Reflections

時のかけらたち

当たり前のことが・・・

2008-01-31 22:53:46 | a day in the life


先週の土曜日だったか、食事の後片付けで、食器を拭いている時にふだん
使っている食器の美しさに改めて驚きました。
ふだんこんなにゆっくり食器も見ないし・・・

そしてふだん当たり前だと思っていることが「当たり前でない」ということ。

昨年の夏、井上靖の「化石」を結構いっきに読みました。それこそ30年位前に虎ノ門ホールに試写会の券をもらって映画を見たものでした。映画は岸恵子と佐分利信、山本圭などが出ていて監督は小林正樹。フランスのロマンの寺がでてきて何かとても心に残り、本があれば読んでみたいと思っていましたが、本屋では見つからず図書館の検索で見つけ借りてきました。
それは死の淵から生を見、立ち止まって生を考えるものでした。
ふだん当たり前だと思っていた世界が当たり前でなくなるものです。
そして死の淵からもどるとその時に感じた生き生きとした世界が「化石」になってしまうというものでした。
本当に生きていたと実感した瞬間が過ぎ、主人公は思います。あくせく人を押しのけ生きていくのはいやで、もっと他人のことも考え「鳥の声を聞いて、ああ、鳥が鳴いていると思い、花が咲いているのを見て、ああ、花が咲いていると思う、そんな生き方がいいですね。」と結びます。
私もいつかオータン、ヴェズレー、トウルニュー(ブルゴーニュ地方)に行ってみたいと思いました。



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夜が明けていく

2008-01-31 00:45:51 | a day in the life


一日の始まり・・・・地平線の淵が徐々に明るくなってくる。
日の出はいつも私を感動させる。
太陽のおかげで、昼間は暖かく恵みを受ける。
あんなに遠くにあるのに。
原始そして今も太陽に対する信仰は人の心の中にあると思います。
闇と光・・・







街が目覚めていく・・・
かすむビルの中にそれぞれの人々の暮らしがある。





一つとして同じ日々はなく、毎日が新しい日、新しい経験。
そしていつか終わりがやってくる。

ベストセラーの映画化「イングリッシュ・ペイシェント」は
壮大なアフリカの砂漠の風景に「人はみな死ぬ」という
ナレーションから始まります。


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