Reflections

時のかけらたち

シェイクスピアとジェームス・ディーン ・・・two movies:Shakespeare and James Dean

2022-10-30 23:49:23 | movie
 
 
The Last Waltzより前に借りていた2本の映画はケネス・ブラナーのシェイクスピアとジェームス・ディーンの第2作目
「理由なき反抗」でした。熊野の後、軽井沢に行って帰ってから見たものです。
 
 
 

 
 


ケネス・ブラナーのシェイクスピアはとにかく躍動感にあふれていて楽しかったです。それと言葉の洪水。
エマ・トンプソンとは今は離婚しているけど夫婦だっただけにすごく息もあっていて掛け合いも軽快でした。
キアヌ・リーブスがなんともさえない役どころではありましたが・・・
ハムレットの時もそうでしたが、こちらのカメラもとてもよかったと思います。

才能あふれるケネス・ブラナーはなんとなく野村萬斎に似ているな~なんて思ったりして・・
 
話も単純なのですが、娯楽映画として楽しむことができました。
 
 
 

理由なき反抗
1955年製作/111分/PG12/アメリカ
原題:Rebel Without a Cause
配給:ワーナー・ブラザース映画
日本初公開:1956年4月5日
製作国アメリカ
監督ニコラス・レイ
キャスト ジェームス・ディーン、ナタリー・ウッド、サル・ミネオ
 
ジェームス・ディーンの作品は最近見直して、子供の頃にはわからなかった彼の演技力のすばらしさに驚いて次々
見ましたが、3本目に見たのは「理由なき反抗」。子供のころ見て、全然面白くない映画だったことを覚えています。
ストーリーとしては満たされない裕福な家庭の子供のいらだちを描いたもので、反抗にははっきりとした理由がありました。
現代の方が問題はもっと深刻なような気がしますが、いつの時代にも成長の過程にはあるようなことです。父親に強さを
求めるジミーが演じた青年、父親の愛情を求めるナタリー・ウッド、まったく愛されていないサル・ミネオの間に流れる
愛情。まるで家族のように支えあおうとする3人の高校生。特にジェームス・ディーンの演じたジムはそのやさしさが
あふれ、問題のある子供では全くありません。アメリカの経済の成長期に見落としてきたものを描いたのかしら・・

この映画に出演した3人が3人とも劇的な亡くなり方をしたと知りました。ナタリー・ウッドの水死は知っていましたが、
サル・ミネオの死は知りませんでした。

 
とにかくさまになっていたジェームス・ディーン。24歳で亡くなってしまったなんてなんとも
惜しいです。
 
彼の出た映画はやっぱり、見直した順に素晴らしかった映画でした。「エデンの東」は断トツですが
「ジャイアンツ」もナチュラルな演技で見ている方も心がえぐられるようなところもありました。
 
私は彼ほどに孤独な人間をほかに知らない。 デイヴット・ダイアモンド 
気難しい性格で、反抗的かつ感情的でありながら同時に冷静な一面も持ち合わせており、シニカルで傷つきやすい。J.スタインベック
 
高校時代に読んだ「星の王子様」の言葉が彼の信条になったと知って、なんだかとても身近な人に思えてきました。
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The Last Waltz

2022-10-24 23:57:26 | movie

今回TSUTAYAで借りていたのは封切られた当時見に行きたかった「ラストワルツ」でした。もう一つはジョン・レノンの
音楽が流れる「Dear ダニー君へのうた」でしたが、こちらはDVDの中の予告編の中から選んだものでしたが、アル・パチーノが
なんとロック歌手の役。本当の自分を取り戻すまでの映画でしたが、なんとも記録に残すまでもないものでした。

やっぱり「ラストワルツ」はすごかった。
最初はあまり真剣に見ていなくて、音楽を流していた感じで、なんとも懐かしくもあり、古くも感じて、今では結構
日本の音楽も繊細な面もあっていいかなと思えたりしていました。カントリーやグリーングラス系もあり、なんとも
音楽のるつぼ。その中でロックにまとまって行ったという。ちゃんと見るとなんとも素晴らしい映画だったのです。
アメリカで音楽が育って行った歴史も感じられるような・・・
ロビー・ロバートソンが最後の記録を撮っておきたくて、当時まだ30代のスコセッシ監督に映画の製作を頼んだのでした。
ほぼ同時代人のスコセッシ監督は「一つの時代の終わり」を撮りたかったそうで、それは「映画」となりました。
メイキングのインタヴューを見たら、絵コンテもすごくて、単なるドキュメンタリーではないのです。舞台も作り上げ
創作がたくさん入っています。会場も作り上げ、観客でなく、主役のミュージシャンだけを追っていました。
やっぱりボブ・ディランはすごいインパクトでした。ジョニ・ミッチェルも昔レコードをテープにとって聞いていたことが
ありましたが、なかなか良かった。ディランがバンドの名前を付け、まさしくthe Band でそのもの。すごいネーミング。
ディランが信頼してやまないバンドでした。

7時間の解散コンサートの最後に洋服も着替えて舞台に戻ったら、未だ観客が残っていたラストに1曲弾いたところから
映画は始まり、最後のかわいらしいエンディングで終わります。単なるコンサートの記録ではなく、カメラアングルも
素晴らしく、絵コンテでは歌詞を書きとってそこにカメラから撮る画像をデッサンしてありました。音楽ドキュメンタリー
としても最高峰と言われる「ラスト・ワルツ」はこうして作られました。

そのころ日本で音楽を聴いていた私たちはただ音楽だけを追っていたので、いい評価ができていましたが、アメリカでは
ロックをしているだけで社会と闘っているようなところがあり、みんながみんな受け入れているわけではありませんでした。
当時、映画イージーライダーを見てもアメリカって保守的な国だったのだと驚いた記憶が残っています。

 

マーティン・スコセッシ監督が「ザ・バンド」の解散ライブを記録!『ラスト・ワルツ』デジタル・リマスター版 予告編

1978年製作/117分/アメリカ
原題:The Last Waltz
配給:ブロードウェイ、アンダソニア
日本初公開:1978年7月29日

監督マーティン・スコセッシ
製作ロビー・ロバートソン
製作総指揮ジョナサン・タプリン
撮影監督マイケル・チャップマン
撮影ラズロ・コバックス ビルモス・ジグモンド デビッド・マイヤーズ ボビー・バーン マイケル・ワトキンス ヒロ・ナリタ
美術ボリス・レべン

 

The Band - Forever Young

 

 

The Band - The Last Waltz Credits/Outro

エンディングのクレジットも素敵。さすがのマーティン・スコセッシ監督。

 

♪ ♪ ♪ ♪  ♪  ♪ ♪ ♪ ♪ ♪  ♪  ♪

友人おすすめの柳ジョージなど聞いていたら、私が十代の頃聞いていて、新宿のジャズ喫茶にも聞きに行ったゴールデン
カップスのルイズルイス加部(加部正義=マー坊)を思い出していました。ネットで調べたら、2年前にマモル・マヌーと
同じ月に亡くなっていました。
今はお茶の先生をして趣味でエレキ・ギターを弾いている中高の同窓生でエディ・潘とセッションもする人から
マー坊は危ないよと数年前に聞いていました。あの長身から出るはじけるベースが大好きでした。いろいろ見ていると
日本のベーシストのトップになっていたのですね。あの頃は海外のしか聞いていなかったので唯一聞いていた日本の
グループでした。

カップスの時代はあまりにも古くて動画の記録があまり残っていませんでした。その後チャー等と演奏していた時代のもの
がありました。

 

  

 

ROCK鳴缶 Johnny,Louis&Char

 

 

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愛を読む人 ・・・ the Reader

2022-09-30 08:10:07 | movie

愛を読む人

原題 The Reader
製作国 アメリカ、ドイツ
製作年 2008
公開年月日 2009/6/19
上映時間 124分
監督 スティーヴン・ダルドリー
製作 アンソニー・ミンゲラ  シドニー・ポラック
脚本 デヴィッド・ヘア
原作 ベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮文庫刊)

キャスト:
ケイト・ウィンスレット
レイフ・ファインズ
デヴィッド・クロス
ジャネット・ハイン

 

The Reader (2008) Official HD Trailer [1080p]

 

ハムレットでは狂気のオフィーリアを演じたケイト・ウィンスレット。初めて知ったのははるか昔の
タイタニック。以前話題になって、興味を持った映画2本をサブスク9月分であわてて借りました。
この「愛を読むひと」と「ヴェルサイユ宮殿の庭師」。ハムレットと是枝監督の「真実」に続いて。

しかもこの映画の監督は昔見てとても印象的だった「めぐり合う時間たち」のスティーヴン・ダルトリー。

 

 ダルトリー監督

 

 

 レイフ・ファインズはミンゲラ監督の「イングリッシュ・ペイシェント」が記憶に残る。

 

 

 

アカデミー賞で主演女優賞を取ったケイト・ウィンスレットの演技は素晴らしかったです。
アンナにKidと呼ばれる若手の俳優も頑張っていました。

この映画はとても見ごたえがありました。原作ともどもとても話題になっていたのを覚えています。

戦争責任の問題や法の裁きとか・・ 今まさに行われている戦争でも市民が戦争に協力させられて行った
行為は個人の犯罪になるのか等考えさせれます。彼らもまた被害者なのです。

強制収容所の靴の山とか見ると、この歴史を風化させてはいけないと強く思いました。決して遠い昔のこと
ではなく、いまではロシアでも一般市民に徴収礼状が届き、国外脱出への長い列ができています。
誰も兄弟を殺したくはないのです。

刑務所の中で徐々に文字を習得していき彼女に生きる希望を与えたものの、結局自分で自分を許すことが
出来なくなります。自分に正直に、しかし文盲であることは隠し通して罪を一人でかぶり、生きた女性の
話でした。

とにかくケイト・ウィンスレットが美しくて、素晴らしかったです。

 

 

ヴェルサイユの宮廷庭師

A Little Chaos

製作年:2014年 イギリス
上映時間:117分
監督:アラン・リックマン
キャスト:ケイト・ウィンスレット
マティアス・スーナールツ
アラン・リックマン

『ヴェルサイユの宮廷庭師』予告編

 

Little Chaos とは彼女の作り出す庭を今までの庭と比べて表現した師匠の言葉です。
映画館で比較的最近予告を見たような気がしたのですが、日本公開は2015年でした。

 

 

 

 

 

 

 

どちらの映画もケイト・ウィンスレットの動きがとても美しくて見とれてしまいました。
愛を読む人ではアイロンを下着にかけているシーンとか、ヴェルサイユでは手の指に入った土を取ったり
しているシーンとか・・・

昔ロミー・シュナイダーが素敵だなと思いましたが、ケイト・ウィンスレットもとても魅力的です。
メリル・ストリープが好きな女優さんですが、一人加わりました。

 

 

 

借りてきたDVDの予告でアル・パチーノ主演でDanny Collinsが紹介されていて、ジョン・レノンの
歌が流れるこの映画の「人生のどこかに置き忘れてしまったかけがえのない時間、話してしまった手を
またつなげる」という言葉にひかれてCDリストに加えました。こちらはジョン・レノンの手紙をもらった
シンガーのリアル・ストーリーです。もうストップしようと思ったTSUTAYAですが見たい映画がある限りは
続けてみようかなと思いました。

 

 

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是枝監督の「真実」・・・ La verite by Kore-eda

2022-09-29 17:40:55 | movie

ハムレットと同時に借りていたのが是枝監督の「真実」。
後から当時パリにいてドキュメンタリー映画の監督をしていた姪がこの映画のメイキングを作らないかと
誘われたけれど、その時妊娠していたのでそちらを取ったと聞いたことを思い出しました。
今ではその輝くいのちと共に輝いている彼女です。パリからジュネーブ、ウィーンと移転して、とうとう
今度はウガンダへ大使館勤務のパートナーと移動することになりました。一度遊びに行きたかったのだけれど。
彼女はコンゴの日本大使館に勤務したことがあるので、子供にアフリカを経験させたかったと話していました。
フランスに戻り、1か月準備してから、ウガンダに行くとのことでした。

 

2019年製作/108分/G/フランス・日本合作
原題:La verite

「万引き家族」で第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督が、初めて国際共同製作で
手がけた長編作品。母と娘の間に隠された真実をめぐる物語を、フランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーブと
ジュリエット・ビノシュの共演で描く。フランスの国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版し、それを
祝うためという理由で、アメリカに暮らす脚本家の娘リュミールが、夫でテレビ俳優のハンクや娘のシャルロット
を連れて母のもとを訪れる。早速、母の自伝を読んだリュミールだったが、そこにはありもしないエピソードが
書かれており、憤慨した彼女は母を問いただすが、ファビエンヌは意に介さない。しかし、その自伝をきっかけに
母と娘の間に隠されていた愛憎渦巻く真実が次第に明らかになっていく。女優として優れていることを何よりも
優先するファビエンヌをドヌーブ、娘のリュミールをビノシュが演じた。そのほかリュミールの夫ハンク役で
イーサン・ホーク、ファビエンヌの共演女優役でリュディビーヌ・サニエら実力派キャストが顔をそろえる。
2019年・第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。日本人監督の作品として初めて、同映画祭
のオープニング作品として上映される。

監督・脚本・編集 是枝裕和
製作 ミュリエル・メルラン 福間美由紀 マチルド・インセルティ
撮影 エリック・ゴーティエ
美術 リトン・デュピール=クレモン
衣装 パスカリーヌ・シャバンヌ
音楽 アレクセイ・アイギ

キャスト
カトリーヌ・ドヌーヴ
ジュリエット・ビノシュ
イーサン・ホーク

 

是枝裕和『真実』予告編

 

私の好きなジュリエット・ビノシュとイーサン・ホークが出ているこの映画。カトリーヌ・ドヌーヴの圧倒的な
存在感と、ジュリエット・ビノシュの内面があふれ出る演技、味のあるイーサン・ホークと誰を取っても素晴らし
かったです。
カトリーヌ・ドヌーヴはまるで彼女自身がそこにいるような映画でしたが。学生時代に「シェルブールの雨傘」を
見たけれどあの可憐な女優が見事な貫禄です。

フランス語の映画ですが、まるで日本映画のように感じました。小津の世界にも似ているものがあるかも。
ぶつからないと人間って分かり合っていかないものなのだと思いました。「ドライブ・マイ・カー」はそれを避けた
映画でした。家族という一番近い存在はそれだけに厄介なものです。誰もが難しさを抱えています。その根源は「愛」
です。ここでは少しずつとけて行く感じがすごくよかったです。内容はすごくシビアなものですが、ほのぼのとした
余韻が残ります。母と娘の確執はあっても、激しくなく静かな映画で光が見えました。音楽も最初のシーンの庭の木の
枯れ葉が風に舞っている映像も良かったです。

 

               

 

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Hamlet by Kenneth Branagh

2022-09-22 22:02:05 | movie
 
Hamletは公開された当時、見たかった映画で批評を切り抜いたりしたけれど、あの頃は映画を見に行く時間もなく
テレビで放映されたのを少しだけ見た記憶があります。花びらが舞うこのシーンの演出が素晴らしいと書かれたことが
あったような・・

ブラナーの「シェイクスピアの庭」に続き、「ベルファスト」を見てからこの若いころの大作をやっと見る機会ができました。
 
 
 
「ハムレット」 1996年 英国 242分
 
解説
これまでにもシャイクスピア作品の映画化を手掛けているケネス・ブラナーが、長年熱望してきた『ハムレット』
に挑んだ歴史ドラマ。自ら監督、脚本、主演の3役をこなし、すべてのセリフをカットすることなく4時間を超える
長尺で絢爛豪華に描ききる。オフィーリア役は「日蔭のふたり」のケイト・ウィンスレット。デンマーク国王が急死し
国王の弟クローディアスが即位する。しかしある晩、王子ハムレットの前に国王の亡霊が現われ、すべては
クローディアスの陰謀だと告げる。復讐を誓ったハムレットは愛するオフィーリアにさえ心を閉ざしてしまう。
                                              allcinemaより
 
監督 ケネス・ブラナー(監督、脚本、主演)
企画製作 デイヴィッド・バロン (製作)
原作 ウイリアム・シェイクスピア
撮影 アレックス・トムソン
衣装 アレクサンドラ・バーン
美術 ティム・ハーヴェイ
音楽[映画制作用] Patrick Doyle
主題歌 プラシド・ドミンゴ
 
出演
ケネス・ブラナー、ケイト・ウィンスレット、リチャード・ブライアーズ、ジュリー・クリスティー、デレク・ジャコビ
ビリー・クリスタル、ジャック・レモン、チャールトン・ヘストン、ロビン・ウィリアムス、リチャード・アッテンボロー
ジェラール・ドパルデュー、マイケル・マロニー、ニコラス・ファレル、ジョン・ギールグッド、ジョン・ミルズ
ジュディ・ディンチ
Kenneth Branagh .... Hamlet
Derek Jacobi .... Claudius
Julie Christie .... Gertrude
Kate Winslet .... Ophelia
Nicholas Farrell .... Horatio
Richard Briers .... Polonius
Michael Maloney .... Laertes
Rufus Sewell.... Fortinbras
Brian Blessed .... 幽霊
Richard Attenborough .... イギリス大使
Billy Crystal .... First Gravedigger
Charles Daish .... Stage Manager
Judi Dench .... Hecuba
Gerard Depardieu .... Reynaldo
Timothy Spall .... Rosencrantz
Reece Dinsdale .... Guildenstern
Ken Dodd .... Yorick
Rosemary Harris .... Player Queen
Charlton Heston .... Player King
John Gielgud .... Priam
Jack Lemmon .... Marcellus
Duke of Marlborough .... Fortinbras's General
Simon Russell Beale .... Second Gravedigger
Robin Williams .... Osric
 
 
台詞はほぼシェイクスピアのテキスト通り、でも時代を中世から近代に移し、人間的な身近さを感じる。
ロケ地はチャーチルの屋敷としても有名なブレナム宮殿。
キャストはよくこれだけの今まで映画で活躍してきた俳優を入れたと思うくらい驚きの連続。誰か
わからないかつての有名な俳優もいて、それも面白かった。
 
写真もすごくきれいで、雪景色でも明るい景色にしたかったとブラナーがメイキングで語っていました。
この映画を製作したのが30代の半ば、ハムレットは20代の後半の設定なので無理のない配役という感じ。
今までのハムレット、オフィーリア像を良くも悪くも見事に変えて生身の人間を描いていました。
35歳でこの映画を作成したブラナーの才能のすごさと、シェイクスピアに対する愛情を感じます。
この映画は文化的資産であると語っていました。原作の持つ感動と強さ、ハムレットの躍動感を表したかった
という言葉通り、悩み多き今までの沈鬱としたハムレットのイメージから、聡明で行動の人に変えていました。
 
ハムレットの原作に基づいた言葉の洪水に4時間の映画を一度に見れなくて、何回にも分けて見直しました。
イギリス英語が好きなのでそれも心地よく。
 
シェイクスピアの言葉は流れるように美しく、ひとつの戯曲からいろいろな言葉を引っ張り出せるのですが、
今回は自分の年齢のせいか最後の方に死に立ち向かうことを決意した言葉が突き刺さりました。
 

Not a whit, we defy augury: there’s a special
providence in the fall of a sparrow. If it be now,
’tis not to come; if it be not to come, it will be
now; if it be not now, yet it will come: the
readiness is all: since no man has aught of what he
leaves, what is’t to leave betimes?

スズメ一羽落ちるのも神の摂理
来るべきものは来る
後で来ないら 今来る
今来なくても いずれは来る
覚悟が肝要だ
誰にも死に時はわからない
その時が早く来ても - 運命だ

 

 

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Belfast

2022-09-15 21:28:53 | movie

 

7部門にノミネート。脚本賞をケネス・ブラナー監督が受賞

「ベルファスト」は、ブラナー監督が自らの経験を脚本に落とし込んだ自伝的な映画で、幸せな日常が突然の暴動で
悪夢に変わる、少年の目から見詰めた北アイルランド紛争の物語。同監督は「この物語は、暴力に直面しながらも
希望と喜びを模索する物語。痛ましい状況で亡くなった人を忘れない。人間の物語を伝えている…素晴らしい街
ベルファスト」などと語った。

Belfast  2021年 イギリス

監督、脚本、製作: ケネス・ブラナー
共同製作:セリア・デュヴァル
音楽:ヴァン・モリソン
撮影影:ハリス・ザンバーラウコス
美術:ジム・クレイ
メイクアップ: ワカナ・ヨシハラ
衣裳デザイン: シャーロット・ウォルター

キャスト カトリーヌ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ
     ジュード・ヒル、コリン・モーガン

 

8月の終わりにDVDでケネス・ブラナー監督の「ベルファスト」を見ることができました。Turning Pointと一緒に
借りていた作品で、ドライブ・マイ・カーと同じ時にオスカーを受賞した映画です。

作られて公開されたのは2021年ですが、アカデミー賞が決定されるときはロシアによるウクライナ侵攻が始まって
いました。このタイミングで見た人は誰もがウクライナのことを思ったと思います。

学生時代に北アイルランド紛争のことはよくニュースになっていてデブリン嬢とか覚えています。宗教による
住民同士の対立がエスカレートした時代です。

映画はそういう時代を過ごした監督が少年時代を懐かしみ、大切に今も思っていることを伝えるために作られた
ように思いました。命の危険を感じる中に何か温かいものを感じる映画でした。
またケネス・ブラナーの映画はいつも映像も美しく、アングルが素晴らしいです。

暴力と分断の中、故郷を去ることを決意した家族は今ウクライナで現実に起きていることを連想させました。

DVDの特典には監督自身へのインタビューやメイキング、もう一つのエンディングなどが入っていて
その中に監督がベルファストを訪れて「自分が何者かを忘れないでね」とかつてのあこがれの女の子が
そのままそこに住んでいたように出会うシーンで言われる言葉が印象的です。

家族で故郷で暮らすことがかなわなくなった一家は祖父母を置いて身の危険を感じる街を去っていきます。
どこに行っても味方だよと励ます祖母。亡くなったおじいさんに算数を教えてもらったよと話す少年。
そんな何でもないシーンに涙が出そうになってしまいました。

自分が何者であるかを忘れない、そして自分は一人でないことを。それは今私が亡くなった人にも囲まれて
過ごしているのと同じ感覚です。

ベルファストという町がこの世に存在してくれたことを感謝して

去っていった者たちと
残った人たちと
命を落とした者たちに捧ぐ

とテロップが流れました。

 

 

ケネス・ブラナー、映画『ベルファスト』メイキング&本編の特別映像【2022年3月25日公開】

 
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Turnig Point

2022-09-14 21:00:11 | movie
8月26日

バレエのシーンが見たいだけのために借りていたDVDを見ることができました。
この映画の日本語タイトルは「愛と喝采の日々」で当時は結構話題になった映画だったと思います。アカデミー賞の
ノミネート数がとても多かった映画です。Turning Pointという言葉も結構気にしていたころです。

思えば人生は選択の連続です。いくつかのポイントがありました。

あの頃の切実なテーマも今見るとそれぞれ自分に合った人生を送ればいいよねなんて思ってしまいます。
当時は仕事か家庭かみたいなところがありました。私自身も家庭のために仕事はあまり無理できないと思っていて
上司にも難病の夫に子供がいれば両立できるポジションをと言われたことがありました。ちょっと残念では
ありましたが、それはそれで仕方のないことかななんて。



この映画ではシャーリー・マックレーンが人間臭くてかわいかったです。アン・バンクロフトも適役でした。
それでも今初めて見てもこれはバリシニコフのための映画、バレエのための映画だという感じです。
私もバレエ見たさで見ただけでした。それだけダンスシーンがたくさんありました。

今は仕事は必須の時代になってしまいましたが、これからの人達は工夫して自分に合ったライフスタイルを
選んで行けるのでしょう。

 

愛と喝采の日々:バレリーナとして成功を収めた女性と、将来を有望視されながらも結婚してバレエから
引退した女性。かつてライバル関係にあった二人の対照的な生き方を母娘の情愛を盛り込みながら描き、
女性の幸せとは何かを問いかける人生ドラマ。

原題:The Turning Point
製作年:1977年
製作国:アメリカ

総作・総指揮:ノラ・ケイ
監督:ハーバート・ロス
脚本:アーサー・ローレンツ
撮影:ロバート・サーティース
美術:アルバート・ブレナー

バレエ・シーンはアメリカン・バレエ・シアター

キャスト:アン・バンクロフト、シャーリー・マクレーン
     ミハイル・バリシニコフ、レスリー・ブラウン、トム・スケリット

バリシニコフもレスリー・ブラウンもABTのダンサーですが、ダンサーは表現力があるので、役者としても
問題ないように思えました。

 

Mikhail Baryshnikov - The Turning Point (Ballet)

 

バリシニコフのバレエは何度見てもいいですね。その笑顔と手足が外へ長く伸びて実際より彼を大きく見せています。
背の低さが全然マイナスにはなっていません。

若い頃夢中になったバレエ熱が復活してしまいました。来年に延期された英国ロイヤルバレエの公演には是非
行って見たいな~と思いました。

 

Mikhail Baryshnikov Turning Point Outtakes: Sleeping Beauty, Le Corsaire

 

 

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Minamata と Drive my car

2022-09-09 23:57:00 | movie

借りていたDVDミナマタとドライブマイカーを軽井沢から帰って、ちゃんと見ました。思えば軽井沢に持って行けばよかったかも。
全く違う種類の映画で結果、Minamataの方だけ強く印象に残りました。

Minamata ミナマタ   2020年 アメリカ

監督:アンドリュー・レヴィタス
音楽:坂本龍一
脚本:アンドリュー・レヴィタス他
撮影:ブノワ・ドゥローム
キャスト:ジョニー・デップ、美波、真田広之、國村隼、加瀬亮、浅野忠信、ビル・ナイ
 
キャストは共同製作のジョニー・デップが別人のようによかったです。アイリーン役の美波は初めて知りましたが、
違和感のないキャスティングでそのほかの俳優はアメリカ映画でよくこれだけいい日本人の俳優を集めたと思うくらい。
 

【ジョニー・デップが警鐘】いまも続く水俣病との闘い 世界に伝えた写真家の遺志

 

実際のアイリーンとユージン・スミス

 

 ユージン・スミスの代表作の一つ

実際のユージン・スミスの眼差しが暖かく感じられました。実際にミナマタで暮らし、住民たちと親しくなり
数々の妨害にあっても写真を撮り続けたユージン・スミス。

真実とフィクションを取り交ぜた人類への警鐘を込めた映画でした。

映画の中で印象に残った言葉
・人生は失敗を通してからしか学べない。
・写真は撮る方の魂の一部も奪い取る。無傷ではいられない。

映画のエンドロールで今地球上に存在する公害が次々に現れ、問題の大きさを再び呼び覚まさせる映画でした。

 

 

ドライブ・マイ・カー

監督 濱口竜介  原作 村上春樹 脚本 濱口竜介 大江嵩允 音楽:石橋英子 撮影 四宮秀俊
キャスト 西島秀俊 三浦透子 岡田将生 霧島れいか パク・ユリム

この映画がアカデミー賞や、ゴールデングローブ賞、カンヌで賞を取ったのはちょっと意外な感じもしました。
カンヌはあり得るかな・・ アメリカ人にこのチェーホフ劇を中心に回るゆったりとした世界が称賛されたのが
驚きでした。

この映画のチェーホフ劇に見られるような手話も含む多言語での相互理解、コミュニケーションがこの映画のテーマ
であったと思います。現実の世界では、主人公が妻に対して思いを疑問をぶつけなかったことが最大の後悔で
あることに気づかされて、浄化していくそんな感じでした。妻に残した謎などありません。そのままを受け入れて
行くだけです。

私は車から見る東京って結構美しくて好きです。最近はあまり行くこともありませんが、湾岸を乗せてもらうのが
好きで橋がとてもきれいです。

印象に残った言葉
・言葉よりたくさんのことが理解できることがあるコミュニケーション。
・チェーホフ 一番恐ろしいのは真実を知らないこと。
・自分の心と上手に正直に折り合いをつけて行く。
・本当に他人を見たければ、自分自身を深く見つめるしかない。(これは「シェイクスピアの庭」でも似たような台詞がありました。)
・現実をありのままに受け入れること。謎はない。
・正しく傷つくべきだった。やり過ごしてしまった。見ないふりをし続けた。自分自身に耳を傾けなかった。
・ぶつかること。本心をぶつけ合うこと。
・他の人のために生きる。

最後にかすかな希望の見える映画でした。

 

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軽井沢で見たTV 終戦の夏の番組  ・・・ TV programs in summer

2022-09-05 23:58:12 | movie

軽井沢にいた間に見たTVのメモです。
結局、持って行った本は開かず・・・
夜も深くなっていくので早めに寝ていたのですが、たまたまつけていて
見た番組で拾った言葉や真実。

・8月13日(土)午後2:00~2:45 Eテレ
日曜美術館「ピカソ『ゲルニカ』~“実物大”8K映像の衝撃~」(再)

横尾忠則が実物大のゲルニカを前に解説をしていたけれど、その中で、「言葉では表せないもの」
という感想に納得。音楽も絵画も言葉以上のものを表現しているそのインパクトの強さを感じます。

・8月14日  NHK総合『デジタル・ウクライナ:衛星が変えた戦争』


衛星画像(c)Maxar Technologies


衛星技術は、民間企業の参入で飛躍的に進化し、ほぼリアルタイムで地球をとらえることが可能になっている。
ウクライナ徹底抗戦の陰には、戦況を左右するほどの情報力をもった最新の衛星たちの存在があった。

 番組では衛星画像を公開した米マクサー社など、数々の民間衛星会社を侵攻後に日本メディアとして初取材。
知られざる衛星インテリジェンスに迫る。また、べリングキャットなど、衛星を利用し、真実の追求を試みる
市民たちの姿も追っている。

こういう番組を見ると日本が何か取り残されている感があります。こういう情報が国を守るのだと思いました。
それにしても真実は暴かれるものだと確信します。ロシアが嘘を重ねても真実は隠しきれないものだと。

 

・8月15日 ビルマ絶望の戦場

1944年7月、太平洋戦争で“最も無謀”といわれたインパール作戦は3万もの戦死者を出し、惨憺たる結果に終わった。
しかし、その後、終戦までの1年間で、それをはるかに上回る将兵の命が失われていた事実はほとんど伝えられてこなかった。

今回、国内外で入手した一次資料や証言からその実態が浮かび上がった。太平洋戦争の形勢がほぼ決した中で、失われ続けた命。
証言と新資料から明らかになった“絶望の戦場”の実態とは。

 

こんなに戦争が終わってから時がたっているのに、まだまだ語られていない真実が埋もれている。
上官の命令でスパイという名目で市民を殺さなければならなかった若い兵士は今でも自責の念に責められていた。今でも
ウクライナで繰り返される無差別殺人。木彫りの仏様を作り続ける人がいました。上層部が逃げて、徹底抗戦を
命じられた部隊。母のいとこはビルマに行かされて、重い病気にかかったと聞いたことがありました。亡くなる前の
意識がもうろうとしている時もジャングルを逃げている時のことを思い出していたようだと聞きました。人間を苦しめる
戦争。何千年たっても学ばない人間の愚かさ。

終戦記念日。現在のミャンマーでは独立を祝い、ロシアではヒットラーを破った日を戦勝記念日としている。各国で
第二次世界大戦のことを思う季節。それが遠い昔のことではなく、今とそしてこれからの脅威が生まれている恐ろしい
時代になってきている。

 

・8月17日 猫のしっぽカエルの手~京都大原ベニシアの手作りの暮らし~ 選「夏を迎える」

京都大原の豊かな自然と共に季節の移ろいを感じながら生活するベニシアさん。初夏を前に、ベニシアさんの庭では
花が次々と咲き、ハーブは太陽の光を浴びてぐんぐん伸びる。そんな季節には害虫の活動も真っ盛り。ベニシアさんは
虫よけのハーブや手作りのスプレーで悪い虫を庭から追い出し、そして蚊の多い夏の夜には蚊帳を部屋に吊って、大原の
涼しい夜風を呼び込む。2009年に放送された番組を、新たにリメークして放送。

今はベニシアさんは介護施設で暮らしています。PCAという脳の病気のためほとんど失明されているとのことです。
パートナーの正さんや子供たちが支えています。ベニシアさんは私より1歳若いことを知りました。

それでも再放送ベニシアさんの大原での暮らしを見るとホッとします。東京に戻ってからNHK+で見直して、
ベニシアさんの言葉を書きとりました。

The warm lace (place?) of the sun filled through my curtains waking me up as the sun rises slowly in the sky.
I go downstairs and walk through the small paradise of my garden.
Yes is still cool so while every still sleeps, I snip flowers that are passed away.

I believe in the delicate fragrance of each flower.  I begin to prepare the garden for the rainy season
by   ** up flowers bed and staking some of the toller plants.

My breath slows down and serenity fills my heart with them.
The greatest miracle is our breath and a gift of life.

Our homes are place we want to create a peaceful environment and comfortable evening 
past to come back to at the end of each day.

The things we use in our home wherever things are from western world or come behind 
in  the harmony.
The materials and colors takes from earth trees or plants give us sense of calm to each room.
Their soft  **** make us full a**se.

The home is where our hearts glow.

                                                                                                        Venetia Stanley-Smith

**自分がメモした文字があまりにも汚くて読み取れないものもありました。

 

・8月17日 オーストラリアの森林火災 絶望と再生1年の記録

コアラ・カンガルー・ウォンバット…観測史上最悪と言われたオーストラリア森林火災では30億もの生物が犠牲に。
生き残った動物の調査保護に1年密着した再生の記録。

地球上にはいろいろな危機があります。ここではオーストラリアの動物保護管が深い愛情をもって、傷ついた
動物たちを保護していました。地球ではこの森林火災とほかでは永久凍土の溶解という恐い事態も進行しています。

 

子供の頃は軽井沢にいるころは高校野球を見ていることが多かったことを思い出します。祖父もよく見ていました。
今回はたまたまシリアスなものが飛び込んできました。何を見ようとも思っていなかったのですが、たまたま見たという感じです。

 

 

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Mikhail Baryshnikov: White Nights

2022-08-05 01:13:55 | movie

TSUTAYAから次のDVD、Minamataとドライブ・マイ・カーが届いているのだけれど、ずっと前に
録画した「White Nights/白夜」 か「ブロードランナー」を見ようかと思い、好きなダンスの方を選びました。

 

  

 

1985年製作/アメリカ
原題:White Nights
配給:コロムビア映画、

監督:テイラー・ハックフォード
脚本:ジェームス・ゴールドマン  エリック・ヒューズ 
撮影:デビッド・ワトキン
美術:フィリップ・ハリソン
音楽:ミッシェル・コロンビエ
衣装デザイン:エヴァンジェリン・ハリソン
振り付け:トゥイラ・サープ
キャスト:
  • Nikolai_Kolya_Rodchenko ミハイル・バリシニコフ

  • Raymond_Greenwood グレゴリー・ハインズ

  • Darya_Greenwood イザベラ・ロッセリーニ

  • Colonel_Chaiko イエジー・スコリモフスキ

  • Galina_Ivanova ヘレン・ミレン


1985年の映画の時より後退しているロシア。ソ連の時代なのにね。この映画が反ソプロパガンダとしてもそれ程誇張で
ないとわかります。

 

Say you, Say me (1985 White Nights) Lionel Richie


ダンスシーンにくぎ付け。バリシニコフは私がバレエを見に行っていた頃も有名だったけれど、実際に見に行ったことは
ありませんでした。ちょうどボリショイ・バレエとか見に行っていたころです。あの後すぐ亡命してアメリカのバレエ団
だったので行っていなかったのかな・・ クラシックバレエからベジャールに興味が移行していた時期でした。

 

Gregory Hines & Mikhail Baryshnikov: "Duo Dance" (White Nights 1985) [HD]

映画はまさにバリシニコフの人生とも重なるので、自由のために国を捨てたセリフは彼そのものの声でした。
ウクライナ侵攻が始まり、プーチンに痛烈な批判の公開書簡を出したというニュースをみつけました。3月にロシア国外在住の
学者・芸術家で組織を作りウクライナ支援をしています。

 

ショパン - ワルツ 第19番 イ短調 遺作 アシュケナージ 1979

 

映画の中で、バリシニコフがさらっと弾くショパンがとてもよかった。ショパンもまた時代に巻き込まれた人でした。
アシュケナージの弾くワルツが好きなのでYouTubeでみつけて聴きました。

我が家で眠っているピアノを久しぶりに弾いてみたくなりました。

 

私のバレエ熱に再び火がついた映画でした。もっと早くバリシニコフを見たかった。

 

参考)
永遠に輝く「白夜」のミハイル・バリシニコフってどんな人?

 

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