田辺聖子著『道頓堀の雨に別れて以来なり 上』を読みながら、数多く紹介される川柳を通じて、今日の川柳の先達の足跡にかなり引き込まれつつあります。
特に主な川柳作家の句をそのまま読み過ごすのは勿体ないと、書き移ししはじめました。
岸本水府が多いのですが、例えば
写真の4ページ分の句でしたらこんなふうに、
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ここの川柳は、水府が「川柳小説」と称しているものですが、田辺聖子さんが「まんざらフィクション一辺倒でもなさそうである」と書かれている部分です。水府自身の「自伝」には「私の二十二の恋を告白する」とあるとのことです。