウジ校 と言って8年前に建てられた馬場様ご夫妻の息子様の名前のつけられた小学校です。 りっぱな校舎に驚きました。


校長室やスタッフルームもりっぱです。





 サッカーもできるほどの広い運動場がある敷地内には幼稚園、小学校、中学校、高校の4つの校舎があります。

迎えてくれたのも小さな子から大きな子たちまで、手に手に花を持っての大歓迎です。 

 


三つ目、最後の学校訪問後、車はカトマンドゥに向かってひたすら走りましたが、下りのせいか来るときよりも車の揺れが大きいように感じられました。


2:30分ころ昼食地点に到着。 日本のNPO法人の支援で行われるようになったという鱒の養殖のレストランに寄りました。 お腹が空いていたこともあって鱒のから揚げやネパール風に味付けしたものなどとてもおいしく戴きました。 写真に撮るより先にきれいに食べてしまいました。(なので写真がありません)

このレストランで見かけたちらほらと咲くサクラ。


これはビワかと思われますが食べられるものなのかどうか・・・ 以前どこかで見かけたときは食べられると聞いたような気がしましたが、同行の方々はわからないと・・。



行きに見落としたような素敵な風景も見られました。 遠くに黄色く見えるのは からし菜 の畑です。 この写真は車の中からガラス窓を通してなので少々ぼんやりしていますがこの時期ものすごくきれいです。




 4:30分ころようやくホテルに帰り着きました。

 結構ハードなスケジュールと思いましたが、馬場様ご夫妻は毎年このパターンで息子さんの学校だけでなく縁のできたほかの学校まで訪問をしているようです。 子供の数、総勢200人くらいはいたでしょうか・・・ ホントに頭が下がります。 そして私まで連れて行って下さったことに感謝です。



9度目のネパール ベトラワティの学校訪問1日目つづき

2011-11-19 22:25:25 | ネパール
 2011.10/29(土)

 この日二つ目の学校 <ごへい校> の訪問です。

 考えたらこの日は土曜日、ネパールでは学校はお休みの日でした。 なのに先生も生徒も馬場ご夫妻が見えるというので大勢で出迎えてくれたのでした。

 一つ目の学校から少し下ったところにある二つ目の学校は車で20分くらいの移動でしたでしょうか、一つ目の学校よりまわりに住宅の多い地域でした。

車を降りて5~6分ほどで学校に着きました。


迎えてくれたのはこの子たちです。 こちらの学校にはほんの少しの庭があります。


馬場様がご挨拶の間もとても行儀よく聞いてくれます。 通訳は右に立っているシヴァさん。


ブルーのシャツに紺のスカート、ズボンは公立学校の制服です。


プレゼントみんなに渡ったかな?


約1時間ほどの訪問でしたが、子供たちや親ごさんたち、学校関係の方々、車の置いてある道路まで見送りにきてくれました。 
  

馬場様ご夫妻とは又1年後にお会いすることを約束してのお別れです。



 この後は昼食をごちそうになったサンカールさんのお宅に戻り、夜の部のミーティング。 5:00頃から始まり7:00ころでお開きとなりました。

 

9度目のネパール ベトラワティの学校訪問1日目

2011-11-18 21:57:30 | ネパール
 
 9度目のネパールは2011.10/26(水)~11/10(木)まででした。

 タイでの洪水のニュースが連日報道され、バンコクでトランジットする私は 「空港は大丈夫かしら」 と心配しながら出かけましたが、往復とも空港は全く問題はありませんでした。



 今回もいつもと変わり映えのしない旅となりましたので、簡単に ①学校見学をさせて頂いた時の様子と ②7歳の女の子連れでダンプスまで行ってきたことだけを紹介して終わりにしたいと思います。


 学校見学は10/29(土)~30日(日)の一泊二日がかりでした。

 きっかけは一昨年、ネパールのホテルでたまたまお話をさせて頂いた北海道・札幌在住の馬場様ご夫妻が息子様を病気で亡くされ、その退職金で学校を建てられ毎年訪問しているということをお聞きしたことでした。

 今まで何の縁があったわけでもない私の無理なお願いを快く引き受けて下さったという経緯があり、とても感謝しています。



 2011.10/29日(土)

 朝8時 カトマンドゥの中心ともいえるタメル地区にあるホテルを出発。 車はチャーターした白のワンボックスカー。

 馬場様ご夫妻と学校のある地域ご出身ということで毎年お世話になっているという(今年で8年目だそうです)旅行会社勤務のシバさんとそのお兄様のバスさん、それに私と運転手さんの計6人です。

  
 場所はランタン方面に行く途中のベトラワティという村近辺。


 途中まではポカラへの道と同じ道を行き、やがて右のほうに別れて進みます。  

 カトマンドゥからは60kmほどの距離ですが日本の高速道路とは違い、かなりなでこぼこ道なのと三つの学校を訪問するので一日ではとても帰ってはこられないのです。


 途中で見かけた風景。

ガンジス河へと続くトゥリスリ川にはたくさんのつり橋があります。


このあたりではこの時期が稲刈り、脱穀の最中でした。




 11時30分ころでしょうか・・  昼食を食べさせて頂くランタン基金の会長であるサンカールさんのお宅に到着しました。


 ランタン基金は1996年に北海道、北見出身の西村正義様が作られたNGO法人でしたが2005年には解散をしているということです。

その後も毎年多くの方が馬場様ご夫妻を迎えて下さっているようです。



夜にはもっとたくさんの人が集まってミーティング・・・ だそうです。 


サンカールさんの奥様とお嫁さんが馬場様ご夫妻や私たちのために食事を作ってくださっていました。


お嫁さんは香味野菜をつぶして・・・


おいしいお料理ができつつあります。




お昼ご飯を食べたあと、車で20分くらい走った山の学校 <プランセ校> に行きました。 

車を降りて急な坂道を登り、だんだん畑の間をしばらく進むと学校が見えてきました。左上の白い2棟の建物


さらに上って行きます。


学校では子供たちが待っていてくれました。 だんだん畑に作られた学校なので校庭というものがありません。




 教室に入ると先生や子供たちからの歓迎の式典が始まりました。


まず、ピンクのTシャツ姿の若い先生がマリーゴルドの花輪を首にかけて歓迎してくださいました。


次に子供たちの歓迎が延々と続きます。



そのあと馬場様ご夫妻からのプレゼントが子供たちに配られました。

ノート、えんぴつ、キャップ、消しゴム、ペンケース、その他篤志家から寄付していただいたといういろいろなものが・・・ お菓子も配られました。



最後に外に出て記念写真をとりました。


受け取ったものを見せ合う光景も・・・





 帰り道で見かけた風景。 

ヤギのエサにするため、木に登って葉のついた枝を折っていました。 慣れているのでしょうけれど 「気をつけて!」




 この日はもう一つの学校を訪れました。 そのことは次回紹介いたします。