長年使っている包丁の柄の部分が朽ちてしまいました 長年に渡って木の柄と鋼の隙間から水が入り 錆がまわっていき接合部分が切れてしまったようです →
分解し綺麗に錆を落として コルクのシートを鋼を中心にして二枚づつ張り合わせました まる一日 万力で固定し その後 持ちやすいようにカッターとヤスリで形成しました これはフライフィッシングで使う竿(フライロッド)のグリップ部分の技術の応用です コルクを張り合わせている時 愚息が「そんなん うまいこといくのん?」と聞いてきますが「失敗する訳ないやろ」と 結果が予想出来ている作業は“自信の裏づけ”があるから結果も伴う傾向にあると思います しかしながら この包丁は毎日使うものなので コルクでは長持ちしないハズです 近々来るであろう次のメンテの時は 和竿の技術でグリップに藤でも巻こうかと思います
数年前 釣り用の携帯包丁を買おうと思っていた時 東京の日本橋にあった木屋という包丁屋さんで小さく使い易そうな包丁を買いました そして丁寧に研ぎ方を教えてもらいました 今回の包丁もよく見ると同じ店でした たしか私のオヤジから嫁がもらったモノ 何かの縁があるのかもしれません 大事に使っていきたいものです