万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ドイツから参加の万華鏡作家ユーリック・カールさん

2007-06-28 08:45:31 | 万華鏡ブログ
昨日ご紹介のユーリック・カールさんの作品の内部映像です。オブジェクトには貝殻や天然石などが使われています。実際よりも黄色っぽく映っていますが、貝殻の裏の光沢が模様となって浮き出ていて、海岸の雰囲気を感じさせます。

ユーリック&モニカ・カール夫妻は、日本万華鏡倶楽部の第7回万華鏡大賞展に出品された「Inversion」という作品で、日本万華鏡博物館賞を受賞されましたが、その賞状がその作品とともに、今回テーブルの上に展示されていました。海外の作家さんに日本での公募展に出品してもらうためには、言葉の壁を含め、いろいろ考慮すべき点がありますが、少しずつでも万華鏡を通しての国際交流ができたら素晴らしいと思います。

ドイツでは、玩具としての万華鏡はよく知られていても、アートとしての万華鏡はまだまだ認知されていないようです。カール夫妻はもう長い間万華鏡を作ってきましたが、ドイツでの草分け的存在としてこれからもがんばってもらいたいと思います。
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4 Comments

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ミラーの精度に感心しました (okamoto)
2007-06-28 11:01:46
オブジェクトの発想もユニークですが、私はミラーの精度に感心しました、7ポイントの3ミラーでしょうか?極めて正確に組み合わせたミラー、整数に割り切れない角度をどのようにして作るのでしょう?
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ドイツ人らしい(?)ミラーの精度 (kaleidoscopes japan)
2007-06-28 17:16:23
3ミラーシステムでこのようにポイント数が分かりやすく見える映像、つまり2ミラーの映像のように見える場合は通常、狭い角度の2等辺三角形にミラーを組んだものです。そして7ポイントになるのは鏡の角度が 360/14 度に組まれた場合です。数字の上では割り切れなくても、鏡を覗きながら作家さんは組まれるのだと思います。
ウェブサイトの「万華鏡のことば」(2ミラーシステムとポイント数、3ミラーシステムの映像)でそのあたりのことを説明させていただいております。
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アナログの世界ですね (okamoto)
2007-06-28 20:34:18
解説、有り難うございました、鏡を覗きながらでしたか。私はコンピュータでミラーを作りました折、デジタルですのでこのような数字はある桁で切り上げか切り下げされてしまい、うまくできませんでした。もっともこのような目的での使い方をするためのソフトでは有りませんので、仕方ないですね。
ドイツ人らしい(?)の表現も同感です、'76年にヨーロッパ旅行したとき彼達の気質が気に入りそれ以後銘柄は変わりましたが車はその国の製品で通しています、ただ最近は陽気で多少いい加減なイタリアの人のセンスにも共感できることが多くなりました、年のせいでしょうか?
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7ポイントの映像 (岡本脩)
2007-07-04 10:22:33
再びお邪魔します。先日、諦めていた7ポイントのコンピュータミラーを作ってみました、小数点以下1桁までの角度でも大勢に影響がないようです。
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