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都市鉱山

2017年11月27日 | 産業記事から

先日の新聞で 車の排ガス浄化装置に含まれるレアメタル(プラチナ)約1g

を効率的に回収する方法を山形大の研究チームが開発した記事がありました。

 

今まで 廃車をリサイクルする場合 レアメタルは専用の処理施設で触媒を粉砕

して回収するため不要な物質を取り除く必要があり 工程が複雑で効率があまり

良くありませんでした。

 

新たな方法は家庭用の電子レンジを使ってレアメタルが回収でき 従来の方法

では約27時間かかっていたが 10分以下に短縮できるとのことです。

 

2016年の国内廃車台数は約500万台 その内解体される車は約300~

350万台 プラチナは1g/1台ですから3,000~3,500kgとなります。

 

プラチナは現在 約3,750円/gですから 少なく概算しても

3,000,000g×3,750円/g ➡ 112億5900万円

 

廃車のレアメタル回収も 採算が良くなれば十分優良都市鉱山となり得ます。

 

物質・材料研究機構が2008年に行った試算では 国内廃棄物に含まれた貴金属

をすべて集めると金約6800トン 銀約6万トン 銅約3800万トンが眠っている

そうです。

 

ただ 大量の廃棄物から目的の鉱物資源を回収するには 多額のコストがかかり

今回な様な大幅コストダウン法が開発されないと商業化できません。

 

山形大の回収法が実用化され リサイクル優良都市鉱山の商業化を期待します。 


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