お世話になります
昨日は十月十日の体育の日、昭和組にとっては、しっくりきます
一度、覚えたコトがなかなか修正できない、いかんですね
記憶のプロである落語家が教える“記憶術”という紹介があった「記憶する力 忘れない力」立川談四楼:著、を読もうと思ったのですが、こちらの方が面白そう、と「談志のことば」立川志らく:著、を選びました
ここでご紹介出来るいい話があるかなぁ、と思ってのことです
ところが、落語好きの私にとっては、涙腺が緩みっぱなしで
談志師匠の我の強さ、弟子に対する愛情に、、、
「努力とはバカに与えた夢」
「馬鹿は群れたがる」
「馬鹿とは状況判断できないやつのことだ」
とあり、そんな馬鹿に困った事例として
「馬鹿は隣の火事より怖い」 と
“もくじ”からだけの抜粋です
「詳しくはWEBで」なんてありませんので、ご興味のある方は、本を読んでみて下さい
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談志のことば |
立川志らく | |
徳間書店 |
![]() |
記憶する力 忘れない力 (講談社+α新書) |
立川 談四楼 | |
講談社 |
ということで(どういうこと?)、今回のお題は「ホッピー族の格言その2」であります
その成立ち、いきさつについては、最後に記載しております
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
May the“IZAKAYA”be with you.
日本のホッピー族による珠玉の居酒屋讃歌
83.酔ってからの言葉は、会議より尊い。
84.教えはジョッキーの外側からではなくジョッキーの内側よりもたらされるもの。
85.アルコールの過摂取は、いくら隠したとしても、酩酊を招く。
86.ホッピーを見て、それを呑もうとしなければ、過ちを犯した者と同罪だ。
87.大井町にいようと、北千住にいようとホッピー族はその地に融け合う。この酒場を創った同じ手がホッピーをお創りくださったのだから。我らは野にあるタケノコのように育ち、地鶏のように土とともにある。
88.酒場が差し出すお通しを自分に与える時間を、たっぷりとりなさい。ふれあい、やすらぎの中で生きあえるエネルギーがふつふつと湧く。
89.大いなるホッピーはすべてを見、聞き決して忘れはしないのだと教えられた。我らはそれぞれの行いにしたがって、魂の酒場を与えられる。行いのよいものは良い酒場が与えられる。行いの悪いものは、悪い酒場が与えられる。私はそう信じている。
90.ホッピーは矢のように放たれたら、肝臓を射る。注意しないと自分の放ったホッピーで倒れることになる。
91.尿酸値の変化に備えよ。いつも希望を持っていよう。
92.酒場の探訪では、真に心を開くように努力しなさい。人にあなたの内側を見せなさい。あなたの自己にも外をみせてやりなさい。
93.ホッピーは中と外で一つ、そのことを見失うな、「中がない」時は「中」と叫べば良い、「中がない」後は必ず「中」だ。
94.あなたのジョッキーであなたの生き方がわかる。
95.痛風のワタシはビール大瓶を飲み尽くしはしない。
96.本当の酒場はキラキラ輝くようなものではなく、店主の意志と信念を貫くこと。
97.不思議な力とヴィジョンの酒場は、つねに準備の出来た人間を捜し求めている。
98.あなたの鼻を誘おう、焼きとんの匂いに、さんまの焼ける匂いに酒場の真髄を匂え。ビールのはざまのホッピーに人は酔いをしる。
99.奴は四角い。その表面には味もしゃしゃりもない。その白さと同じ、肴はない。酒場の形づくった産物、完全な存在。見てくれは美しく。だが軟弱だ。我らを安心して酔わせてくれる酒場のごとくに。
100.あなたの耳を誘おう、ジョッキーの音に、ノベルティのグラスの響きにホッピーの心音を聴け。お代わりのはざまの沈黙に人は酔いをしる。
101.すべてのジョッキーは平等だ。ホッピーがビールより偉いわけではなく、ビールがホッピーより偉いわけでもない。すべてはアルコール、アルコールはすべて。
102.箸の先を見えてるホルモンの群れにひたして、楽しめ。無煙ロースターの風に吹かれることもあるのだと。
103.人間は人として呑まれるのではなく人になるために呑まれる。
104.ジョッキーをいつくしめ。
105.ホッピーの色彩と発泡を見逃すな。ホッピーが旨すぎて困ることなどあるだろうか。
106.ジョッキーの泡のはざまの沈黙に直観が見つかる。ここからホッピーがあふれるばかりに流れだす。酔いは何もないところから生まれる。
107.喉を研ぎすましてホッピーを呑め。今は、呑むという経験をする時。
108.一杯一杯に集中せよ。それは末枯れた酒場の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。
109.ひとびとのこころに真の平和が宿るまで、ホッピーとビールとの間に平和はやってこない。
110.私たちが酒場にいるのは、ほんのわずかな間だけ、だからその経験を楽しもう!
111.評判で判断せずに、呑んで判断しろ。
112.お通しにはご用心。あなたから小銭を絞りとることもある。
113.なじんだ酒場にしがみついては飛べない。自分の力で飛び込む危険をおかさなければ肴を見ることはできない。
114.ハッピーはホッピーの隣り、その一字違い。
115.わたしが愛するのは、酒場への愛に生きている人たち。
116.酒は毒のようなもの。毒の効き目を知るのはよいこと。でも飲まなければ幸はない。
117.ホッピーは、目的について教えてくれる。いつ果てるとも知れず飲み続けるうちに空ジョッキーがきづきあげられ、酒場は様変わる。目を開けて、自分が飲めるものを探せ。
118.長年会っていなかった兄弟のように注ぎ合おう。
119.まだ注がれていない時のジョッキーをあげ未来をのぞき見る力は、われら人の身にはありません。さような力をお持ちなのは、神だけです。しかも、その神でさえ中とホッピーを念入りに注いでのちはじめて未来を見分けることができるのです。
120.あるがままのあなたのジョッキーを見つめる勇気をもて。あなたが出会うホッピーをあなたのジョッキーに注ぐ勇気をもて。
121.感性を刺激する酒場は、知性だけ刺激する三ツ星よりも はるかにすばらしい。
122.目で判断せずに、ホッピーで判断しろ。
123.酒場の瞳は舌が発音できないなった時に言葉を話す。
124.ひとに与え、与えられるのが酒場。
125.身構えず、ホッピーからおのずと出る答えを信じるがよい。
126.酒場が差し出す贈り物を自分に与える時間を、たっぷりとりなさい。ふれあい、やすらぎの中で生ホッピーのエネルギーがふつふつと湧く。
127.絹のような柔らかい豆腐が要る。奴世界を見るには。石のようなかたい鰹節が要る。出汁世界を見るには、その酒場の中にいるためには。
128.焦点をぼやかしてモノを見よ、想像し、呑み続けよ。酒場世界を酔った目で見て尊重せよ。
129.大切なのは「呑み続けること」である。
130.グラスを倒せばホッピーとともに生命が流れ出る。このことから生きている理由を学んだ。この世にやってきたのは死ぬため。身体はただ魂をやどしているもの。私は背中からホッピーをかけられたくない。ホッピーは正面からきてもらいたい。
131.身構えず、ホッピーからおのずと出る答えを信じるがよい。
132.大将はホッピーを作ることでまた儲けている。
133.財布の中の変化に備えよ。いつもグラスを持っていよう。
◆ホッピー族の格言、いきさつ
SNSをやっていて面白い“遊び”が自然発生しました
facebookで写真に「インディアンの言葉」を添えアップしてていました
たとえば
片足をカヌーに突っ込み、片足をボートに突っ込めば川に落ちてしまう。(タスカロラ族)
と、写真の添え書きに書くとある方からコメントが入るようになりました
片足を人形町に突っ込み、片足を門前仲町に突っ込めば墨田川に落ちてしまう。(ホッピー族)
数回繰り返しているうちに、これは面白いと思い「ホッピー族の格言」というコーナーをつくり、酒場を中心とした写真とともにアップしております そんな写真が今では“252枚”となりました
インディアンの言葉も真理を言い得てますが、ホッピー族の言葉もなかなかの味わいであります
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
ということでした
愛される馬鹿で居たいものです
ではまた