モニュメントバレーをあとに、次はアンテロープキャニオンに向かいます
アンテロープキャニオンは、水の力によって大地が削りだされてできた、「大自然の芸術」と言われています。
モンスーンの時期に降るスコールが瞬時に鉄砲水を起こし、一気にアンテロープ・キャニオンに流れ込み、柔らかい砂岩を侵食して出来たものなのです。
アッパーとロウワーがあり、どちらもモニュメントバレー同様ナバホ族が管理していて、彼らのガイドツアーに参加しないと入ることができません。
通常ガイドツアーはページの町で申し込むのですが、モニュメントバレーからの場合ページの町はアンテロープキャニオンよりも先にあります。
私たちは現地のナバホ族の方に直接お願いしての参加となりました。
こちらも4WDの車でものすごいデコボコ道を進んだ先に、入り口(岩の割れ目)が現れます。
一歩足を踏み入れるなり、幻想的な光景に心を奪われっぱなし。
岩肌には何とも言えない美しい滑らかな曲線が刻まれ、約30m上の天井の小さな隙間から差し込む陽光が神秘的な雰囲気を醸し出しています。
ナバホの若いガイドさんが、カメラを貸して!といって突然地面にひっくり返って撮ってくれた「ハート
」の写真
オオカミの横顔!
しっかり堪能し、時計を見るとまだ2時。
はじめはアッパーかロウワーのどちらか一方が見られればいいよね!といっていたのに、こうなると欲が出てきます。
少し離れたロウワーの入り口へ行き、受付のナバホのお姉さんに入れるか尋ねてみると、
「今日はもう終わり。明日の朝9時に来て」というのです。
え~~、2時で終わり~~??信じられませんが仕方がありません。
気を取り直して、ホースシューベンドに向かいます。
ここはコロラド川が馬の蹄鉄のように曲がっているところから名前が付けられました。
絶景なのですが、私たちの立っているところは手すりも何もないまさに絶壁。
写真を取るにも足がすくんでへっぴり腰での撮影です。
ページのお宿で見た天気予報では、明日、明後日と雪
の予報。
はたして目的地のグランドキャニオンにたどりつけるのか??不安になります。