以前 テレビでコストから考えさせる食育番組が放映されたことがあります。
番組内容は 小学生の家庭科授業でカレーライスを調理して皆で食べ お店で
食べるカレーライスと味・価格の違いを学習させることでした。
子供達の感想は 「味はお店で食べるカレーライスよりもおいしく思えた。 皆
で楽しく調理したから・・・・・・・。」 となりました。
今までニンジン嫌いな子供が皆で調理したニンジン入りのカレーライスを頑張って
食べ 「それほど不味くない」 との変化も面白い現象です。
価格の検討では更に素晴らしい効果がありました。
5人前のカレーを調理するための 肉200g タマネギ3コ ジャガイモ2コ ニンジン
1本等それぞれの材料費を計算し カレーライスの原価を求める。
計算したカレーライスの原価は お店で食べるカレーの半値以下で子供達にとって
驚きの結果。
子供たちが商いの仕組みを垣間見る生きた勉強となりました。
文部科学省の「学校における食育の推進・学校給食の充実」 や内閣府の「食育基本法
と食育推進基本計画」 等のお堅い指導方針はどうもしっくりきません。
今回のテレビ放送のように 子供たちがその気になるような柔らか頭で食育方針を改善
してもらいたいものです。
見沼たんぼ等の生産地で米や野菜の栽培現場を見て 食べ物を作り出す大変さを知ること
が大事な一歩だと思います。
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