Reflections

時のかけらたち

ヨシタケシンスケ ・・・ Shinsuke Yoshitake

2024-09-02 23:59:07 | art

9月1日

昨日はボビンレースをずいぶん進めることができて、今日も一日台風の影響もあるから家で続きをと思っていたのですが、
昨晩2年前に世田谷で開催され行けなかったヨシタケシンスケ展を横浜でやっていることを知り、しかも明日が最終日。
夜中にチケットを申し込み行くことにしました。最終日が近いので当日券に人が並ぶのは必至です。クリスチャン・ディオール展
では最後の方が入場が難しかったことを思い出しました。

 

台風の予想は、だいぶ前にやっていた時、アメリカとヨーロッパの予想だと今のように停滞型で、消えるようなのだったのですが、
日本の予想は丸い円が日本列島を北上するようになって、最大級と言われて、八ヶ岳の美術館行をあきらめたのが少し残念でした。
交通の混乱やお天気は悪かったでしょうが・・・ これもちょっと予想ができずしかたのなかったことかなと思ったり。

行けなかったので、代わりと言っては何ですが、ヨシタケシンスケ展に弾丸で行ってきました。
予想外に子供が多かったので驚き。結構大人むきとも思うのですが・・ 最終日の明日と今日の日曜日とどちらが混んだのかな?
絵本ができるまでのプロットとかわかり面白かったです。何か哲学的と言うか、人間観察も面白いヨシタケさんです。

お昼に帰ってからボビンレースの続きを結構頑張ったのですが、ずいぶん進んでから最初の頃の間違い気づき解くこと5時間くらい。
何日間で頑張った分おじゃんです。懐かしいサヴァリッシュのブルックナーを聴きながら、遠雷が響く中、ほどいていました。
ヨシタケシンスケがそんなこともあるよね~とやさしく見ていてくれそうです。ついてないよねって。


 




ネタのメモがすごいです。
2500枚のスケッチ。時間があっても上の方は見れない展示でした。
開場はすごく混んでいて、子供たちが一つ一つ見ていたのには驚きました。
こんなにブームになっていたなんて知りませんでした。

拡大して展示してあった作品の企画がとても面白かったのですが、字が見えにくくて写真はうまく撮れませんでした。
絵本ができるまでの組み立てを見ることができました。



とても深い内容で、子供より大人むきのように思えますが、彼は子供に対して書いているようです。






40代で絵本作家デビューというのに驚きです。













 

人は変わっていくもの・・・




ヨシタケさんの歩みを見ることができました。



 

 楽しかったです。ありがとう❣

 

 

 

ヨシタケシンスケの絵本は心の中に深く入っていきます。
時に心の奥底にある心理まで描いていて、いろいろ気づかされます。
今借りている「もしものせかい」ではこっちの世界とあっちの世界のことが描かれていて
従弟が若くして亡くなったときに、その時まだ小学生だった子供の夢に現れてあっちの世界も
こっちの世界とあまり変わらないよと話したということを思い出しました。心を楽にしてくれる
絵本だと思いました。

 

最近配信されてきた朝日新聞で長いこと微鬱に悩まされていたことを知りました。
それが軽度になったということは少し重くなってしまったのですね。
絵本に表すことが心を解放していたのかもしれないけど、仕事も多くなってストレスになってないか
心配です。こんなに人気がある作家がいたことさえ最近まで知らなかった私ですが。

 

朝日新聞DIGITAL 8.24
「微うつ」歴50年の異変…ヨシタケシンスケさんと「助けてボタン」

不安が強くて すぐ生きるのがイヤに

 僕は実はネガティブな性格で、人付き合いも苦手。でも、なまじ器用で社会性はあり、自分にうそもつけるので、
周囲には分からないのです。

 生まれつき不安が強くて、すぐに生きているのがイヤになる。でもやっぱり、こんなにつらい世の中でも、少しでも
楽しく生きていきたい。だから生きるために、サラリーマン時代から、日常をスケッチすることを続けています。気に
なったり、感じたりしたことを絵や言葉にしてメタ思考で俯瞰(ふかん)して可視化する。美談や正論ではなく、斜に
構えた視点で。

 「こういう見方もできるのか」「本当の自分の気持ちはこれか」とか。すると腑(ふ)に落ちて、うれしくなって、
明日も頑張ることができて救われてきました。自分用のストーリーが必要なのです。

 絵本のデビュー作『りんごかもしれない』も、りんごを様々な角度でみていきます。すると、固定概念から自然と離れて
いき、クスッと笑える。それを世の中の人も面白いと思っていただけた。こんな風に不安を創造性に変えて、運良く今の自分
があります。

 ずっと「微うつ」です。「宿題が終わるだろうか」「上司に叱られないようにしなきゃ」など押し寄せる小さな不安は数知れず。
年を重ね、それらを片付けるスキルは身につけた。世間でいう〝キャリア〟も築いた。でも、もっと大きな漠然としたボスキャラ
級の不安が現れる。

                 

 どうやったら、自分のことが好きになれるのだろうか? ずっと思い悩んできました。楽観的にものごとをみて、心が安定する。
年齢を重ねても、そんな「ふつうの幸せ」は得られていない。自己肯定感は低いまま。最近、やっとこんな考えに行き着きました。
齢を重ねても、そんな「ふつうの幸せ」は得られていない。自己肯定感は低いまま。最近、やっとこんな考えに行き着きました。

 自己肯定は「好きになる」がゴールじゃない。「嫌いのままでいる」も、ひとつのゴールなんだよな、と

 

 

↡ 世田谷展の時のレポートです。

ふつうの展覧会なわけないでしょう 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」レポート

 

その日の朝は久しぶりにフレンチトーストを作りました。
主人がいたころは朝よくホットケーキを作ってくれました。

突然決心して、横浜まで出かけた朝。緑のトンネル。台風の影響はほとんどなし。

 

Sep.  1  2024   Yokohama

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今ジャン・ミッシェル・フォロン ・・・ Now Jean-Michel Folon

2024-08-09 23:57:59 | art

8月8日

今年の後半で見に行く展覧会はジャン=ミッシェル・フォロンと田中一村と楽しみにしていたのですが、
なんとAkikoさんから安いチケットが手に入ったと嬉しいお知らせがあって、アルさんも若いころ好きだったと
みんなファンだったのだとわかり3人で見に行くことに。

 

 

 

 


 

東京ステーションギャラリーは結構面白い企画があり、時々行くギャラリーです。
待っている間、丸の内北口のお気に入りの建物をまた撮ってしまいました。






アクシデントがあり、グランスタの地下のカフェでアルさんとAkikoさんを待っていました。

フォロンの絵は美しいブルーが多く、優しいトーンなのですが、描いているのは街の中で戸惑う人間や
よく見ると武器だったり、破壊された自然だったり、踏みにじられる人権だったり・・ やさしい絵の中に
静かな抗議がたくさん詰まっているのです。

 Fondation Folon より

でもまず第一に彼の色合いと絵がすっと入ってきて好きなのです。でもよく見ると私たちが抱える問題が美しい絵の中に
たくさん見えてきます。

若いころからフォロンのデザインも好きで私が当初のISETAN CardをMIカードに変えないのはフォロンのデザインだからです。



すてきなデザインですよね。

 

New Yorkerの表紙デザインも素敵です。都市や人々を描いている絵は孤独なのですが、どこか冷たくはなく
暖かさが感じられるのは彼の人柄なのでしょう・・
たくさんの矢印にまかれている人間はまるで自分のことを見ているようでした。

アムネスティに依頼されたり、世界人権宣言のイラストレーションもあまりにもその宣言通りでない世界への
静かな警鐘が響いています。

230余りの作品があり、説明に目を通すと結構見ごたえがありました。

彼の時代は冷戦の時代でしたが、今この時代に私たちに向けられたものだと思いました。現代にフォロンの世界に
想いを馳せることは大切なことではないかと思います。

目となった太陽の絵や地平線、ひとつのハートを目指して綱渡りをする人・・
一瞬星の王子様を連想させるものもありました。 孤独でも寂しさがなく、どこかほのぼのしています。

最初に出ていたルネ・マグリットと同じベルギー出身との説明であのイメージだったのねと納得しました。

日本もお気に入りのようだったらしく、何回も訪日しています。
Akikoさんが就職したての頃、美術関係だったので、フォロン展のために来日していた彼を急遽京都にアテンドする
ことになったお話を聞けておもしろかったです。都ホテルを取っていたのに日本の旅館に泊まりたいと言われて
柊屋を取りなおし、彼女も素敵な体験をしたとか・・ その時はパリでボートで暮らしていたフォロンにパリに来たら
訪ねてと言われていたのに行かなくて今思うと残念だったと・・

 

 

 







見終わってからOAZOの地下で中華ランチを取りながら、健康のこととかアルさんからたくさん
教えていただきました。

まだ時間があったので場所を変えてまたお話の続きを・・
近くにカフェでもと探したのですが、イータリーのマチェドニアに魅かれて・・



子供のころからおいしいものを前にはご機嫌な私です。

 

美しい色の世界で、とてもいい時間でしたが、集中していたので家に帰ると知らないうちに座ったまま
寝落ちしていました。夕方行くはずだった筋トレはパス。

 

参考)

美しく詩情あふれるジャン=ミッシェル・フォロンの世界・・それは抑圧や暴力、差別への静かな講義だった  

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン

フォロンとの出会い|読書の学び

ユーモアな作品を通じ現代社会の問題を告発

私たちのフォロン

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藍印花布に魅せられて ・・・ fascinated by Chinese indigo ink flower cloth(ai-inkafu)

2024-08-06 23:39:13 | art

8月4日


前日、AkikoさんのFBですてきな藍の染め物を見て、その涼やかな世界に浸りたくて、即見に行きました。
その素晴らしさを知ったのが、展覧会閉会の前日だったのですぐ行くしかありませんでした。

午前中でもクラクラする暑さで目黒駅からちょっと歩かなくてはならない目黒区美術館。そのエリアにある
目黒区民ギャラリーまで。

その入り口に立っただけで、素晴らしい藍の世界が飛び込んできて、これはいつも「布で遊ぶ」の展覧会で
すてきな浴衣のブラウスを見せてくださる安本さんに連絡しなくてはと思いました。最終日で3時閉館。しかも2時半までに
来てほしいとの主宰者福原梨花さんの言葉でした。



最終日の午前中だったので人が他にいなくて、ゆっくり見て、しかも福原さんの説明付きです。



このコレクションは福原さんの伯母である久保マサさんが集めたものです。
中国の視察団で行ってからこの布に魅せられ、文化大革命で型もほとんど燃やされてしまったその技術の復興に
勤め、見事に清時代から続いていた農民のアートを未来につなぎました。途絶えそうになった文化の保護と普及に尽力
したのが日本人だったという感動的な話です。
農家では布をそれぞれの家で織って、染を専門にする人に頼んだとのことで、その文様は永遠とか幸せを願うもの
でした。私はふと日本の東北のBOROを思い出しました。
藍染めの型染は色も美しく、薬草でもあり、布団カバーや蚊帳に使われていたとのことです。なんと豊かな世界なのでしょう。
まるで王侯貴族の家にでもありそうなものです。

藍の色に魅せられて、福原さんとの話も尽きません。

板染めの原版は日本でも中国でも珍しいものだとのことです。




これが蚊帳だなんて!


 吉祥紋:万事盤長

曲線の文様は永遠を表すとか・・


すてきな藍染のワンピースの福原さんと写真を撮っていただきました。


入るとすぐ、この安本さんの浴衣地プルオーバーをほめていただきました。
そして初めて、すごく丁寧な縫製と言われました。見る人が見るとわかるのですね。
浴衣地はさらっとしていて気持ちよく、日本の風土に合っています。
そして模様の柄出しがまたおもしろそうです。最初にまずスタッフの方にもすてきと言われ
私までとても嬉しくなりました。


 

【藍印花布が創り出した一種の質朴な美しさは富麗豪華の対極にあるもので、精神の静かな落ち着き。
清新と素朴さを体現したものであり、また内に秘めた美しさを示すものです。
                                ・・・東南大学芸術学系教授の張道一氏

 

芥川龍之介もまたこの布に魅かれた人でした。
中国に視察団に行った時、反物を求め、浴衣にしたとのことです。




【芥川龍之介 愛用した藍印花布の浴衣】
久保マサの養父で劇作家の久保栄が芥川龍之介の形見として譲り受けたものです。
死の床で着用されていた藍印花布の浴衣は芥川がとても気にいっていた物でした。(芥川自死)
柄には藍印花布の特徴といえる吉祥文様が沢山型染めされています。

 


久保マサさんは若い頃、壷井栄さんの所で働いていて、のちに久保栄という劇作家の養女になられたとのことで
ちょっと混乱します。

 
 
いわさき ちひろ さんもさわやかに着こなしていますね。

 
藍印花布(清時代〜)とは、中国の民間伝統工芸品である。
古来より、綿花と藍を用いて織られ染められてきました。
以来、被服、布団 かわ、風呂敷などとして永く中国庶民の暮らしの中にありましたが、中国の近代化とともに、実用品
としての伝統は徐々に廃れてきました。

しかし日本におい て、その実用のなかの美が評価されたことなどもあり、今では伝統工芸品として、その技術が復興
継承されています。


久保マサは1972年、国交正常化に伴い初めて中国訪問、数十年間、印花布の故郷を訪ね歩き
時代と共に見かけなくなっていった民間伝統工芸品、藍印花布の蒐集と研究に尽力を尽くす。
1990年:中国上海に『中国藍印花布館』開設
                                    TAO Gallery   HP  より
 




 
藍の種類です。右上が琉球藍です。








 
二葉苑の話をしたら、今回足りなくて二葉苑から借りたものもあるとのことでした。
このショールは二葉苑で育った藍で染めたものに近そう・・
 
 
展示は他には古い刺繍もありました。






 



 
まるでプリントのよう。糸が細すぎて・・・
 
 
 
 
 
 
 
 


帰り道、区民プールが賑わっていました。
目黒美術館や、講習会にも来たことがありましたが、ここには図書館もあって、目黒区は充実していて
いいなーと思ったものでした。
 
 

 
美術館からメールと電話で安本さんにダメもとでお電話したら、なんとあと数時間の
この展覧会に飛んでいらしたと聞いてびっくりしました。
 
 
August  4  2024  Meguro
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5月の箱根ガラスの森美術館 -2 ・・・ Hakone Venetian Glass Museum in May -2

2024-08-05 23:55:46 | art

5月17日

5月の青空の下でカンツォーネを聴きながら昼食をとった後は、美術館の庭を散歩して
いよいよ館内へ。それにしてもカンツォーネには太陽がよく似合う。



この小さなスペースにも多くの外国人観光客が来ていて、よく写真を撮ってととても丁寧に頼まれました。
どの人たちもとても楽しんでいるのがわかりました。一人はドバイから来た人でした。
皆さん、日本の中のイタリアを楽しんでいるのですね。










前回来た時とは違うコレクションで、船が多く楽しかったです。
べネツィアのカーニバル気分に浸りました。


















ホールでのミュージアム・コンサートも楽しみました。
イタリア人ヴァイオリニスト アルベルト・デ・メイス氏のポピュラーも含めたクラシックの
コンサートで、美しい音色が教会堂のようなミュージアムの中で聴くことができました。














半日充分楽しんだ日でした。

このあと、歩けない距離ではありませんでしたが、バスを乗り継いて宿泊のオーベルジュ、グリーンヒルズ草庵に
向かいました。

 

(5.4km 9,614歩)

 

May 17  2024   Hakone Botanical Garden of Wetlands

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア文化会館で見る「カルロ・スカルパ / 関谷正昭 設計と写真に見る庭園」・・・Carlo Scarpa

2024-07-30 23:17:23 | art

7月27日

イタリア文化会館からの案内が来ていた建築の写真展を見に行きたいと思っていたので、土曜日のベルカントのレッスン
の後で、イタリア語の仲間たちと一緒に寄りました。

イタリアの建築家カルロ・スカルパ(1906-78)の作品のなかから、写真家関谷正昭(1942-2002)が撮影した
クエリーニ・スタンパーリア財団の庭園とサン・ヴィート・ディ・アルティーヴォレ(トレヴィーゾ)にある
ブリオン家の墓の写真を展示します。スカルパの空間の捉え方や素材や色彩、模様など細部まで重視した建築手法が
表現されたこれらの写真の他、スカルパによるブリオン家の墓の設計スケッチや1969年に京都で撮った庭園の写真も
あわせて展示します。

展覧会「カルロ・スカルパ / 関谷正昭 設計と写真に見る庭園」
会期:6月21日(金)~9月5日(木)10:30~13:00、13:30~17:30
休室日:日曜日、月曜日、8月8日(木)~19日(月)
*ただし7月15日(月)は開室
会場:イタリア文化会館
入場無料

主催:イタリア文化会館
学術協力:ベネトン研究調査財団 カ・スカルパ
監修:J. K. マウロ・ピエルコンティ
資料提供:イタリア国立21世紀美術館 / カルロ・スカルパ・アーカイブ、関谷アーカイブ、ブジナ-ロ・アーカイブ、個人蔵

写真はベネツィアのにある財団の庭とブリオン家の墓・礼拝堂、日本で撮った写真の3グループに分かれていました。
ライトの建築に似ていると思ったら、ライトとも親交があり、日本の美とかの影響もうけたといただいたカタログに
書いてあり、納得。日本の直線的な美を思い起こさせる建築です。





監修者のピエルコンティが引用した与謝蕪村の俳句がすてきでした。

桜ちる
苗代水や
星月夜

広く知られている通り、日本において桜は生と死の意味を体現する。
生の儚さ、咲き、風に揺られ、そして消える。先ほどまで生きていた花びらが枝から離れ、
地に落ちる。死の訪れである・・

夜花びらのざわめきはあまりにも微かで音はない。だが柔らかな月光に照らされ
桜が鏡のような水面に落ちる間に、音が浮かび上がり、嵐に押し戻される。そして
空に浮かぶ光、星々は人間が用意した水に「落ちる」。

私が40数年前にイタリア文化会館でイタリア語を習っていたころの館長さんが日本を去る時に
桜の花のことを書いたお別れの挨拶を見ました。イタリア人の自然へのデリケートな
感情に驚かされました。

ここにも庭づくりにおける自然との対話が美しく表現されているように思いました。
どこかで銀閣寺の庭も何か計算尽くされていることを聞いたことがありました。















日本の写真は桂離宮の写真が多かったです。苔寺や龍安寺の写真もあり、イタリア人の建築家が
日本のどんなところに魅かれたかに興味がありました。こじんまりしたベネツィアの庭園の池は日本的だと
思いました。

 

見たあと、九段下の駅に戻る途中のカフェでランチにしました。それこそ40年近く前からあまり外観の
変わらないお店です。









ベルカントのレッスンの時に、こんなにかわいいものをいただいてしまいました。

 

7月29日

久しぶりに家でやったボビンレースは基本を忘れていて、大変でした。
最後の仕上げをして、翌日のレッスンでわからなかったところを先生に教えていただこうかと
思って全部はずさないで持って行くことにしました。何事も継続が力で、少し休むと
それだけ後退します。先生にも人間って忘れやすいですから・・と言われました。



お昼はTVでやっていた北京の家庭料理の冷たい麺を作りました。
茄子とトマト、角煮を使った「豚肉と夏野菜のあえ麺」が新鮮でした。とにかく家にある食材を
無駄にしないための料理が続きます。


少し前にはズッキーニがたくさんあったので、「梅干し」を使った「鶏むね肉と夏野菜の梅バター蒸し」を作り
ました。夏野菜はズッキーニとパプリカ、白ワインがあけてなかったので日本酒をかけて蒸し煮。バターの風味が
良かったです。梅干しを料理になかなか使えないのですが、夏はこういうのがいいかなと思ってTVで見た簡単な
料理を取り入れてみました。


29日夕方の富士山がかすかなシルエットを描いていました。

7月31日

朝から猛暑でグッタリでしたが、久しぶりのボビンレースの日。いつもなら作るお弁当も作れず、
パンを買って行きました。

なかなか汚くできていますが、2作目はきれいにできるといいな。


今度は色糸を使うことにしました。


ハート・コレクション

 

July 27,  30   2024     Kudan

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あらざらむ この世の外の 思ひ出に・・・memories of the world I used to live

2024-07-14 23:35:01 | art

 

この頃よく心に浮かぶ日本の詩歌があります。
恋多き女性 和泉式部の歌です。
最近は貴船や熊野古道などで和泉式部の句碑を見たりしてなんとなく
身近に感じます。

以前は万葉集の名もない人々の届かない想いや家族を歌った歌が好きでした。
最近は和泉式部のこのpassionにもひかれます。

あらざらむ この世の外の 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな

和泉式部(56番) 『後拾遺集』恋・763

和泉式部晩年の歌がなんとも心に迫ってきます。

As I will soon be gone,
let me take one last memory
of this world with me--
May I see you once more,
may I see you now?

     『英語で読む百人一首』©2017 ピーター・J・マクミラン /文藝春秋

 

少し前にTVを録画した「舟を編む」が見切れなくて映画を借りて見たのだけど、その中の恋の語釈がストンと心に落ちました。
主人公馬締の「恋」の語釈は「ある人を好きになってしまい、寝ても覚めてもその人が頭から離れず、他のことが手につかなく
なり、身悶えしたくなるような心の状態・・・」

 

 

ながらへば またこのごろや しのばれむ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき

藤原清輔朝臣(84番) 『新古今集』雑・1843

娘が小学生の頃、百人一首に夢中になり、家族でよく遊んだものでした。意味を知るために本もいろいろ買って、
娘のために漫画の解釈本を買ってあげたらそれがまたとてもわかりやすかったことが思い出されます。

百人一首は古今集や新古今和歌集、そのほか拾遺集などから選んで編纂されたものです。

この句を読んでいたころも、夫が入退院を繰り返し、何度も危機を乗り越えていました。後から見たら大変な時期でも
恋しく思うのだろうなと思ったりしていました。

 

 

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば
昔はものを 思はざりけり

権中納言敦忠(43番) 『拾遺集』恋二・710

心の変化をサラっと表現していると思ったりして・・・

 

前にもどこかで書いたかもしれないけれど、高校の時の授業で自分の好きな句を1句選んで発表するというのが
ありました。現代国語の安西先生の授業でした。一人一人の解釈がすごくおもしろかったことを覚えています。
実朝の歌もいいな~なんて思ったこと思い出します。

安西先生のおかげで日本の詩歌がとても好きになりました。

1967年から始まったNHKの女性手帖という番組で1週間連続で同じ人から講義を受けるようなものがあり
なぜかよく見ていました。アナウンサーは加賀美幸子(旧姓山田)、 伊藤鑛二で特に加賀美さんはまだ結婚前でしたが
すてきな方だと思って見ていました。そのなかで臼井吉見 の「万葉の心」や漢詩、芭蕉の「奥の細道」、三笠宮の
古代エジプト史などすごくおもしろかったことを覚えています。一流の人から話を聞くことができたすごい番組が
平日の午後1週間連続であったのです。

大岡信の朝日新聞に毎日載っていた「折々の歌」からも人々の思いが伝わってきて、知らなかった詩や歌を知ることができました。

大岡信は大学でも授業の一環で来ていました。卒論で影響を受けた亀井俊介先生も。
そういえば私の卒論も膨大なWhitmanの詩、Song of Myself でした。

詩というのは文字の芸術なのですが、何かストレートに思いが伝わってきて好きだなと思うのです。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パッパーノのロイヤル・オペラを見に ・・・ Rigoletto by A.Pappano of the Royal Opera House

2024-06-27 23:52:15 | art

1986年のホセ・カレーラス、アグネス・バルツァ以来の英国ロイヤル・オペラです。
38年振りということでしょうか・・ オペラのチケットは高くてとても見に行けるものではありません。
たまに都民劇場の中での公演が見れたくらいで本格的なオペラは行けていませんでした。
今回はたまたま横浜マチネ公演が特別価格となっていたのと、パッパーノが好きな指揮者だったので、彼の
一押しのオペラ芸術を楽しむことにしました。それでもリゴレットはちょっと抵抗がありました。ストーリーが
女性にとっては不快なものがあることと、以前ライブ・ビューイングで見たパルマ王立劇場のがレオ・ヌッチはいいのですが、
その時のまるでカラバッジョの絵みたいな演出がマイナスイメージとなっていました。
今回はパッパーノの集大成ということでどんなリゴレットになるのか歌い手も知っている人ではなかったのですが、かけてみました。

その結果は感動の嵐でした。ブラボーが飛び交う熱気に包まれた会場となりました。
長いオペラもそのストーリーにもかかわらず、美しい歌の連続でした。演出も一部過激な部分が
ありましたが、大体はイギリスらしい?抑えられた気品のあるものでした。
ソリストもみんな素晴らしかったです。

歌がとても自然で誇張されたものでなく聴きやすくも、感動的でした。

アントニオ・パッパーノ
Photo:SIM CANETTY-CLARKE / ROH

 

ジルダ: ネイディーン・シエラ

マントヴァ公爵:ハヴィエル・カマレナ

リゴレット:エティエンヌ・デュプュイ




演出、舞台芸術、音楽すべてが調和がとれていました。

あっと言う間の3時間でした。やはり生でないとライブ・ビューイングでも味わうことができない感動でした。
今回は特にジルダの清らかさ、とそのまるでキリストのような全人類の罪を背負って行く強い意志が感じられる
姿が強く残りました。どのソリストも良かったのですが、ソプラノは特に澄んだ声が役にぴったりでした。

 

【プロモーション映像】英国ロイヤル・オペラ2024年日本公演「リゴレット」

 

【英国ロイヤル・オペラ2024年日本公演 開幕記者会見】音楽監督アントニオ・パッパーノによるスピーチ

 

パッパーノ最後のロイヤル・オペラを充分楽しむことができました。

 

6月27日
神奈川県民ホール 13:00~

初めて行く場所でキョロキョロしてしまいました。





ロケーションとしては最高です。
6Fで昼食を取ってから・・ 眺めも良く、値段もリーズナブルで日替わりだと900円でなんとサラダバー、
スープ・デザート・コーヒーまでつきます。混むので時間を見ながらヒヤヒヤして待ちました。







ホールのロビーからの眺めも楽しめました。









ちょっと風が強い帰り道。年配の方もかなり多く見られて、ひとりでオペラを楽しんでいました。
こんな生活が楽しめたら素晴らしいですね。

 

June 25  2024   Yokohama

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都・奈良・広島へ -10 (嵐山 祐斎亭) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -10

2024-06-11 18:59:08 | art

フリーマーケットが終わり一段落。今日はずっと行きたくて我慢していた高尾山に足慣らしに行ってきました。
今年は遅くまでイナモリソウが咲いているということでしたが、やっぱり今日は遅すぎました。ゆっくり富士道を通って
山頂まで行って、3号路は止めて同じ道を戻りました。望遠を持って行ったのヨウラクランを撮ることができました。
ギンリョウソウが見ごろを迎えていました。ムヨウランも少し見ることができました。

ずっと借りていたり、MDにとって聴いていたツィンマーマンのバッハをやっと買って聴いています。
なぜか音がいいと思えるのは気のせい?

長いこと中断してしまった4月の京都の続きをバッハのヴァイオリンソナタを聴きながらアップしています。


4月17日

昨年の秋に娘が京都に行ったときに祐斎亭を訪れ、私も一度行ってみたいところでした。

「嵐山 祐斎亭」は、約800年前に造営された後嵯峨・亀山上皇の離宮、亀山殿跡に立地する築150年明治期の建造物です。
元々は料理旅館「千鳥」という、京都の舞妓、芸妓憧れの地。
ノーベル文学賞受賞された文豪、川端康成が逗留し「山の音」を執筆した場所としても知られています。

源氏物語の舞台となった嵐山は、平安時代より風光明媚な景勝地として貴族が別荘を構え、四季の移り変わりを楽しみ、
その四季折々の風景は歌に詠まれ、小倉百人一首が生まれた歴史を持っております。

京を都とした平安時代は、日本の色彩の黄金時代とも称され、時の嵯峨天皇が「日本最高位・天皇の色」と定めた
黄櫨染(こうろぜん)はその代表といえます。

染めを通して「日本」を探求してきた奥田祐斎は1990年、京都太秦・広隆寺に保管されている歴代天皇の「黄櫨染御袍
・こうろぜんのごほう」を國學院大学の協力を得て調査。世界に類例のない特徴を発見しました。
1992年、奥田祐斎は黄櫨染と同じ特徴を有する新たな色彩を創り上げ、「夢こうろ染・ゆめこうろぞめ」と名付けました。

季節の移り変わりに合わせて変化する日本の自然と空間美、そして唯一無二の世界観アートをゆっくりとおくつろぎいただき
ながらご堪能ください。

染織家アトリエとギャラリーで自然と反映のアートを楽しむことができる静かな場所となっていました。
いつまでもいる外国人も多く、若いイタリア人のカップルが長い時間reflectionを撮っていました。京都では床やテーブルの反映を
楽しむ場所が多いけれど、この水鏡も素敵でした。インスタ流行の現代にマッチしてしまっています。

娘が秋に行ったときはすごく混んでいたとのことで、連休前のこの日はゆっくり楽しみ、写真も撮ることができました。

 

まずお庭から回ります。































 










 

ギャラリー他はスマホの補足写真です。



光で色が変わるという染は光があまりなかったのでよくわからなかったけど・・・







なんとも贅沢な空間でした。

 

April 17  2024   Arashiyama

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セルジュ・ムアングの和フリカ ・・・ Wafrica

2024-05-16 20:47:54 | art

5月11日

ウガンダ在住の姪が7月に日本に一時帰国するのでそのやり取りをしていたところパリにいたころに知り合ったという
セルジュ・ムアング氏の展覧会の紹介があり、すでに定員に達していたパフォーマンスに招待していただけることになり、
ベルカントのレッスンの後、ベルカントも習っているイタリア語の友人達と一緒に行ってみることにしました。
確認のため前日までアフリカにいる姪と連絡しあい、姪とムアング氏との間でLINEが飛び交い、無事参加することができました。

姪はコンゴ民主共和国の日本大使館に勤めていたこともあるのですが、パリにいる時は日本文化の紹介とかしていて、アフリカの
美術にも興味があり、白水社の「ふらんす」と言う月刊誌にアフリカの工芸などを紹介していて、その時にムアング氏と知り合った
とのことでした。

本展は、パリを拠点に活動するカメルーン出身の現代アーティスト、セルジュ・ムアングの日本での初個展です。
同氏は、アフリカと日本に由来する美的感覚を融合した「Wafrica」という作品群で新たな領域を創出し、世界的にも
注目されています。本展では、日本の漆によって彩られたアフリカの伝統的マスク、アフリカの布で作られた着物、
《ブラッド・ブラザーズ(血の兄弟)》のように表象的なインスタレーションの代表作の他、本展のために制作された
世界初公開となる新作を展示します。「古今東西の美が共鳴する空間」という丸紅ギャラリーのコンセプトを、日本と
アフリカの文化的親和性に光を当てることで表現する展覧会です。

 

                                丸紅ホールからの眺め

 

和フリカ ライブ・パフォーマンス
能/セルジュ・ムアングとの対話/茶道

日本と西アフリカの慣習を結びつけたライブ・イベントを開催します。
どちらも儀式とユーモアを取り入れており、芸術性あふれるユニークな「一期一会」のひとときをご堪能ください。

日  時:

2024年5月11日(土)14:00~15:30(開場時間 13:00)

登 壇 者 :

工藤 丈輝氏(舞踏家)
平井 優子氏(ダンサー)
白井 剛氏(ダンサー)
カラモ氏(コラ奏者)
ラティール・シー氏(パーカッショニスト)
中島 万咲子氏(茶道武者小路千家)
辻 基子氏(茶道裏千家)他

 

パフォーマンスは和アフリカ茶会「起源」とイボ族の民話に基づいた能楽です。
お茶会の方は席が段差がなかったのでお茶を点てているところはほとんど見えなかったのですが、影絵のような
激しいダンスはよく見えました。その出会いはなかなか融合と言う感じは難しいのですが、ムアング氏のデザインした
アフリカの生地の着物はインパクトがあり、面白かったです。お茶も昔からアジアのものは取り入れてきたの
ですが、遠いアフリカの文化も繋がっていく可能性もあるのだと思いました。

能楽の方は表現手段としてとても成功していると思いました。後から聞いたコラと言うアフリカの楽器の波のような
音色が時間を忘れさせて不思議な感じでよかったです。

ストーリーもアミニズムのような自然崇拝と共存、人間への警告と寛容であれというメッセージがありました。

 

パフォーマンスは撮影禁止でしたので、終わった後、写真を撮らせていただきました。




コラと言う楽器です。ひょうたんから作られています。

彼のアクセサリーがすてきで。


当時の「ふらんす」の編集長さんともお会いすることができました。

 

セルジュさんもウガンダの姪つながりでお話しすることができました。
姪を知っている二人と記念撮影。

そのあとで展覧会を見ました。

アフリカっぽい強烈なイメージ。アイヌとか連想させます。





この部屋でピーター・バラカンご夫妻に会いました。
藍染めと同じようなアフリカの布。




こちらはアフリカの椅子からインスピレーションを得て作られたユーモラスなフィギア。


アフリカのお守り










 

他に漆の作品もあり、日本で仕事をしたこともあるセルジュさんは日本の技法をうまく取り入れています。

アフリカとの共通点を探り、そして新しい美への挑戦を続けるセルジュさんを応援していきたいです。

 

TOKYOFM 『Blue Ocean』のパーソナリティ住吉美紀が、注目の現代アーティスト、セルジュ・ムアングさんにインタビュー!

 

Mamadou Dounbia (コラ) 獏原人の満月祭り 2019-08-18 2329

 

May 11   2024   Takebashi

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

座布団1枚の上の宇宙-花緑独演会 ・・・ the Universe on a single cushion - Karoku solo performance

2024-03-19 23:59:12 | art

3月16日


本日のメインイベントは花緑独演会でしたが、その前にベルカントの九段フェスティバルのリハーサルが
ありました。まださらう時間も少ない中、1週間のみんなの練習の成果が見えた歌声でした。

いつもの専大カフェでクールダウンの所がヒートアップして大変でした。近くにいた学生さん、うるさくて
ゴメンなさい。

神保町のさゝまにも立ち寄って三鷹駅でまず待ち合わせたのはアルさん。
アルさんがeBayでカメラを扱っているので、使わないフィルムカメラを誰かに有効利用してもらえればと思い
相談しました。日本でも若い人に今フィルムカメラが流行っているとか・・ 海外でも人気らしいです。
Perfect Days にもありましたが、今カセットテープとかレコードとかが新鮮です。デジタルに慣れすぎてアナログの世界の
豊かさを再発見しているのでしょうか・・

そのあとすぐ花緑を一緒に聴きに行くMさんと待ち合わせ。お薦めのフジヤ・コーヒーに向かいましたが、佃に住んでいる彼女は
郊外の商店街が素晴らしいと感激。カフェは混んで入れなかったのでどこかと歩いていたら、面白いワンタン・ショップをみつけ
軽くいただきました。




Sサイズがあってよかった。女性だけでやっている清潔な感じの山形ラーメンのワンタンメンのお店でした。




 

三鷹文化センターの花緑独演会。
前座の花ごめは女性の落語家。シュールなおとぎ話がおもしろかったです。

花緑さんはいつものように全開で、いつ落語が始まるのかと思うくらい枕が面白くて。
一枚の座布団の上に世界があると・・・ すてきな職業です。
最近は小学校や中学校でも落語や公演をするとかで、先生が話さないことを話すと大反響だそうです。
そのなかで花緑の一番とか順番をつけることの意味がないという言葉がささったとのこと。
物事に順位をつけることができない、その時その時の状態にもよるし・・ 何が一番好きという質問には
応えることができないと。何事も順位をつける競争社会においては目からウロコでしょうね。
幸せになるには・掃除する(周りを浄める)・笑う・感謝すること。頑張るより感謝が大切。頑張るはないものを
求める、感謝はあるものを大切にする。そんな中での「竹の水仙」は左甚五郎を題材にした人の心のやさしさを
描いたもので感動的でした。

一部では会場に子供が来ていたことが目立った花緑が特別「寿限無」を入れて始めました。そのあと噓つきの話「弥次郎」
でした。


久しぶりに思いっきり笑った楽しいデトックスの日。
花緑の落語の枕も本当に素晴らしい。

 

March 16 2024  Kudan → Jinbocho → Mitaka

 

3月17日

イタリア語の時間に借りていたイタリアのコメディ字幕なしを返すために見ていました。
単語が少ししかわからなかったけれど、それだけ音に集中したので、イタリア語もいろいろなしゃべり方
人によって違うものだと思いました。マッシモ・トロイージのぼそぼそして繋がった感じの喋り方とか・・
最近、ライフ・イズ・ビューティフルとかピノキオとかロベルト・バニーニづいています。

イタリア文化会館でのバーバラ・ルイージの写真と音楽のイベントは延期になったという連絡が来ていました。

 

娘が担当の夕食は和食で、私が作ったことのない揚げに卵を落として煮るものでした。
炊き込みご飯を作ってみたいというので、聞いたらすごくダイナミックな作り方でした(笑)

 

3月18日

買い物に行く途中、寒暖の差が激しく、一気に咲きそうだった花も止まっちゃった感じ。

開き始めたトサミズキの花も固まっちゃった感じ・・・

 

 

 

かわいい鳴き声で上を見たらまだ花の咲いていない枝に飛んできた小さめな二羽のメジロでした。

 

私の作った夕飯は安いお肉でランプステーキを少し。

 

深夜に窓の外をながめると
Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada.
という歌詞が浮かびます。

闇の向こうにつながる世界を想う・・・

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする