今日の朝日新聞で 「環境省が新しいモデル事業開始の方針を固めた」との
記事がありました。
何となく失速しそうな日本経済ですが また新たなカンフル剤が準備されて
いるようです。
事業内容は太陽光や風力など再生エネルギーから得られた電気を使って水素
を作り 次世代エコカー 「燃料電池車」 などの燃料として利用する事業
だそうです。
当然 既にビルや家に設置された燃料電池にも水素を供給する予定です。
潤う企業は 燃料電池車を製造販売する会社、水素ステーション施設関連の
会社、水素の運搬に関係する会社等が予想されます。
この事業がうまくいけば 北海道等の遠地再生可能エネルギーの生産と消費
のアンバランスも解決できることになります。
水素を安全に流通させる仕組みもいろいろ研究が進んでいるようです。
九州大学大学院工学研究院の研究グループでは安価で高性能な水素貯蔵合金
の開発に成功したと1年前に発表しています。
鉄チタン合金は今まで水素運搬上大きな課題があったそうですが 今回の新
製法ではそのような問題が解決されたと報告されたそうです。
チタンの製造にはアルミニュウムよりもさらに多くの電気が必要なため高度な
技術を持った会社が水素運搬用の鉄チタン合金製造を担当すると思われます。
関連株をのぞいてみたら業績が低調にもかかわらず 6月末に数社急上昇!
株の世界は情報の先取りで動いているようです。