goo blog サービス終了のお知らせ 

かあちゃん日記

毎日の出来事と一緒に、見たい事・知りたいこと・知ったこと・見たことを書いていきます・

≪輝いて介護≫女性学級

2012-06-07 16:23:43 | Weblog

昨日から、公民館の女性学級が始まりました。


今は仮の公民館ですから研修室が狭いので部屋いっぱいの出席です。

館長と学級長の御挨拶の後入ってこられた講師は、同じ校下内に住む和服がよく似合う素敵な女性です。
でも楽しい口調で解りやすいお話ですし、時にはお名前を呼びながら質問に答えて下さったり和やかに進みます。ご自身も92歳まで生きられた御舅さんと10年以上も認知症だったお姑さんを見送られた経験が有ります。

そんなに気さくでもなにしろ"金大名誉教授”でいらっしゃるので、自分の養生訓や、ためになるお話がたっぷりでした。

「私は最近眼鏡をいつも探していて若いものにい迷惑かけたりしています。どうしたらいいでしょうか?」という質問には笑いながら『必ず自分の行動を口に出して確かめながら次の行動に移りましょう。モノの置き場所はしっかりここと決めて置いて、”眼鏡置きました。"など口で言うのです。ガス消しました。玄関鍵かけました。などなどね。』
だそうでみんな納得して首を上下に振って居ました。

でも一番私の心に残っているのは資料として頂いた"詩"を読んだ時です。

 

恵みのとき    詩 晴佐久昌英

    病気になったら

病気になったら どんどん泣こう

痛くて眠れないといって泣き

手術が怖いといって涙ぐみ

死にたくないよといって めそめそしよう

恥も外聞もいらない

いつものやせ我慢や見えっぱりを捨て

かっこわるく涙をこぼそう

またとないチャンスをもらったのだ

じぶんの弱さをそのまま受け入れるチャンスを

 

病気になったら おもいきり甘えよう

あれが食べたいといい

こうしてほしいと頼み

もう少しそばにいてとお願いしよう

遠慮も気づかいもいらない

正直に わがままに自分をさらけだし

赤ん坊のようにみんなに甘えよう

またとないチャンスをもらったのだ

思いやりと まごころに触れるチャンスを

 

病気になったら心ゆくまで感動しよう

食べられることがどれほどありがたいことか

歩けることがどんなにすばらしいことか

新しい朝を迎えるのがいかに尊いことか

忘れていた感謝のこころを取り戻し

この瞬間自分が存在している神秘

見過ごしていた当たり前のことに感謝しよう

またとないチャンスをもらったのだ

いのちの不思議を味わうチャンスを

 

病気になったらすてきな友達をつくろう

同じ病を背負った仲間

日夜看病してくれる人

すぐに駆けつけてくれる友人たち

義理の言葉も 儀礼の品もいらない

黙って手を握るだけですべてを分かち合える

あたたかい友達をつくろう

またとないチャンスをもらったのだ

試練がみんなを結ぶチャンスを

 

病気になったら安心して祈ろう

天に向かって思いのすべてをぶちまけ

どうか助けてくださいと必死にすがり

深夜 言葉を失ってひざまずこう

この私を愛して生み 慈しんで育て

わが子として抱き上げるほほえみに

すべてをゆだねて手を合わせよう

またとないチャンスをもらったのだ

まことの親に出会えるチャンスを

 

そしていつか 病気が治っても治らなくても

みんなみんな 流した涙の分だけ優しくなり

甘えとわがままを受け入れて自由になり

感動と感謝によって大きくなり

友達に囲まれて豊かになり

天の親に抱きしめられて

自分は神の子だと知るだろう

病気になったら またとないチャンスを到来

病のときは恵みのとき

 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする