Reflections

時のかけらたち

3月の歌舞伎 ・・・ Kabuki in March

2024-03-11 23:59:19 | art

現在、絶賛片付け中でアップが遅れました。
今まで片付けの必要性がある折に考えて取っていたものも、この際処分するものも
多くなりました。これからリメイクしたり、再利用できるでしょうか?と自分に聞きながら
そして思い出の品についても・・・ 子供の作品とか・・・ 思わぬものをみつけて
おもしろく時間がたって行きました。

大事な祖母からや母から受け継いだ汕頭刺繍のブラウスや和光の製品はきれなくなってもなかなか
捨てられないでいました。Tが日常に来ていたチェックのシャツとか身近に置いていました。小さい頃の
娘の姿がちらついたり・・・ 記憶を上書きして、感覚を永遠に心の中で取っておきたいと思いました。

最近のTVで拾った言葉
森山直太朗 記憶を上書きする
 「徹子の部屋」で疎遠だった父親と最後に過ごして語った言葉
久石譲 トトロのミュージカルのロンドン公演の成功について  本当に掘り下げたものはインターナショナル
 これは篠田正浩が心中天網島を撮ったころ、日本を掘り下げれば世界につながると言ったことと同じ。

 

3月7日



3月の歌舞伎は仁左衛門が出るので行くことにしていました。
他にも菊五郎、菊之助、幸四郎、そして追善狂言となった雀右衛門と
演目も充実していました。

昼の部

一、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

寺子屋

  松王丸
武部源蔵
戸浪
涎くり与太郎
小太郎
百姓吾作
春藤玄蕃
千代
園生の前
菊之助
愛之助

鷹之資
丑之助
橘太郎
萬太郎

四世中村雀右衛門十三回忌追善狂言

二、傾城道成寺(けいせいどうじょうじ)
  傾城清川実は清姫の霊
白川の安珍実は平維盛
難波経胤
真名辺三郎
童子花王
童子駒王
僧妙碩
導師尊秀
雀右衛門

廣太郎

亀三郎

友右衛門
菊五郎

真山青果 作

真山美保 演出

元禄忠臣蔵

三、御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)
  徳川綱豊卿
富森助右衛門
中臈お喜世
中臈お古宇
おいぬ某
津久井九太夫
上臈浦尾
御祐筆江島
新井勘解由
仁左衛門
幸四郎

宗之助
小川大晴
由次郎
萬次郎
孝太郎

 



 

菅原伝授手習鑑


どれもなかなかヘヴィーな題材です。
菅原伝授手習鑑は文楽であって行きたいと思っていたものでした。
菊之助の声がとてもよく通り、菊五郎と勘違いしたまだまだ歌舞伎初心者の私でした。
忠義のために悲しい決断をした二組の夫婦のドラマティックな展開の舞台でした。
この自己犠牲の話に終わると涙目の観客が多く、2月の歌舞伎と同じように私も泣きそうに
なりました。

今回の舞台ではどれも掛け声「大向こう」が多く、歌舞伎の華やかさが戻ってきた感じです。

 




 

傾城道成寺

傾城道成寺は清姫・安珍伝説を題材にしたあのおぞましい情念のストーリーですが、中村雀右衛門の追善狂言
ということでした。私は全然知らなかったのですが、高齢まで活躍された方だったのですね。

このストーリィは昨年行った高野山から熊野古道に向かう途中で寄った日高川沿い龍神温泉の近くが舞台だったのですね。
そんな伝説も生まれそうな・・

 

小浜御殿豊綱卿

次期将軍候補と噂される徳川綱豊と赤穂の浪人富森助右衛門との言葉の応酬のすごい、よくこれだけ覚えたということに
感心してしまう重厚な舞台でした。
仁左衛門は素はとてもジェントルなすてきな人なのに、悪役がすごく似合う色気のある俳優です。今回はその反面の
品格のある人の上に立つ人の苦悩があふれた役どころでした。どちらもできるところがすごいです。
幸四郎も強い思いが伝わる演技でした。
あんまり台詞が長いので途中意識を失いそうになりましたが、綱豊卿の台詞の「吉良の首を取っても主君浅野内匠頭は
喜ぶであろうか」という言葉は観客に対して説得力がすごくありました。今の復讐に復讐が覆いかぶさる世界を見ても
ほんとうにそう思います。

話は変わりますが、今のウクライナの兵士の苦悩も気の毒に思いました。人を殺すということの罪の意識で精神的に
立ち直れなくなりそうなのです。一時のベトナム戦争後の米軍兵士のことを思いだしました。
そこに来てローマ法王のびっくりする発言。白旗でなく対等に話し合いの場を持たせるようにしてくださいよ。
これ以上無駄に死者を出すのはやめてほしいです。攻めてきてその国を奪おうとする方が絶対に悪いではないですか。
赤穂浪士の仇討とは違いますが、ここで一言いいたくなりました。


この舞台を見る数日前にたまたまつけていたTVの「英雄たちの選択」で「赤穂浪士・最後の49日」を見ていたので、この判断は
江戸幕府にとってもとても難しいものであったということは理解していました。

 

今回の歌舞伎は下記のサイトに素晴らしいレポートが載っているのでそちらを参考にしていただくのが一番いいかと
思います。

菊之助×愛之助、雀右衛門×菊五郎&松緑、仁左衛門×幸四郎が美しい火花を散らす『三月大歌舞伎』昼の部観劇レポート

 

この日も朝早くて和服を着るパワーもなく、朝晩の寒さも強かったので、ぬくぬくと洋服で楽してしまいました。
香子さんは梅の模様の春らしい和服でした。歌舞伎座は朝早いのに和服の方が多く、組み合わせの参考になって
見るのが楽しかったです。

午前中からの長丁場でしかも充実した舞台で、まだ午後の光がある中、銀座まで風に吹かれて歩きたくなり
歩いてからカフェOhanaで一休み。混んでいた銀座の穴場でした。もう建物が壊されちゃったかと思いさがしてしまい
ましたが、まだありました。





 

夕食はセリとキムチとお肉を焼くとおいしいとTVでやっていたので、ホットプレートがない我が家では
フライパンで焼いて簡単でごちそうの夕食でした。キノコもなにもなかったので家にあったエリンギで。

 

March  7    2024    Ginza

 

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歌舞伎の醍醐味 ・・・ feeling the real pleasure of Kabuki

2024-03-06 23:55:42 | art

2月15日

久しぶりの歌舞伎座は勘三郎追善の公演でした。
中村兄弟がお父さんの勘三郎の当たり役の演目を見事に演じていました。
三作とも珍しくオペラグラスを離せないくらい、濃密で素晴らしく、久々の歌舞伎は大満足でした。
9日には名古屋中村で中村屋さん発祥の地にも行ったばかりでした。

 

十八世中村勘三郎十三回忌追善
猿若祭二月大歌舞伎


昼の部

一、新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)

野崎村

久作娘お光 
丁稚久松  七之助
油屋娘お染 児太郎
百姓
久作  彌十郎 
後家お常  

 

河竹黙阿弥 作
二、釣女
(つりおんな)

太郎冠者 
大名某  萬太郎
上臈   
醜女   

 

三世河竹新七 作
三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)

序幕吉原仲之町見染の場より
大詰立花屋二階の場まで

佐野次郎左衛門   勘九郎
兵庫屋八ツ橋    七之助
兵庫屋九重     児太郎
下男治六      橋之助
兵庫屋七越     芝のぶ
兵庫屋初菊     
遣手お辰      歌女之丞
女中お咲      
若い者与助     吉之丞
絹商人丈助     
絹商人丹兵衛    片岡亀蔵
釣鐘権八      
立花屋女房おきつ  
立花屋長兵衛    
繁山栄之丞     仁左衛門

 


お昼の公演は初めてでしたが、追善公演のためか、どこか熱気にあふれていました。





勘三郎さん、亡くなられてからだいぶたってシネマ歌舞伎で見て、そのパーソナリティと芸に驚きました。
歌舞伎は数年前まで全く興味がなかったので。その映画が今回演じられた「籠釣瓶花街酔醒」でした。

「野村」ではそれぞれの気持ちが交錯してドラマティックな展開で、舞台の中に入り込んでしまいました。相手を
思いやる気持ちが苦しく伝わってきました。また父親役の彌十郎、大河ドラマの鎌倉殿に出ていましたが、初めて見ましたが
とてもよかったです。

「釣女」は狂言が歌舞伎の舞台に乗ったもので、軽快なテンポの獅童のマイムが面白かったです。なかなか軽やかで
楽しめました。歌舞伎俳優は踊りが基礎になっていることがよくわかります。


「籠釣瓶花街酔醒」
この演目は最初吉右衛門で見に行く予定でしたが、コロナで中止になったもので、あとで勘三郎・玉三郎でシネマ歌舞伎で見て
その美しさと演技に圧倒されました。今回次世代が育って立派な公演で頼もしく思いました。勘九郎もお父さんに似た感じで
七之助もあでやかで凛としてとてもよかったです。仁左衛門はいつものかっこいい役どころですが、舞台の上の年齢差は
感じられないベテランの風格がありました。

瞬きもできないくらいオペラグラスで見つめていました。

勘三郎さんへのいい公演ができたのではと思い、勘九郎、七之助さんには拍手をいっぱい送りたいです。


幕間に見た写真は篠山紀信が亡くなられる少し前にとられたもののようでした。



朝11時からの公演だったのと、前日お茶の稽古で着物を着たので、この日は着ることが
できませんでした。 K子さんはすっきりと大島でいらしていました。


今までも、吉右衛門、玉三郎、仁左衛門と素晴らしい歌舞伎に出会ってきましたが、この次世代の歌舞伎に
とても感動して、帰りにクールダウンが必要でした。アメリカのペンパルにバースデーカードを買いに
銀座4丁目の方に向かい、教文館カフェでひとまず休憩。




いつもの定位置です。




そういえばイースターでしたね。


教文館でバースデー・カードもみつかり、伊東屋には寄らないで帰れました。


Feb.15  2024   Ginza

 

                       

その前日14日の茶の湯の稽古には宝尽くしの着物でした。



 

 

 

 

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三田村ファミリーの歴史をたどる展覧会 ・・・ exhibition of the Mitamura family

2024-02-27 23:59:29 | art

2月26日

明治/大正/昭和/平成/令和

江戸蒔絵赤塚派三田村の漆藝家としての家訓は、同じ表現はしてはいけない、というものでした。 先人の努力の結晶
である技法は受け継ぎつつも、一目で作者がわかる作品を発表しなさいということです。 それぞれが自分を模索する中で
漆以外の美と技法も学んできました。 明治から続く三田村家4代、5人が創り出す漆藝作品は、受け継がれて来たものと
自らが創始したもの、時代の美意識の違いが合わさり、さまざまな表情をしています。 まさに伝承から創新の結果なのです。
5人の個性が創り出す漆藝の世界を鑑賞していただければ有り難いことです。( 三田村 有純 )

 

富士山の手前の山にも雪が少し積もっていた晴れ渡った月曜日。
中学の同期の三田村君の展覧会に同期生3人と一緒に伺いました。
よくわからないストレスフルな渋谷駅からバスに乗って世田谷区のギャラリーへ。


三田村君のギャラリートークで作品を鑑賞しました。
この部屋に三田村家のすべてがあるとのことでした。



 

三田村自芳 (祖父)

朝顔の葉とコスモスの花・・そして朝顔の種。
命の移ろいを描いています。

三田村秀芳 (父)

大正から昭和にかけてのモダンなデザインの画風の作品です。
多くのデザインも手掛け、今でも私たちの身近な商品にも使われています。
昔はグラフック・デザイナーもいなくて、工芸家等が依頼されてデザインしていたと
後から1階のパッケージの前で奥様に伺いました。

 

 

三田村有純

三田村君のテーマは天と地とその間の水(龍)・・
いつも壮大な宇宙観の作品です。

三田村雨龍 (長男)

木彫の分野でも活躍されている雨龍さんの新しい感覚の漆工芸のオブジェ。
自芳氏のまいた種がここまで飛んで芽を出しました。

三田村有芳(次男)

りんごを時間軸の変化ともに。
中国精華大学で学び金属工芸をベースとして15年間中国で研鑽を積まれたとのこと。

 

祖父から息子さんたちの作品が一堂に会していました。
祖父がまいた種がはじけてひ孫までつながった三田村家4代がそれぞれ古い技法を学びながら
新しいものを追求していった結果です。

隣にはお孫さんの作品もあり、三田村家5代が繋がっていました。

古いものを守るだけでは滅びてしまうという祖父の教えを守り、それぞれが独自の世界を作り上げ見事なものでした。
祖父に当たる三田村自芳氏の生命に対する表現が素晴らしく、牧野富太郎の植物画のようでもあり、小動物が必ずいたり、
新しい命が生まれることを予期する、自らは滅びゆく姿などただ美しい蒔絵でない宇宙や自然を感じさせる作品でした。

自然に対する思いはひ孫の代までしっかりと伝わっていました。

 

三田村君はペルシャ絨毯の研究者でもありました。



ウィリアム・モリス研究のことは知っていましたが・・

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなアリも描かれています。


テントウムシも

 

三田村君の春の雨が感じられる漆の絵も素敵です。















木の実をイメージしたペンダントトップ




水分を芽に与えるさまを表現したお芋








昼と夜、遠近を描いたもの。 時間と空間の変化を一枚の絵に込めています。
私は月の光かと思ったけど・・・





 

 

 


どれが明治時代か大正か、昭和か楽しみながら見ました。

三田村君が戦争中紙にくるんで防空壕の下に隠して作品を守ってきたと話していましたが、文化財を守ってきた
三田村家は女性が支えてきたからこそ存在したと語っていました。👏

その奥様からもたくさん説明をお聞きして、漆の世界がより分かるようになりました。
縄文時代から受け継がれてきた日本の伝統工芸。抗菌・防火作用もあるのに、使い捨ての物に変わっていく時代。
大切に守って行きたい文化だと改めて思いました。

 

Feb. 26  2024  Setagaya

 

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整形外科通院の次の日は茶の湯のお稽古 ・・・tea ceremony practice the day after orthopedic surgery visit

2024-01-24 23:59:33 | art

昨日はお茶の水の整形外科に膝の様子を確認に行く日で、その前に友達とランチの予定でしたが、
なんと彼女は包丁で指を切って、それが化膿してしまって病院に行くことになって延期となってしまいました。
年を取ると免疫力が低下するので思わぬことになってしまいます。テープを貼り替えたら、腫れあがって
しまったとのこと。一昨日の夜に痛くてという電話をもらったので、できるだけ早く救急外来に行った方が
どんな菌が入ってしまったかわからないからいいのではと話しました。そんな話をしているうちに主人のことで
何度救急車で夜中や朝に病院に行ったことかと思い出してしまいました。娘が小さい頃は義理の姉に来てもらって
私は深夜まで病院にいたこともありました。恩人の姉のことを久しぶりにほんとうにお世話になったと思い出しました。
クラシックのコンサートに誘ってくれて都民劇場に行くようになったのも姉のおかげです。

整形外科では久しぶりに先生に診ていただきましたが、「山に行って大丈夫だった?」と心配されました。12月の鞍馬の件です。
よくなってきているけどまだ左足には違和感が・・ まだ少し左足がむくんでいるようですが、筋肉状態も動きもよくなって
いるとのことで、もう少し筋肉をつけるリハビリを時間があったらやって行った方がいいとのことで機能リハビリテーション
の予約を続けた時間で取ってもらいました。セラピストから足の筋肉をつける体操とお茶の時の正座が無理なくできるように
その前に特にするといい運動を教わりました。そのせいか、今日のお茶の稽古の正座はほぼ大丈夫でした。ブランケットも
持って行ったのですがはさまなくても大丈夫でした。そして昨日のセラピストの診断では正座が膝から来ているふくらはぎが
固くなっていることが影響しているかもとのことでした。膝が痛くなってから足が外向きになりがちなのも影響しているかも
しれません。内側に重心が来るように意識することも大切です。

今日のお茶の稽古には和服で行こうかと思っていたので、ちょっと迷っていましたが実行。和服は祖母が着ていた鳳凰みたいな
鳥が描かれているものか、宝尽くしの柄の型染に黒字の定番の唐草と梅かどちらかかと思ったのですが、なぜか祖母の着物が
とても着たくなってそれにしました。帯は吉祥さんの今は亡くなられたご主人が出来上がった時にお手紙をつけて送ってくれた
オーソドックスな袋帯。
私が和服を着始めてすぐからいろいろ教えていただいたのが吉祥、しぎや、池田さんです。そうそう銀座三越の今はないサロン
・ド・キモノの小板橋さんも。今一番行っているのが骨董通りに銀座から引っ越してきた「とみひろ」の宮良さん。でももう
行かないことにしました。今あるものを生かすこと。

また道明の帯締めになってしまいました。どれにでも合ってくれます。

和服で出かけたら、地下鉄に乗った時に若い男の子がちょうど座ろうとしていて
私が乗ってきたのを見て、どうぞこちらへと手招きしてくれたのでおかしかったです。
着物を着ていると大事に扱ってくれるのね。

 

表参道のいつもの曲がり角のスペースです。

 

 

 

第4水曜日の茶の湯の稽古は13:00~スタート。

前回もかけてあった掛け軸は

「春入千林處々鶯」
春、千林(せんりん)に入る處々の鶯。

同じ方の書で、もっと春という字が大胆でした。林も本当に林のような字でした。
新春のお茶席によく掛けられるとのこと。表千家家元の初釜では元伯宗旦筆のこの句の軸が毎年掛けられるそうです。

今回は私の次の方が急にお休みになったとのことでゆっくり2回お稽古させていただきました。
お茶は覚えなくてはならないことがたくさんあるので大変です。その場で2回してももう忘れているのだから、
家に帰ってからメモでは定着しませんね。いつもポストイットに書いて貼って並べていますが、今日は帰ってから
大きなノートに書いたら2Pにもなってしまいました。
美しく、無駄のない動きの所作。難しいですね。でも根本はおいしいお茶を点てること。フォームにこだわっていて本質を
忘れてはいけません。

15:30過ぎまでお稽古だったので、最初に計画していた根津美術館はどうしようかと思ったのですが、こんなに近いので
今日行くのがベストです。28日に企画展が終わるのでもう時間もありません。

 

見たかった展覧会です。

奈良時代の上代裂の色も細かい折りも素敵でしたが、江戸時代の能装束がすてきな色合いでその世界に
浸りました。これが江戸時代の色かと・・・大好きな色合いやデザインです。江戸時代は長かったけど
なかなか今まで今一つ興味がわきませんでしたが、北斎や若冲やなんとも斬新な世界です。

 

 

冬のお庭散歩もなかなかです。
もうカフェが閉まっていて、お昼をほとんど食べていないので、おなかが空いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お庭を一回りして、係の方の手が空いたときに写真を撮っていただきました。

 

夕方寒くなってはいけないと思い帰ろうと思っていたのですが、つい足がレジュ・グルニエに向いてしまって
水分等補給をしました。

 

OMOHARAREALより写真をお借りしました。
ほろ苦い思い出の場所です。

 

いつもはオレ・グラッセですが、ブレンド・コーヒーもおいしかったです。
もうおなかがすいてしまってガトーショコラと・・・

家に帰ってから全身の写真がなかったので鏡で撮りました。

 

そのうち娘も帰ってきたので、娘に撮ってもらいました。

 

着物もお茶ももっと上手になりたい私です。

 

Jan. 24  2024  Minami-Aoyama

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お正月は友達と落語のひと時 ・・・ enjoying Rakugo at New Year's

2024-01-07 23:51:59 | art

1月6日

1年ぶりの落語。昨年は行く機会がありませんでした。
人形町花緑亭の案内が届いてすぐ申し込み、落語の好きな友人と聞きに行きました。
お正月に落語もいいのではと思って。

初めて落語を聞いたのが、この人形町花緑亭。会場の大きさも落語を聞くのにはちょうどいい
劇場です。

会場は水天宮からすぐ近くの日本橋劇場。


 

1月6日

第29回 人形町花緑亭

柳家圭花 ふぐ鍋
柳家花緑 二階ぞめき
     柳田格之進

いつも演目がその日にならなければわからないのも楽しみです。
そして枕が楽しくていつも終わるのかしらと思うくらい長く続き、時に落語より長かったりして。

枕の中にたくさんの真実がちりばめられています。
落語は音楽と同じように聴衆がいてこそ成立する芸術。聴衆がいなければただの独り言ですから・・
完成することのない芸術とも。ざるの上から水が流れているようなものでいっぱいになったと思っても
流れて行ってしまう。それで精進が必要なのでしょう。花緑さんは飽きることがないと話していました。
自分がしたことは自分に返ってくるといういうのもふだん忘れていることです。

前座の圭花さんのも面白かったです。師匠からフォームを習っている感じがしました。でもやる人で全く
変わるのが落語で発展途上の二つ目の落語を楽しみました。

花緑さんの最初の演目「二階ぞめき」は2回目でしたが、前回とはやっぱり違っていて、変えて行っているのが
よくわかりました。一人芝居なのに周りの世界が目に浮かんでくるようでほんとうにおもしろい芸術。本当に
江戸の世界にこちらも入り込んでいくような感じです。そしてよく笑いました。

二つ目の演目は講釈もので、初めて聞くジャンルの落語でした。とてもシリアスで花緑さんの顔も引き締まって
いつもとは違いました。座って話しているだけなのにその状況が浮かんでくるのが不思議です。落語家は時に
脚本家にもなり、この格之進は最後の方でシチュエーションを自然な感じに変えていると後からネットで見て
知りました。お正月の高座にふさわしい重厚な作品でした。だって花緑さんが笑わないんだもの。
この「碁盤斬り」は草彅剛主演で映画化され今年封切されるとか。

演目が終わって、ロビーに出るともう花緑さんがいらして、いきなりの握手。格之進は初めてで俳優さんのよう
でしたと感想を言って帰りました。

友だちとお茶でもして帰ろうということになり、日本橋方面に歩いて行きました。

途中、銀杏八幡宮、銀杏稲荷に寄りました。











そのあとで、兜町の銀行をリノベしたというすてきな複合施設のカフェでおいしいコーヒーを
飲みながら、たくさんおしゃべりをしました。なんだか私の方がいろいろ話してしまって
聞いていただいてありがたかったです。暮れから新年にかけていろいろなことがあって
この方針でよかったのかなと思ったりしていたので。










 

兜町は金融の発祥の地ですが、今はすてきなバーが多そうなおしゃれなイメージに変わって
きていました。

厳しい新年のスタートでしたが、新年の落語会で楽しい一日を過ごすことができました。

Jan. 6 2024  Nihonbashi 

 

 

次回のチラシが置いてあったので友達とこれも行ってみようということになりました。


こちらは昼の部だけ行こうかなと話しています。新宿末広亭は初めてです。

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玉三郎の歌舞伎公演に久しぶりに和服でお出かけ ・・・ first Kabuki viewing in over half a year

2023-12-07 23:55:38 | art

12月4日

 

 朝陽に染まる富士山

 

久しぶりの玉三郎の公演に和服で行くべきと思い、和服もまた久しぶりでしたが、着るのが大変でした。
途中で何回洋服に変えようかと思ったくらいですが、何とか難関を超えて着ることができました。
いつも問題が起きるところです。前日着て行くものをそろえたのですが、季節も変わりローズカラーを使わない
ので袷の長襦袢の襟芯を入れるのを忘れていて、襟芯を探すのに時間がかかりました。一度襟芯をなくして
ちょうど出かけ先だった鈴乃屋で少しいい襟芯を買っていたのでした。これはまいておけないので、和服タンスに
長いまま入れていたものでした。次の問題は和装ブラ。これは前をチャックであげるものなのですが、ぴったりで
チャックがなかなか上がらない上にチャックが壊れそう・・ 買い替え前の古いものも持ち出してきて見てトライしたり
でもやっと新しいもので無事閉めることができました。最後は帯板。前結び用のものなのですが、ワンサイズしかないらしく
これもきつく、なかなかマジックテープがきちんと止りません。何度洋服にしようと思ったことか・・
久々の着物大変でした。何とか予定時刻に出かけることができましたが、着付けもガタガタです。要するにもっと痩せなけば
いけないということ。
①長襦袢の襟芯②着物ブラ③前まわし用帯板 の3点が問題でした。②③についてはワンサイズ上にしないとだめかな?

季節の最後に付けたかった菊の花の帯。
久々に博多織のお召。帯揚げは自分で染めたからし色。

 

歌舞伎座12月公演

第三部

一、猩々(しょうじょう)

猩々  松緑
酒売り 種之助
猩々  勘九郎

泉 鏡花 作
坂東玉三郎 演出
二、天守物語

富姫         七之助
姫川図書之助     虎之介
舌長姥/近江之丞桃六 勘九郎
薄          
小田原修理      片岡亀蔵
朱の盤坊       
亀姫         玉三郎

 

 

 

華やいだ感じがする夜の歌舞伎座です。
外国人観光客も目立つようになってきました。お客さんがチラホラいて、立見席はほとんど
外国人でした。中には和服を上手に着こなした若い方もいました。

 

 

 

 

 

 

 おなかすいちゃうといけないのでアンパンを買って

 

初めて見る緞帳は歌舞伎座新開場10周年を祝って清水建設から寄贈されたもの。
日本画家・田渕俊夫画伯作の「春秋」を原画としています。

 

 

 

「天守物語」の中村七之助(左)と坂東玉三郎(C)松竹(報知新聞社)

 

玉三郎は主役ではありませんでしたが、かわいらしく、七之助に次世代が確実に育っていることを
知りました。とても上手でした。演出が玉三郎ですごく美しく幻想的な世界を描いているとともに
人間の愚かしさを俯瞰している舞台でもありました。

私は久々の和服で今回は締め付けられた感があり、水分もあまり採らずに狭い身動きのできない座席で
長時間じっとしていたら次第に膝が痛くなって耐えられない寸前になってしまい苦しくなりました。
足を動かせないことがこれほどつらいこととは初めての経験です。冷や汗も出てどうなることかと
思いましたが、帰る時にロビーで少し休憩してから歌舞伎座を出ました。動きだせば痛みが減ってきました。
椅子に座っていたら、自分も動けなくて足が痛くなったと話しかけてきてくれた方もいました。
なんだかエコノミー症候群の始まりかと思いましたが、その後たまたま検査で行った近くの家庭医に聞いてみたら
エコノミー症候群は痛くならないで、血栓が飛ぶ恐ろしい病気と知りました。血液循環の大切さを知りました。
和服も締め付けるのはあまりよくないと言われてしまいました。
友人も他の病気ではないかと心配してくれていましたが、大丈夫なようです。

いつも大変お世話になっているK子さんとのツーショットです。
隅から隅まで行き届いたコーディネイトとすっきりした着姿がすてきな方です。
私はぐちゃぐちゃ~。お着物は自分で仕立てられたのがすごいです。帯揚げの色も素敵な
アクセントで緑の帯締めがクリスマスらしさを出しています。私も緑にしたのでお揃いです。
なぜかクリスマスやお正月はツリーや松の色、緑を入れたくなります。

 

玉三郎が富姫を演じている映画を借りて見ることにしました。玉三郎の出番が終わってから
急に膝が痛くなってしまったので、台詞が長く感じられ大変でした。自分の体が耐えられるうちに
終わってくれることを願いながら見ていました。

 

 

Dec. 4  2023   Ginza

 

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Spring cannot be cancelled (春が来ることを忘れないで)・・・ David Hockney

2023-11-26 23:59:54 | art

11月2日

春が来ることを忘れないで ディビット・ホックニー

沈みがちな日々、以前から行きたいと思っていたホックニー展に行って心が上向きになりました。
人々を明るくする楽しい展覧会でした。見ていて笑っている私がいました。

 

デイヴィッド・ホックニー《No.118、2020年3月16日 「春の到来 ノルマンディー 2020年」より》2020年

 

 

美術手帖 ディビット・ホックニーが現代美術の最高峰と言われる理由とは

 

水のリトグラフがすてきです。

 

「デイヴィッド・ホックニー展」ホックニーさんからのメッセージ / a message from David Hockney

ディビット・ホックニーの動画にiPadで制作のものもあり、86歳になるという彼がiPadを使い絵を描くという
斬新な手法を見ることができます。いつまでも若々しい、ホックニーです。

 

久しぶりの東京都現代美術館


 

 

展覧会はほぼ全時代の流れを追った大々的なものでした。
一部撮影可の所がありました。

 

 

 

ノルマンディーの四季を追った素晴らしい絵巻物です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

iPad で絵がどんどん完成されていく様子や、いくつもの絵がはてしなく流れて投影
されるものもあり、長いこと見て楽しみました。

 

 

 

 

併設のコレクション展、サム・フランシス、横尾忠則も見て帰りました。

 

清澄白河はおしゃれなコーヒー店も多いのですが、近くのお店でランチを食べて帰りました。

 

 

 

 

森の中を歩いたような素敵な展覧会でした。

 

Nov. 2  2023  Kiyosumi-Shirakawa

 

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すてきな雲の流れる日 ・・・ a day with beautiful clouds

2023-11-24 23:59:59 | art

11月23日

今年3月に会ったのが最後だったのですね。その時は戸栗美術館に行ってシノワでランチでした。
不思議なつながりのアルさんとA子さん。和服を着たくなってよくみんなで和服でお会いするのですが、
今回は私は和服着るパワーがなくて・・ 楽な格好で参加しました。A子さんも出かける直前まで忙しくて
着ることができなかったとのこと。

東御苑の三の丸尚蔵館で開かれている特別展のお誘いがあり、久しぶりに話したいねということで
ランチを一緒にしました。場所は東御苑に竹橋方面から入ることにして如水会館です。

家の近くの公園もやっと秋めいてきました。

竹橋の地下鉄から上に上がれば、近代美術館の棟方志功展に人が流れていましたが、
ランニングする人やら外国人がチラホラ見られる皇居周辺です。

皇居の自然が美しく、気持ちよく晴れたいいお天気の秋の一日でした。


如水会館のレストランでゆっくり話しながらのランチです。
皆でこうやって元気に会えることがうれしいです。

 

 

このお着物私も大好きで会うたびに聞いてしまいます。本塩沢の万筋です。
帯もお気に入りの雁。帯締めは糸を探してご自分で組んだものです。きれいな赤でした。

 

 

アルさんが撮られた傑作。

この雲は鱗雲っていうのかしら?

平川門から入ります。

東御苑も久しぶりです。先月亡くなった小学校からの親友とも何回か来た思い出の場所。

 

クコの花も残っていました。


 







 

 

 

 

 

 


4時になったのでやっと入ることができました。



一番見たかったのは若冲。今までに見たことのあるものでしたが、時間で完全予約制だったので
混まずに見ることができ、しかも写真撮影OKでした。






 

 

 

 



 

 

 

 

春日権現験記絵巻
鹿が生き生きと描かれています。

 

蒙古襲来絵詞
こちらの馬も躍動感があります。

 

 

 

 

 

4時の回だと帰りはすっかり暗くなって・・・

 

丸の内はクリスマスイルミネーションが始っていました。

 

 

 

久しぶりにどこまでも広がる雲を見て、秋の空気の中、自然とおしゃべりと、日本の芸術を
楽しみ、最後にはクリスマスが近づく街の中を通って帰る充実した一日でした。

 

Nov. 23  2023  The East Garden of the Imperial Palace
          The Museum of the Imperial Collections, Sannomaru Shozokan

 

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森に集う:片田好美 水彩画展 ・・・ Yoshimi Katada exibition at Seijyo

2023-11-06 21:56:31 | art

11月5日

何年ぶりかで成城の緑蔭館ギャラリーに蓼科の森がやって来ました。
片田好美さんの鳥と花の水彩画展です。

片田好美さんは薬科大出身、その後ジュエリーデザイナーや木版画家を経て、自然と共に
暮らし、鳥や花を描く水彩画家となった異色の経歴を持つアーティストです。
そのきゃしゃな体で冬は雪深い蓼科の山の上に住み、鳥や動物たちと共に生きて、絵を描き、音楽を
聴いて暮らすパワフルな女性です。その活動を支えているのが妹さんの年美さんで作品のすべてを
整理してデータ化されているとか。

この日の展覧会にはたまたま軽井沢から戻ってきている自然の好きな従妹も誘って、娘と一緒に朝早く出かけました。
諏訪ッチご夫妻とも何年ぶりに会うのでしょう・・。そして午後には繪子さん一家もすらっと背が伸びたお嬢さんと
一緒に来てもう7年ぶりくらいかしら・・ マーさんもお元気そうで素敵なご家族でのびやかに暮らしている
様子がわかりました。Uさんが思いがけず玄関に現れたときは私は驚いてUさん!と大きな声で叫んでしまいました。
諏訪ッチさんとUさんも引き合わせることができたし、鳥が好きな従妹に片田さんと諏訪ッチさんを紹介できて
良かったです。トントンが来ることができなかったことがちょっと残念でしたが、この年になると体調が第一です。
こんなにこの場所に親しい方たちが集うなんて・・ Uさんとも久しぶりでうれしく、花情報を教えていただいたり・・
今までの何年分かが凝縮したような時間でした。
片田さんは娘にまで話しかけてくださって、来ている方たちにも丁寧に質問に答えたり、絵の描き方や色の出し方まで
教えてあげていました。多くの方が見えていたので、あまりお話ができなかったのですが、お会いできただけでも
嬉しかったです。

 

左端に絵の説明をされている片田さん・・

 

 

 

 

 

鳥たちの目がかわいくてたまらない・・ 片田さんが同化している自然。
片田さんは鳥の性格を見てからその絵を描くとのことです。愛情の深さがわかります。
そしてただ描くのではなく、鳥についてすごく勉強をされているのです。

森で暮らす片田さんにしか描けない、命のある自然です。
原画はやはりパワーがありますね。

 

Nov.5  2023  Seijyo

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鎌倉VIVANTでAicoさんと作宮さんの個展を見る ・・・Aico & Takashi Sakumiya's works @Galerie Vivant

2023-09-24 23:55:18 | art

軽井沢の夏を振り返り中ですが、少し今に戻して、家の周りで咲き始めたヒガンバナを。

誰かが植えたのか今までに咲いていなかったものです。猛暑日が続いていたのに急に
秋を感じさせる花です。花は気温だけでなく日照時間にも影響されて季節を感じるような
ことを聞いたことがありました。

それが何と2日後に切り取られていて、他の場所のヒガンバナは咲き始めていました。
野や道端に咲く花はそこを通る人が楽しみにしているもので、ひどいことをする人が
いるものです。

 

9月19日

外出が困難な北鎌倉の友人を訪ねて、それに合わせて鎌倉で開催されている展覧会に行く
予定でしたが、友人の体調が悪くなり病院に行くことになったので、横浜にいる妹と
個展だけ見に久々の鎌倉行きとなりました。友人には体調がいい時にまた知らせてもらう
ことにしました。


益子の小学校の同級生から出来上がった陶器と一緒に送っていただいた
お手製のブローチをさっそくつけて出かけました。北鎌倉の同じ同級生の
親友にも見せてあげたかったのですが・・


 

以前銀座にあったギャラリーヴィヴァンは鎌倉に移転していました。

今ではVIVANTと言うだけでざわつきますが、
ヴィヴァンはフランス語で“生き生きした”の意味で、そういう作家さんの作品と
ファンタスティックな万華鏡のコレクションで元気がもらえる画廊です。

 

Aicoさんは妹の会社の先輩だったので、同僚の方たちとかがいらしてました。
彼女は画家に専念するため、すぐ会社はやめてしまったのですが・・

 

 

 

力強いブルーです。

 

 

Aicoさんのカラフルな生命の世界と対照的なご主人、作宮隆さんの活け花炭という
炭化した植物のモノクロの世界。麦の穂とか好きなのですが反射して写真がうまく
撮れません。

 

 

 

 

作家さんの万華鏡もあり、手に取って回してみると楽しい世界が広がります。

 

 

 

ボビンレースの世界にも似ています。

 

妹は、鎌倉にも住んだことがあるので、地元の人が行きそうな中華でランチ。

 

 リーズナブルでおいしかったです。 デザート付でした。


話も尽きなかったのですが、少し歩いて市場の中のパン屋さんでフォカッチャを買って
駅に向かいました。

駅に向かう途中、なんとこの看板に出くわしてしまい、ちょうどコーヒーを飲みたかった
こともあり、即二人で中に入りました。


初物の和栗で、しかも午後2時から限定のモンブラン。
お店のことも何も知らないで入ったので、値段も知らず、メニューを見て高いのに
びっくり。妹はカウンターで支払うまで気が付かない太っ腹です。
小布施の朱雀モンブランよりも高いか同等くらいでしたが、そこよりおいしかった感じでした。
妹とお茶をするなんて、何年ぶりかなので贅沢も良しとしました。
後から知ったのですが、お店はチョコレートの専門店でChocolate Bankと言う名前で
建物はもともと銀行だったところ。外の夜間金庫もそのままで、中にも金庫室の入り口が
そのまま残してありました。
モンブランは夢のようにふわっとした感触で、中の生クリームにはカカオビネガーが入っていて
スッキリとしています。熊本の栗を熟成して使っているモンブランは賞味期限3分ですって。



 

友だちには会えなくて残念だったけれど久々の妹との貴重な時間を過ごしました。

 

Sep. 19  2023  Kamakura

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