万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

蜻蛉の舞う映像

2008-04-28 12:01:22 | 万華鏡ブログ
小川文齋さん・中里保子さんの万華鏡「縄文の夢」の内部映像です。撮影が難しく、本当はもっと奥行きの感じられる深くて美しい映像です。テーマの蜻蛉がミラーシステムの中に組み込まれているのがお分かりになると思います。蜻蛉の部分にもミラーを使い、オブジェクトの反射映像が映し出されています。深みのある空間を蜻蛉が舞うように見えるのが特徴です。
万華鏡の仕組みとしてはガラスのトレイにさまざまなガラスオブジェクトやボールチェーンなどを並べたホイールタイプで、電動モーターにより、回転しています。
映りこむ映像を考えながら、ひとつひとつオブジェクトの配置を考えたそうです。きっとわくわくしながら製作なさったのだろうなあと思われる、素敵なホイールでした。LEDによる光源が明るさときらめきを生み出し、偏光板の使用という工夫を加えて、映像の面白みが増しました。この3ミラー(5ポイント)と2ミラー(7ポイント)のふたつのミラーシステムによる映像が楽しめます。外観の陶器とは対照的なガラスの世界ですが、蜻蛉の舞うイメージと、真鍮の細工がふたつの素材を結びつけ、このコラボレーションによるアート万華鏡の大作が実現されました。土に命を吹き込み、その陶器の作品に命を吹き込み、万華鏡に蜻蛉が舞っている…そんな蜻蛉の万華鏡で夢を感じてもらいたいと中里さんは願っていらっしゃいます。
山見浩司さんの作品はまだ拝見していませんが、いつか京都で拝見させていただくのを楽しみにしています。皆様もぜひ。
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