かあちゃん日記

毎日の出来事と一緒に、見たい事・知りたいこと・知ったこと・見たことを書いていきます・

終わりよければ

2005-11-14 10:47:51 | Weblog
『全てよし』と続くこの言葉はどんな時に使うのが適切かはわからないけれど、私は亡くなった時がシアワセな状況だったら使いたいと思っている。

最近用があって先輩に当たる方を久しぶりに訪ねた。
早くから母娘二人で暮らし、お勤めを続けてきた。
塾年となり、本当の意味での伴侶、連れ合い、パートナーと出会い結婚された。
退職されても特技を生かされて70歳を随分すぎても現役で良いお仕事をされている。周りのスタッフにも恵まれて、大切にされ、毎日が充実の日々なのだ。

絵に描いたような幸せな生活だと回りからも思われて、亡くなられた後に実は家庭内独居を強いられ、日々悶々とされていたと聞いたりすると何がシアワセかわからない。

壮烈に癌と闘いながら、志し半ばかもしれないが、充分すぎるほど惜しまれて、皆さんに悲しまれて沢山のお別れの人たちが集まり野辺の送りをされる。

えらい地位にいたかもしれないが、最後は手足の固定された状態で、しかも家族のお見舞いもあまり無い状況で終わる。

二泊三日の親睦旅行から帰り、家族にお土産を渡しながら崩れ落ち、そのまま五日間の集中治療室。日曜日だったので遠方の身内もすぐ掛けつけて間に合い、しかも夜中過ぎて息を引き取ったので、法事は全て日曜日に行い、葬儀当日は雲ひとつ無く晴れ渡り、大勢の友人たちがお参りしてくれた、こうして亡くなった母の例は皆うらやましがってくれた。

いったい私はどう始末して行くのであろうか。
わからない所が又ミステリアスでちょっと楽しい。  
コメント (5)
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