Reflections

時のかけらたち

フィガロの結婚

2008-01-22 23:36:14 | music

プラハ国立劇場(スタヴォフスケー劇場)


1月20日
東京文化会館にてプラハ国立劇場「フィガロの結婚」を初めて見ました。
実際にオペラを見に行ったのは15年以上も前ロイヤルオペラ(ホセ・カレーラス/アグネス・バルツァー)による「カルメン」、そして一昨年のブルノ歌劇場、ベッリーニ大劇場のステファニア・ボンファデッリの「夢遊病の女」に続きます。(映画のオペラではゼッフェレッリ演出の「ラ・トラヴィアータ」、「オテロ」等) 

予めストーリーを教えていただいていたのと、パンフレットを事前に読み、忠告に従い字幕もできるだけ見るようにしましたので話を追うことができ、今までわけも解らず聴いていたこともありましたがより楽しむことができました。

まず、序曲からしてわくわくしましたね。モーツァルトが本当に楽しんでこれから始めるよといっているようでした。洗練された舞台でさすがモーツァルトにゆかりのある劇場です。キャストはどれもぴったりでした。フィガロはステキで、スザンナはいかにも若いお茶目な女の子、伯爵夫人は憂いがあり、伯爵も軽薄だけど憎めない感じ・・・でも一番私がすばらしいと思ったのはケルビーノの「恋とはどんなものかしら」でした。どのメロディーもモーツァルトらしくて(当たり前)、モーツァルトがオペラを書くとこんな風になるのねと感心しながら見ていました。
美しく、最高に楽しいコメディーでした(期待以上)。モーツァルトにはピュアな面、メランコリックな面 いろいろありますが、こんなにコミカルな面があったのですね。でもコミカルな中に真実があるような...
ブラボー鳴り止まないすばらしいオペラでした。最高のエンターテインメント。

後でパンフレットなど見ると歌手はほとんどプラハ音楽院の出身でしたが、ケルビーノだけはスウェーデン出身のクリスティーナ・ハマーストレームというすばらしい歌い手でした。

そして今日は子供の高校受験日でした。ふーっ
コメント (12)
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